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Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

「ボブという名の猫」

2017年09月10日 | 映画


ホームレスのストリートミュージシャン、ジェームス(ルーク・トレッダウェイ)は
ドラッグから手を切れず、親にも見捨てられ、その日の食べ物にも事欠く毎日。
ある日一匹の猫と出逢い、なけなしのお金をはたいて怪我を治療してやる。
ボブと名付けたその猫と一緒に路上に立つと、たちまち人気者となり…



路上のジェームスとボブの姿ががYouTubeで有名になり、本が出版され、
そしてこの映画となったのは、周知のとおりです。
どうやって映画一本に引き延ばすのだろう?と興味があったのですが
ジェームズと父親との関係、彼女との淡い交流、そして薬物依存との闘い、、
その辺りが淡々と描かれていました。
なんといってもボブ本人(猫)が出演というのがいい。
茶トラってジンジャー・キャットと言うのですね。
最初はおなかをすかせた野良猫である筈なのに、丸々太っているのは御愛嬌。



ボブが犬に追いかけられて走っていなくなってしまい、
どんなに探しても見つからず、彼女からも見捨てられ、また一人になってしまったジェームズが
つい薬の売人に近寄って行くシーンがあります。
「Are you looking for paradise(drug)?」と声をかけられ、
「No,I am looking for a cat!」と答える。
あのシーン、よかったな。
ジェームズはボブのために、クスリを振り切ることができたのね。



人は一人で生きて行くのは難しいけれど
誰かのためであれば、誰かに必要とされていると思えれば、生きて行けるのだと
つくづく思います。
コヴェント・ガーデン、トラファルガー・スクエア、ビッグ・ベン、
ロンドンの街は、映画の画面には本当によく似合う。
猫とロンドンが好きな人にはお勧めの作品です。

公式HP http://bobthecat.jp/
コメント (8)
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