不動の滝のすぐそばには「区立等々力渓谷公園庭園」があり、手入れの行き届いた気持ちのよい庭園になっていました。説明資料によると7年前に公園として開園されたようです。これはイロハカエデでしょうか、新緑が目にも鮮やかでした。帰路は丸子川沿いの道を辿って帰宅。走行距離は17㎞余りでした。
不動の滝は落差4メートルほどで、崖からこんこんと水が湧き出しています。この滝を上がったところにある等々力不動尊には自転車仲間と4年程前に来ましたが、多摩川を挟んで目と鼻の距離にも関わらず等々力渓谷を歩いたのは約40年ぶりのことでした。渓谷沿いの歩道が整備されたりして景観が変わっているのでしょうが、昔の渓谷の記憶はほとんど残っていません。
この日の最終目的地は等々力渓谷で、環八辺りから渓谷に下って行くと「等々力渓谷第3号横穴古墳」があり、周辺はやや日陰を好むシャガの花が花盛りでした。下流に向かって歩いて行くと間もなく不動の滝に着きます。写真は滝付近の渓谷で、そろそろ新緑の季節を迎えようとしています。
先日は好天の中ポタリングを楽しみました。まずは丸子橋を渡って東京側に入り、玉川浄水場をのぞいて(ここは入れないのでまさに鉄柵の外からのぞくだけ)から、八幡宮古墳を目指しました。この古墳はまったく管理されていないようで、標識はあるものの草木が茫々としているばかりで、どこからどこまでが古墳かもわからず、立入禁止の看板が立っているので標識だけを撮って立ち去りましたが、この古墳を探しているときに目に入ったのが写真の五重塔でした。高さは相輪を含めても10メートル弱と思われますが、それでもなかなか立派に見えます。枝垂れ桜は終わりに近かったですが、その桜を入れて撮影しました。まさかこんなところで五重塔に会えるとは夢にも思わず、思いがけない出会いでした。