
渋谷ヒカリエの8階で「ムンク×斎藤清展」という小さな展覧会をやっていました。
そこでの解説によると、会津に生まれた斎藤清は30代の時にムンクに出逢って
「北欧的な幻想や夢に、同じ北国生まれの自分が同質感を覚え、自然に引き寄せられていった」
のだそうです。
今回は、ムンクに影響を受けたとされる作品を中心に展示されているようです。

私はこの人の、猫の作品が好きでした。
シンプルな線で描かれた、しなやかでツンとした魅惑的な猫。
ことにその目が、なんとも言えず蠱惑的です。

猫の作品はいくつか知っていたのですが
犬の絵(版画)はないかと思って探してみたら、出て来ました。
なんだかマヌケな感じ…

展覧会の片隅にあった「アイ・アム・ムンク」というコーナー。
ムンクの「叫び」のポーズを取ってくださいというものなのだけど
見慣れたはずのあの絵が、正確には思い出せない。
私はなんとなく、叫ぶ人は絵の右隅にいたような覚えだったのだけど
本当は真ん中にいたのね。
両手は頬ではなく、耳に当てていたのね。
そんないい加減な記憶を元に、しかも羞恥心に邪魔されて絵の人物になりきれなかった結果が
下の写真でございます。

「ムンク×斎藤清」展 http://www.hikarie8.com/cube/2017/08/post-51.shtml