先週24日に黒岩静枝さんの歌手生活60周年とオーナーであるジャズクラブ「DAY BY DAY」のオープン40周年を記念したディナーコンサートが札幌パークホテルで開かれた。全国からお祝いに駆けつけた300人を超えるファンは、歳とともにますます磨きがかかったヴォーカルと、老舗ホテルの料理を堪能した。
大きなブランクやスランプもなく60年のキャリアを持つシンガーは世界を見ても多くはいない。道内から東京、九州と各地で今も精力的にコンサートを開く。季節や天候、お客様の年齢層、その日の喜怒哀楽までをも考慮して2000曲持つレパートリーから最も相応しいナンバーを選ぶ。楽しい一日だった人は勿論、辛いことや悲しいことがあった方もステージが終わると笑顔に変わっている。歌手として勿論のこと、人として大きいからこそ為せる黒岩マジックに包まれたのだろう。
そして「DAY BY DAY」。バブル前夜の1983年9月13日に開店した。間を明けて行くとビルのフロアを間違えたかと思うほど店が変わるススキノで40年、それも同じ場所で営業しているのは数店しかない。ハンク・ジョーンズ、アニタ・オデイ、ヘレン・メリル、渡辺貞夫、日野皓正・・・壁には所狭しにサインが並ぶ。また、多くのミュージシャンが黒岩さんに鍛えられて此処からプロとして、指導者として育っていった。この店は札幌のジャズの聖地なのである。
翌25日に「DAY BY DAY」でオープンマイクが開かれ、パーティに参加した黒岩さんのレッスン生が歌って華を添えた。次の大きなコンサートは3年後の傘寿と決めている。今回の案内状に「老いるヒマなんかない」とあった。黒岩さんも歌を盛り上げるバック・ミュージシャンもファンも若くありたい。
大きなブランクやスランプもなく60年のキャリアを持つシンガーは世界を見ても多くはいない。道内から東京、九州と各地で今も精力的にコンサートを開く。季節や天候、お客様の年齢層、その日の喜怒哀楽までをも考慮して2000曲持つレパートリーから最も相応しいナンバーを選ぶ。楽しい一日だった人は勿論、辛いことや悲しいことがあった方もステージが終わると笑顔に変わっている。歌手として勿論のこと、人として大きいからこそ為せる黒岩マジックに包まれたのだろう。
そして「DAY BY DAY」。バブル前夜の1983年9月13日に開店した。間を明けて行くとビルのフロアを間違えたかと思うほど店が変わるススキノで40年、それも同じ場所で営業しているのは数店しかない。ハンク・ジョーンズ、アニタ・オデイ、ヘレン・メリル、渡辺貞夫、日野皓正・・・壁には所狭しにサインが並ぶ。また、多くのミュージシャンが黒岩さんに鍛えられて此処からプロとして、指導者として育っていった。この店は札幌のジャズの聖地なのである。
翌25日に「DAY BY DAY」でオープンマイクが開かれ、パーティに参加した黒岩さんのレッスン生が歌って華を添えた。次の大きなコンサートは3年後の傘寿と決めている。今回の案内状に「老いるヒマなんかない」とあった。黒岩さんも歌を盛り上げるバック・ミュージシャンもファンも若くありたい。