世田谷美術館の分館になっている向井潤吉アトリエ館へ。先日行った駒沢給水塔から500メートル程の所にありますが、今回はルートを変えて多摩川台公園、九品仏、駒沢オリンピック公園を経由して。到着すると走行距離計は11㎞を指していましたが、近くまで行ったところで少し迷ったのでその分走行距離が増えました。
画家が住まい兼アトリエとしていた建物を美術館としているので、展示点数には限りがありますが、落ち着いた雰囲気で鑑賞できました。庭には柿や欅、コナラなどが植栽されて緑陰を作っています。
向井潤吉は藁ぶき屋根のある風景を描いた画家ですが、今回の展示では画家が撮影した写真と絵が並んで展示され、比較しながら鑑賞できるようになっていました。絵にするには邪魔になる車などが省かれていたり、地形を少し変えていたりと写真との違いが見えて興味深かったです。
特に1986年に描かれた「遅れる春の丘」という作品が明暗のコントラストが力強く画面を引き締め、自然の中にひっそりと佇む農家が印象的で最も強く心に訴えるものがありました。
数十年前の農民の姿を撮った写真なども展示されていましたが、高度経済成長の中で失われてしまった風物が写されているという点で、先日世田谷美術館で見た濱谷浩の写真と共通するものがありました。
画家が住まい兼アトリエとしていた建物を美術館としているので、展示点数には限りがありますが、落ち着いた雰囲気で鑑賞できました。庭には柿や欅、コナラなどが植栽されて緑陰を作っています。
向井潤吉は藁ぶき屋根のある風景を描いた画家ですが、今回の展示では画家が撮影した写真と絵が並んで展示され、比較しながら鑑賞できるようになっていました。絵にするには邪魔になる車などが省かれていたり、地形を少し変えていたりと写真との違いが見えて興味深かったです。
特に1986年に描かれた「遅れる春の丘」という作品が明暗のコントラストが力強く画面を引き締め、自然の中にひっそりと佇む農家が印象的で最も強く心に訴えるものがありました。
数十年前の農民の姿を撮った写真なども展示されていましたが、高度経済成長の中で失われてしまった風物が写されているという点で、先日世田谷美術館で見た濱谷浩の写真と共通するものがありました。