Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

マドリードでやられた!

2010年08月11日 | スペイン旅行2010
スペイン旅行から戻って来ました。

イベリア半島の東側のバルセロナから入り、そこから南下してバレンシア、
アンダルシア、そしてマドリードという行程でしたが
その最終地でとんでもないことが起きてしまいました。
日程通りに、楽しかった旅日記の最初から書こうかとも思いましたが
やはり、一番強烈だった出来事から書かないと。
この怒りの納まらないうちに。

それは最終日近く、マドリード市内を夫と二人でうろついていた時のこと。
2800もの部屋があるという豪華絢爛な王宮を見学し、
外に出てしばらくすると、肩にかけていた私のバッグの
ファスナーが開いていることに気がついたのです。
いつもしっかりと閉めているのに何故!?と慌てて中を見ると…
財布がない!
700ユーロほどの現金とキャッシュカードが入った財布が。

すぐに警察に行かなくちゃ!と思っても
その辺りにいるのは観光客らしき人ばかりで、警察の場所など誰も知らない。
すぐ近くの土産物店に飛び込んで
"My wallet was stolen!Where is police?help me!"と叫ぶと
私の必死の形相に驚いたのか、店主英語が通じないなりにも、
近くにpolicia(スペイン語でpolice)の何とかがあるからそこに行けと、建物を指差す。
そこに駆け込んで、確かに警察の制服を着た人がいたので同じことを叫ぶと
スペイン語でまくしたてたのは、どうやらそれは自分たちの仕事ではないから
あっちの広場にいる警察に行ってくれ、と。

仕方なく歩いて10分ほどのお祭り騒ぎのマヨール広場に急ぎ、
とんでもない人混みの中からようやく小さなパトカーを見つけ出し、
同じことを叫ぶ。
と、やはり自分たちの管轄ではないから、らしきことをスペイン語で言い、
地図を開いてここの警察署に行ってくれと。
1キロほども離れているので、せめてこのパトカーで送ってくれないかと
頼んでも、ノーノーと首を振るばかり。

警察なんか当てにするより、とにかくカードをストップさせなきゃと
その間に夫が携帯からカード会社に何度か電話したのですが
何故かつながらなかったのでした。
第一、炎天下の街頭で夫のカードやらガイドブックやらを取り出して
電話なんかしてたら、危なくって仕方ない。
向うにいる男もこちらをずっと窺がっている…
こうなると誰もが悪人に見えてくる。
この瞬間にも、カードからお金が引き出されていたらどうしよう!?と
気は焦るばかり。
ようやく路地裏の建物の中の、指定された警察署に到着したのでした。
そこでまた同じことを訴えると
やはりスペイン語でまくしたてられ、少し待っていてくれと待合室に通される。
そこからまた30分ほども待たされたのでした。

写真 王宮
コメント (4)
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