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目黒雅叙園の「仮屋崎省吾の世界」に行って来ました。
この催しももう、15年目になるのですね。
寒い雨の平日は空いてるかと思えばとんでもない話で、入場するのに長い列が。
私は3回目でしたが、前に行ったのは随分前です。
いつ頃行ったのだろう?と日記を見てみたら(こういう時ブログを書いていると便利です)
7年前でした。
その時はアメリカ人の友人と、そしてその3年前は、義母と行ったのでした。
10年の間に色々なことがあったなあと豪華絢爛な花で彩られた百段階段を見ながら
そんなことを考えていました。
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雅叙園は、国内最初の結婚式場兼料亭でもあり
その装飾の豪華さから"昭和の竜宮城"とも呼ばれていた近代建築なのだそうです。
時の名だたる建築家(棟梁)や芸術家を全国から集め
「もっと庶民にも贅を」という経営者の趣向で、豪勢な装飾をてんこ盛りにしたのだとか。
ここの美というのが非常に分かりやすいのは、そういう訳なのか。
何しろきらびやかな、分かりやすい美に溢れているのです。
天井画や螺鈿細工や浮き彫り彫刻、組子障子など…
そこに仮屋崎氏の大胆な自由花がコラボしているのですから
見応えがないわけがない。
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お約束の、竜宮城のような入口のトイレにも。
ここのトイレの中には小さな小川が流れ、赤い太鼓橋がかかっていて
確かに素晴らしいのですが、個室は広いだけでちょっとつまらない…
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雅叙園に行く前に、白金台の「すし兆」でランチを。
「おまぜ」は海鮮たっぷりのばら寿司に赤だし、白味噌の味噌汁、
それにデザートがつきます。
美味しく頂きました。
すし兆