昨夜、婦人画報倶楽部の「ポンペイ展特別内覧会」というものに
行って来ました。
現在ポンペイ展を開催中の横浜美術館の閉館後、婦人画報倶楽部会員だけで借り切り、
ポンペイ展のテーマソングを作曲したチェリストの溝口肇氏の生演奏を楽しむという
贅沢な企画です。
ポンペイといえば、ヴェスヴィオ火山が爆発して灰に埋もれた悲劇の街。
紀元79年、日本は弥生時代、稲作が始まって高床式住居に住んでいた頃。
ポンペイでは豪華な調度品で中庭つきの邸宅を飾り、日々饗宴を楽しんでいた。
銀食器、金の装飾品、大理石の彫刻群、フレスコ壁画、床のモザイク画、見事なものです。
何より私が驚いたのは、給湯システムつきの大理石の浴槽。
広々としたそのお風呂には、なんと追い炊き機能までついている!
しかし繁栄の陰には勿論闇もありで
金持ちが一晩中宴を催し、酒池肉林を楽しんでいる間、
奴隷達はひたすら働いていたのですねえ。
奴隷に架せられていた足枷と、それを繋ぐ鉄の台というものに目を見張りました。
一万人の市民の、半数ほどが奴隷だったそうです。
噴火で犠牲となった人々の死体が火山灰の中で腐り、
その空洞に石膏を流し込んで取った人型は有名ですが
今回もその展示がありました。
ヴェスヴィオ火山は大噴火した後、一昼夜に渡って火山灰が降り続け、
翌日にはポンペイは完全に地中に埋まったのだそうです。
だから一瞬にして死んだ人ばかりではなく、例えば財宝を取りに家に戻って
逃げ遅れて事切れた人も多かったのだそうです。
もし万が一、現代の日本で富士山が大噴火したら?
あるいは大地震が起こったら?
我家には財宝なんかないけど、それでも思い出の品や子ども達の写真など
惜しい物はいくらでもあります。
いざという時に何を持ち出すか?
優柔不断の私、あっという間に逃げ遅れてしまいそうです。
シュミレーションしておかなくては…
イケメンのチェリスト溝口肇氏というのは
あの「世界の車窓から」のテーマソングを奏でている人だったのですね。
50人ほどでいっぱいの小ホールで、手が届くような位置で
おなかに響くチェロの生演奏を聴ける幸せ。
思わず氏の新発売のCDを買い、サインをして頂き、握手までして貰ったのでした。
しまった、一緒に写真も撮らせて貰えばよかった…
「ポンペイ展」
行って来ました。
現在ポンペイ展を開催中の横浜美術館の閉館後、婦人画報倶楽部会員だけで借り切り、
ポンペイ展のテーマソングを作曲したチェリストの溝口肇氏の生演奏を楽しむという
贅沢な企画です。
ポンペイといえば、ヴェスヴィオ火山が爆発して灰に埋もれた悲劇の街。
紀元79年、日本は弥生時代、稲作が始まって高床式住居に住んでいた頃。
ポンペイでは豪華な調度品で中庭つきの邸宅を飾り、日々饗宴を楽しんでいた。
銀食器、金の装飾品、大理石の彫刻群、フレスコ壁画、床のモザイク画、見事なものです。
何より私が驚いたのは、給湯システムつきの大理石の浴槽。
広々としたそのお風呂には、なんと追い炊き機能までついている!
しかし繁栄の陰には勿論闇もありで
金持ちが一晩中宴を催し、酒池肉林を楽しんでいる間、
奴隷達はひたすら働いていたのですねえ。
奴隷に架せられていた足枷と、それを繋ぐ鉄の台というものに目を見張りました。
一万人の市民の、半数ほどが奴隷だったそうです。
噴火で犠牲となった人々の死体が火山灰の中で腐り、
その空洞に石膏を流し込んで取った人型は有名ですが
今回もその展示がありました。
ヴェスヴィオ火山は大噴火した後、一昼夜に渡って火山灰が降り続け、
翌日にはポンペイは完全に地中に埋まったのだそうです。
だから一瞬にして死んだ人ばかりではなく、例えば財宝を取りに家に戻って
逃げ遅れて事切れた人も多かったのだそうです。
もし万が一、現代の日本で富士山が大噴火したら?
あるいは大地震が起こったら?
我家には財宝なんかないけど、それでも思い出の品や子ども達の写真など
惜しい物はいくらでもあります。
いざという時に何を持ち出すか?
優柔不断の私、あっという間に逃げ遅れてしまいそうです。
シュミレーションしておかなくては…
イケメンのチェリスト溝口肇氏というのは
あの「世界の車窓から」のテーマソングを奏でている人だったのですね。
50人ほどでいっぱいの小ホールで、手が届くような位置で
おなかに響くチェロの生演奏を聴ける幸せ。
思わず氏の新発売のCDを買い、サインをして頂き、握手までして貰ったのでした。
しまった、一緒に写真も撮らせて貰えばよかった…
「ポンペイ展」