
上海博物館は人民広場の南側に位置する、不思議な円形の建物です。
パンフレットによれば、これは中国古代の宇宙観
「天円地方」(天は円く地は方形)を示しているのだそうです。
中国が世界に誇るというこの博物館、所蔵品は百万点、そのうち重要文化財は13万点。
青銅や彫刻、陶磁器、印鑑、書画、絵画、玉、少数民族工芸品など多岐に渡り、
我々は半日をここに費やしました。
入場無料、嬉しいことに撮影も自由なのです。


有名な青銅コレクションは言うまでもありませんが
少数民族工芸品というのもカラフルですばらしい。
中国って56もの民族からなる多民族国家なんですね。

巨大な建物は吹き抜けになっており、
そこここに観葉植物が飾られている。
一番上の階からポトスが大胆に垂れ下がり、
大きなシュロの木やベンジャミンなどの緑が
膨大な美術品を見過ぎて疲れた目を癒してくれる。

ところが私は気がついてしまったのでした。
館内で飾られている観葉植物が
すべてフェイクであることに…

