
柳川を縦横に巡る水路の総距離は約500㎞なのだそうです。
これは、江戸時代に利水と治水を目的に造られたのですと。
柳川の裕福な商家に明治18年に生まれたという北原白秋は
その水郷の故郷を、こよなく愛したといいます。
「からたちの花が咲いたよ。
白い白い花が咲いたよ。
からたちのそばで泣いたよ。
みんなみんなやさしかったよ」

この優しい歌が、昔から大好きだったのですが
「からたち」ってミカンの一種なんですってね。
こんな花が咲くのだそうです(この写真はネットから頂きました)。
知らなかった…

柳川の船下りは、20人乗り位のボートに差し向かいに足を伸ばして座って始まります。
陽気な船頭さんの冗談を聞いてケラケラ笑っていたら
眼の前に、水面から50㎝くらいの高さの橋が。
どうするの?と思う間もなく、お客さん頭を伏せて!と。
仰向けでもうつ伏せでも何でもいいから、とにかくボートのヘリの高さにまで頭を縮める。
そんな低い橋が次から次に現れて、中々忙しい船下りです。

この季節には、水路にお雛様も飾ってありました。
でも私に印象的だったのは、水路にいたニャンコとワンコでありました。
