カメラとともに自然を友に

多摩丘陵の自然を写し撮った写真を中心にしつつ、日々の暮らしのなかで目に触れたものを記録してゆきます。

夜桜

2012-04-11 | 美術
 彫刻は少なかったですが、このなかでは8世紀末から9世紀前半の作とされている「菩薩立像」に心惹かれて、ちょうど前にはソファがあったのでしばらく腰掛けて眺めました。最後は日本館にも寄ってから外に出るともう夜の帳が。科博前の夜桜が照明に浮かび上がっていました。

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ボストン美術館展

2012-04-11 | 美術
 「ボストン美術館 日本美術の至宝展」が行われている平成館には大きな幕が吊されていて140周年の文字が。今年で東博は140年目を迎えるということです。入館してしばらくはまだ混んでいましたが、4時半頃になると次第に空いてきました。やはり、落ち着いてゆっくり見るなら夜間開館している金曜日がお勧めです。今回は尾形光琳の「松島図屏風」や伊藤若沖の「鸚鵡図」が展示されるので楽しみにしていましたが、特に「松島図屏風」はまるでセザンヌを先取りしたような描き方をしていて斬新さを感じました。「鸚鵡図」ももちろんよかったですが、もっと大きな作品も見てみたいものです。曽我簫白も目玉のひとつということでしたが、「雲龍図」は胴体部分が欠落していても凄い迫力で、水墨画にはあまり魅力を感じない私もこれには脱帽。しかし、今回の展示で意外に心ひかれたのは12~13世紀に描かれた仏画で「普賢延命菩薩像」、「毘沙門天像」、「大威徳明王象」などは特に特に面白く見ました。動物好きの私としては頭が三つある白像に菩薩が乗っている「普賢延命菩薩像」は周りに描かれている不動明王(?)などとともにとても魅力的で見入ってしまいました。彩色はずいぶん失われてしまっていますが、描かれた当時は目にも鮮やかに描かれていたのだと思います。最新技術で復元したレプリカを見てみたいものです。

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