ここ数日、このブログの閲覧数が妙に多かったのです。
日にもよりますが、多い日は1500件を超えました。
最近の日記といえば、杉原千畝の一人芝居、そして「アンのゆりかご」について。
ドラマ「花子とアン」の原作について書いたというと、普段私のブログを見ないリアル友人も
その日記を覗いてくれたりしたようです。
今日のドラマの内容って原作通りなの?と訊かれたり。
テレビの力って凄いですね。
という訳で、もう少々、ネタバレしない程度に書いてみます。
ドラマでは今、花が卒業して甲府の尋常小学校の先生として赴任したところですが
これは原作と少し異なります。
実際は、花は東洋英和女学校高等科を卒業した後、一年間寄宿舎に残り、
婦人宣教師に日本語を教えながら、婦人嬌風会の書記としての仕事を続けます。
しかし実家の生計を背負うにはそれでは苦しく、
東洋英和の姉妹校である山梨英和女学校に、カナダ人の校長の秘書を兼ねた
英語教師として赴くのです。
そこは甲府の、裕福な商家や豪農、名士の家の少女たちが集まった学校で
東洋英和と非常に似通った雰囲気であり、今放送している貧しい尋常小学校とは
随分様子が違うことになります。
花はそこで教師としての仕事をしながら、少女向けの文芸雑誌に小説を寄稿したりします。
さらに、一時絶縁状態になっていた柳原子(白蓮)と文通を再開し、
友情が復活します。
白蓮は大正三美人の一人と言われたくらいの美人です。
父は柳原前光伯爵。母は前光の妾のひとりで、柳橋の芸妓となっていた没落士族の娘。

(Wikipediaより)
なお先週放映された、女学校の卒業式のブラックバーン校長のスピーチは
原作にも出ていました。
「我と共に老いよ 最上のものはなお後に来たる」
(Grow old along with me, the best is yet to be.)
という、ブラウニングの詩の一節から始まったスピーチ。
「今から何十年後かに、あなた方がこの学校生活を思い出して、
あの時代が一番幸せだった、楽しかったと心の底から感じるのなら、
わたしはこの学校の教育が失敗だったと言わなければなりません。
人生は進歩です。若い時代は準備のときであり、
最上のものは過去にあるのではなく将来にあります。
旅路の最後まで希望と理想を持ち続けて、進んでいく者でありますように。」
(「アンのゆりかご 村岡花子の生涯」より)
このスピーチは感動的でしたね。

(村岡花子)
この小説をドラマがどう脚色していくのか、今後の展開が楽しみです。
日にもよりますが、多い日は1500件を超えました。
最近の日記といえば、杉原千畝の一人芝居、そして「アンのゆりかご」について。
ドラマ「花子とアン」の原作について書いたというと、普段私のブログを見ないリアル友人も
その日記を覗いてくれたりしたようです。
今日のドラマの内容って原作通りなの?と訊かれたり。
テレビの力って凄いですね。
という訳で、もう少々、ネタバレしない程度に書いてみます。
ドラマでは今、花が卒業して甲府の尋常小学校の先生として赴任したところですが
これは原作と少し異なります。
実際は、花は東洋英和女学校高等科を卒業した後、一年間寄宿舎に残り、
婦人宣教師に日本語を教えながら、婦人嬌風会の書記としての仕事を続けます。
しかし実家の生計を背負うにはそれでは苦しく、
東洋英和の姉妹校である山梨英和女学校に、カナダ人の校長の秘書を兼ねた
英語教師として赴くのです。
そこは甲府の、裕福な商家や豪農、名士の家の少女たちが集まった学校で
東洋英和と非常に似通った雰囲気であり、今放送している貧しい尋常小学校とは
随分様子が違うことになります。
花はそこで教師としての仕事をしながら、少女向けの文芸雑誌に小説を寄稿したりします。
さらに、一時絶縁状態になっていた柳原子(白蓮)と文通を再開し、
友情が復活します。
白蓮は大正三美人の一人と言われたくらいの美人です。
父は柳原前光伯爵。母は前光の妾のひとりで、柳橋の芸妓となっていた没落士族の娘。

(Wikipediaより)
なお先週放映された、女学校の卒業式のブラックバーン校長のスピーチは
原作にも出ていました。
「我と共に老いよ 最上のものはなお後に来たる」
(Grow old along with me, the best is yet to be.)
という、ブラウニングの詩の一節から始まったスピーチ。
「今から何十年後かに、あなた方がこの学校生活を思い出して、
あの時代が一番幸せだった、楽しかったと心の底から感じるのなら、
わたしはこの学校の教育が失敗だったと言わなければなりません。
人生は進歩です。若い時代は準備のときであり、
最上のものは過去にあるのではなく将来にあります。
旅路の最後まで希望と理想を持ち続けて、進んでいく者でありますように。」
(「アンのゆりかご 村岡花子の生涯」より)
このスピーチは感動的でしたね。

(村岡花子)
この小説をドラマがどう脚色していくのか、今後の展開が楽しみです。