Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

マドリードでやられた!②

2010年08月12日 | スペイン旅行2010
散々待たされてようやく現れたのは
英語と日本語ができるという、ヘルプの女性。
やっと話が通じる!
デスクに通され、事情を説明し、警察の電話からカード会社に連絡し、使用中止に。
その時点でカードがまだ使われていないことを確認。
よかった…
この時点で、スリに遭った(正確にはそれに気がついた)時から
もう2時間ほどが経過していましたが。
被害に遭った場所、時間、金額、その時の状況を事細かに訊かれ、
国際なんとかの係りから電話で同じことを確認され、
向うの人がそれをPCに打ち込み、できた書類にサインをしておしまい。

後から考えると
王宮を出た直後、隣の大聖堂を入口から覗いた、その時が怪しいと
夫は言うのです。
王宮の見学は有料なせいか、そうそう怪しい奴はいなかったように思える。
隣の大聖堂全体は壮大なのに、その入口はやたら小さくて
どんなものかと私が覗き込んだ時、2,3人の男が取り囲んでいた、
それ以外は他人と私が接触する機会はなかった、と。
(夫は、無防備な私をそれとなく見ていてくれたらしい)

仮にそうだとしても、ほんの2,3秒の話です。
私はまったく気がつかなかった、本当に手品のような技です。
(バッグは小ぶりのショルダーバッグ、ファスナー付きのポケットがいくつもあり、
財布はそのメインの部分に入れていた)

カードが使われなかったのはよかったのですが
私の今回の全財産700ユーロの現金は戻って来ない。
第一盗られたことにも気がつかなかったなんて
なんてマヌケなんだろう…!?
消沈する私に、警察でヘルプの女性が言った言葉が忘れられません。
"Don't blame yourself.They're completely professional.It's not your fault."
そして、どうかこの国を嫌いにならないで下さいと、これは日本語で。
(彼女と私は英語と日本語ちゃんぽんで話していた)

それにしても、海外旅行十数回目にして初めての経験です。
何処の国にも悪い奴はいるし(日本にも)、
それに隙だらけの私がマンマとやられたというだけの話なのでしょう。
パスポートも盗られず(これはバッグの中の二重ポケットに入れていた)、
身体に危害も加えられなかっただけまだマシだったのかもしれない。
去年イギリスに行った時は個人旅行だったのでもっと用心して
少ない全財産を小分けして持っていたのですが
今回は夫も一緒だというので、すっかり油断していたのでした。

それでも私は言いたい。
スペインなんかもう二度と行くものかと。
大体、最初の時点であんなに盥回しにせず、もっと親身になってくれていたら
同じ盗まれたにしても、こんなに腹は立たなかったかもしれない。
スペイン人の英語の通じなさ、仕事の遅さは
事前に読んだ本、それまでの一週間ほどの滞在で少しは心得ていたつもりですが…
前半の旅行の楽しい思い出が帳消しにされてしまった。
私をこんな目に遭わせてどうなるか。
友人知人に喋りまくり、ブログに書きまくり、
この悪行を世界中に知らしめてやる!と。
…はい、負け犬の無駄吠えです。

写真 大聖堂
コメント
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