9月2日金曜日。台風直撃前日。平日朝ラッシュ時ダイヤの続編です。阪急箕面線通勤準急を追いかけます。9000系梅田行きが発車した後、通勤準急箕面行きが到着。これもレアな存在です。送り込みも兼ねて箕面まで通勤準急が運転されています。利用者はさすがに少ないですが、レアもの種別マニアの私としては熱を上げて撮影したくなる電車です。力んだ結果、入線写真はいまいちの出来になってしまいました。写真って撮影対象を意識し過ぎるとあらぬ結果に終わることが多いですね。適度に力を抜いて打ち抜くというところは野球のバッティングにも通じるところがあるように思います。箕面線朝ラッシュ時の模様はこれにてだいたい 一通り撮れたので、今度は石橋駅宝塚方にて宝塚線の撮影を本格的に行います。ダイヤはパターン化されており、日生EXP、普通、通勤急行、準急の順番にやってくるので撮りやすいです。これに通勤準急と豊中始発の普通を組み入れたのが宝塚線の朝ラッシュ時ダイヤです。複雑なようですが、パターン化されているのでわかりやすいダイヤです。変遷を辿るとややこしいところもありますが…。通勤急行なんかは一旦廃止されて復活していますが、廃止前の停車駅とは一変しており、かつては急行の下位種
別だったのが今では上位種別になっています。通勤準急も然りで、以前は通勤○○は下位種別で用いられていたのが、現在は上位に来るようになっています。この辺りは阪急全体でも統一性に欠けており、路線によってまちまちなところがあります。神戸線では通勤特急も通勤急行も特急、急行に対して停車駅が多い下位種別にあたりますが、京都線では通勤特急は一時期特急よりも下位に位置していた時がありますが、今は上位に来るというか特急が停まる駅を通過して、停まらない駅に通過するため、上下関係が曖昧になっています。もっとも停車数だけで言えば、特急よりも通勤特急の方が多いので、京都線でも下位種別扱いになるのかもしれません。
梅田方に2連増結して川西能勢口から10両編成で運転される日生エクスプレス/石橋
宝塚線平日朝ラッシュ時の特徴ある列車はやはり日生エクスプレスでしょうか。平日朝夕ラッシュ時に運転されていますが、最近は臨時で土休日にも運転があります。特急日生エクスプレスながらもかつて宝塚線にもあった特急とは停車駅が異なっており、特急の上を行く快速特急的な存在の列車です。8000系が優先的に使用されており、以前は8000系が限定みたいに運用されていましたが、増発により6000系の運用も増えています。9000系は今のところ能勢電への乗り入れ実績がないため運用されていません。ただ乗り入れ準 備はなされているので、ハンドル教習などを行えば乗り入れも可能なようです。9000系日生エクスプレスの登場を期待したいところです。日生エクスプレスは川西能勢口で進行方向が変わるため、8000系の転換クロス車では座席が後ろ向きになったまま川西能勢口から梅田へ向かうことになります。さすがに川西能勢口で座席を転換するわけにはいきませんが、せっかくの転換クロスシートが活かされていない運用です。長距離を走る日生エクスプレスに快適な転換クロスシート車を優先的に投入しているのに少しもったいない感じがします。