Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

浮かぶ男

2010年08月18日 | スペイン旅行2010
バルセロナであと印象的だったのはピカソ美術館。
旧市街地の、中世の貴族の館を改造して作られたもの。
ピカソって、何度も結婚して何人もの愛人がいた、訳の分からない絵を描く天才と
いう程度の認識しか私にはなかったのですが
この美術館は、そんな人間にも楽しめるような造りになっています。
ピカソの幼年時代から、年代順に作品が並べてあるのですから。
美術教師を父に持った彼は、幼い頃からもう卓越した才能を持っていたのですねえ。
多感な十代の後半をこのバルセロナの地で過ごし、
制作に1ヶ月はかかるという美術学校の入学試験の作品を1日で仕上げ、
周囲を驚かせたのだそうです。
その後の青の時代、バラ色の時代、キュビズムの時代と
変遷ぶりが分かりやすく並べてあります。

旧市街地にはまた、ランプラス大通りという
プラタナスが立ち並んだ長い遊歩道があります。
色々な屋台、オープンカフェが軒を並べ、そして様々な大道芸人が。
この写真の金粉まぶしの男、一本の杖を支えに空中に浮かんでいるのです。
何故!?
何十人もの見物客が周りを囲み、覗いたり触ったり。
私もかがみこんで覗き、前に置いてある壺に小銭を入れて
一緒に写真も撮りましたが
カラクリはどうしても分かりませんでした。

ここにはボケリア市場という新鮮素材の市場もあります。
生ハム(ハモン)となる巨大な豚足が所狭しとぶら下がっていました。
これを特殊な器具で、薄くスライスするのだそうです。
日本では高価な生ハムが、スペインでは朝食に始まって
前菜、サラダやサンドイッチなど多様な料理に、本当によく使われていました。
コメント
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