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購入希望者が殺到して、一時は販売中止となった東京駅開業100周年記念Suica。
どんな人が描いたのかと思っていました。
27歳の女性車掌さんだったのですね。
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鈴木裕理子さん、芸大を志すも2年続けて失敗、絵描きの道を諦め、
フリーターや簿記専門学校生を経てJR東日本に2011年就職。
東京駅の改札担当だった時、上司から頼まれてつくった駅オリジナルの絵はがきが評判となり、
2013年秋、100周年記念ポスターを任されたのだそうです。
その、東京駅に掲げるポスター100枚のために描いたつもりが
一躍記念Suicaのデザインになったのですと。
今は常磐線の車掌を務める彼女、記念Suicaの想定外の人気に戸惑いながらも
「もう描くことはないと思っていた。絵筆を握るのが何より楽しい」と。
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そんなことってあるんだ…
そういえば去年の秋、東京ステーション・ギャラリーの「DISCOVER JAPAN展」を
観に行ったとき、構内でこのポスターを見かけました。
枯れたような上品な色合いが素敵だなあと思いましたが
このイラストは、コンペを通ったのか公募したのか、
いずれ有名なデザイナーが描いたのだと思い込んでいました。
こんな素朴な笑顔の、若い車掌さんだったなんて。
ちょっと勇気を貰える話です。
東京駅スイカ、画家めざした車掌がデザイン
http://withnews.jp/article/f0150418001qq000000000000000G0010701qq000011863A