好天に恵まれた日曜日に、家族そろって郊外の大型スーパーで時間を忘れ買い物を楽しみ、帰ろうかと表に出ると大雨で立ち往生。駐車場の車を置いた場所まで買い物カートを運ぶにしても傘の用意はない。この時期よく見かける玄関先での光景で、変わり易い女心と秋の空のようだ。
スー・レイニーの「Songs for a Raney Day」は、雨にちなんだ曲を集めている。Sue Raney の名前と雨の rainy をかけたタイトルは、小生の発想同様、捻り過ぎていなく単純明快であり、好感が持てる。(笑)雨の中、彼がくるのだろうか、カーテンの隙間から外を見つめるスーの期待と不安が入り混ざった表情が美しく、組んだ手が微妙な女心を表しているようだ。ブルーを基調とした雨の日に似合うジャケットは、額に入れて飾りたくなるような清純なエロスともいうべきアルバムである。
クリス・コナーに似たクールでややハスキーな声のスーなのだが、落ち着いた歌いっぷりで、このアルバム録音時19歳だったというから驚く。どこぞのアイドル生産国の19歳の歌手とは違い、歌唱力も確かなもので既に大人の雰囲気がある。唄伴には定評あるビリー・メイのアレンジも原曲のメロディの美しさを損なわないもので、歌手の魅力を十分に引き出す手腕はさすがだ。アルバム冒頭からいきなり雷の音を入れ、最後を飾る「9月の雨」では稲妻が見えるような激しい雷音の後に雨音を入れる洒落っ気もあり、雨の憂鬱を忘れさせてくれるであろう。
「雨に唄えば」「雨を見たかい」「雨の中の二人」、古今東西、雨のヒット曲は多いが、40年以上前に流行った曲にカスケーズの「悲しき雨音」がある。当地にもある全国チェーンの大型スーパーでは、雨が降り出すとこの曲が流れるそうだ。洒落たアイデアでマニュアル通り全店同じだとは思うが、これを知っていると雨に当たらずに済むかもしれない。
スー・レイニーの「Songs for a Raney Day」は、雨にちなんだ曲を集めている。Sue Raney の名前と雨の rainy をかけたタイトルは、小生の発想同様、捻り過ぎていなく単純明快であり、好感が持てる。(笑)雨の中、彼がくるのだろうか、カーテンの隙間から外を見つめるスーの期待と不安が入り混ざった表情が美しく、組んだ手が微妙な女心を表しているようだ。ブルーを基調とした雨の日に似合うジャケットは、額に入れて飾りたくなるような清純なエロスともいうべきアルバムである。
クリス・コナーに似たクールでややハスキーな声のスーなのだが、落ち着いた歌いっぷりで、このアルバム録音時19歳だったというから驚く。どこぞのアイドル生産国の19歳の歌手とは違い、歌唱力も確かなもので既に大人の雰囲気がある。唄伴には定評あるビリー・メイのアレンジも原曲のメロディの美しさを損なわないもので、歌手の魅力を十分に引き出す手腕はさすがだ。アルバム冒頭からいきなり雷の音を入れ、最後を飾る「9月の雨」では稲妻が見えるような激しい雷音の後に雨音を入れる洒落っ気もあり、雨の憂鬱を忘れさせてくれるであろう。
「雨に唄えば」「雨を見たかい」「雨の中の二人」、古今東西、雨のヒット曲は多いが、40年以上前に流行った曲にカスケーズの「悲しき雨音」がある。当地にもある全国チェーンの大型スーパーでは、雨が降り出すとこの曲が流れるそうだ。洒落たアイデアでマニュアル通り全店同じだとは思うが、これを知っていると雨に当たらずに済むかもしれない。