マリナーズのイチロー選手が、大リーグ史上で初めての9年連続200安打の金字塔を打ち立て、歓声の渦に包まれた。豪快なホームランや、豪速球による奪三振に最大の魅力を感じるアメリカの野球ファンは、イチローの放つ内野安打やバントヒットには魅力がないようで、2001年にメジャーデビューを果たしたころはブーイングの嵐だったという。野球の面白さはホームランだけでないことを、コツコツとバットで語り続ける人だ。
イチロー選手の偉業には遥か及ぶべくもないが、拙ブログも本稿が200本目になった。ヒットと三振を繰り返しながらこうして続けてこられたのは、毎週ご覧いただいている多くの皆様がいたからである。おおよそジャズ名盤を紹介するサイトとは程遠い内容だろうが、モダンジャズを中心にデキシー、スウィングからフリージャズ、ヴォーカルまで幅広く話題にした名盤、珍盤、奇盤の数々は、1枚1枚愛着があり、どのジャズ雑誌にも出ているホームラン的名盤よりも、話題にされない影に隠れたバントヒットのようなアルバムにこそジャズのエッセンスが詰まっているような気がする。その作品からジャズの奥深さに触れていただけたなら幸いである。
そして、何よりも拙稿にコメントをお寄せいただくのが一番嬉しい。コメント欄はベスト3を中心に、ときに見たことも聴いたこともないアルバムや、ジャズ人名辞典にも載っていないプレイヤーも挙げられ、マニアックなジャズ談義は勉強になり、話題から逸れた荒唐無稽、罵詈雑言、誹謗中傷も飛び出す展開の楽しさもある。その対話は、アート・ファーマーとドナルド・バードの「2トランペッツ」のインタープレイをみるようだ。同一楽器によるバトルで、ライバル意識からくる適度な緊張感と、お互いを尊重する調和のとれた4小節のアドリブ交換が見事だ。そこに流れる空気はコメント欄と同じように以心伝心以外の何ものでもない。
日本プロ野球で通算200勝を達成すると、名球会入りの資格を得るが、その投手のほとんどはインタビューに、個人記録よりもチームの勝利のためだと答える。そして、次の1勝が一心にバットを振る野球少年を育てるのだと。ブログは自己満足の世界ともいわれるが、底流にはジャズの啓蒙と発展がある。拙ブログで知ったアルバムでジャズの魅力を再発見し、次稿で一人でも多くのジャズファンが増えるならブログ冥利に尽きるというものだ。
イチロー選手の偉業には遥か及ぶべくもないが、拙ブログも本稿が200本目になった。ヒットと三振を繰り返しながらこうして続けてこられたのは、毎週ご覧いただいている多くの皆様がいたからである。おおよそジャズ名盤を紹介するサイトとは程遠い内容だろうが、モダンジャズを中心にデキシー、スウィングからフリージャズ、ヴォーカルまで幅広く話題にした名盤、珍盤、奇盤の数々は、1枚1枚愛着があり、どのジャズ雑誌にも出ているホームラン的名盤よりも、話題にされない影に隠れたバントヒットのようなアルバムにこそジャズのエッセンスが詰まっているような気がする。その作品からジャズの奥深さに触れていただけたなら幸いである。
そして、何よりも拙稿にコメントをお寄せいただくのが一番嬉しい。コメント欄はベスト3を中心に、ときに見たことも聴いたこともないアルバムや、ジャズ人名辞典にも載っていないプレイヤーも挙げられ、マニアックなジャズ談義は勉強になり、話題から逸れた荒唐無稽、罵詈雑言、誹謗中傷も飛び出す展開の楽しさもある。その対話は、アート・ファーマーとドナルド・バードの「2トランペッツ」のインタープレイをみるようだ。同一楽器によるバトルで、ライバル意識からくる適度な緊張感と、お互いを尊重する調和のとれた4小節のアドリブ交換が見事だ。そこに流れる空気はコメント欄と同じように以心伝心以外の何ものでもない。
日本プロ野球で通算200勝を達成すると、名球会入りの資格を得るが、その投手のほとんどはインタビューに、個人記録よりもチームの勝利のためだと答える。そして、次の1勝が一心にバットを振る野球少年を育てるのだと。ブログは自己満足の世界ともいわれるが、底流にはジャズの啓蒙と発展がある。拙ブログで知ったアルバムでジャズの魅力を再発見し、次稿で一人でも多くのジャズファンが増えるならブログ冥利に尽きるというものだ。