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ブリジストン美術館がアーティゾン美術館という名前に変わってから、初めて行って来ました。
「ARTIZON」とは、「ART」と「HORIZON」を組み合わせた造語で、時代を切り拓くアートの地平を多くの方に感じ取っていただきたい、という意志が込められているのだそうです(HPから)。
さすが、石橋という名前からブリジストンという会社名を作っただけのことはある…
今回「抽象絵画の覚醒と展開」という、タイトルからして難しそうな展覧会ではありますが、展示作品は一部を除いて写真可です。
新収蔵作品というものも多くあり、なんて太っ腹!
私にはサーッパリ分からない抽象画が多かったのですが、印象に残ったものを少しだけご紹介します。
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そして、今回の展覧会で私が一番惹かれたのが、この絵。
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「ザオ・ウーキー 水に沈んだ都市」
この人の名前も私は知らなかったのですが、1920年生まれの中国の画家であり、1948年にパリに移住。
”中国の水墨画の伝統に根ざし、東洋と西洋の美意識が融合する叙情的な抽象絵画を多く発表した”のだそうです(Wikiから)。
深い水底に沈んだ都市。
無音の青暗い世界に、かすかに光がゆらめいている絵。
その絵の周りだけ、温度が僅かに下がったような感じがします。
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美術館の前後に八重洲地下街のタイ料理「サイアム・オーキッド」でガパオライスとグリーンカレー。
コレド室町テラスの台湾カフェ「フージンツリー」で豆花と台湾茶を。
こちらの豆花は控え目な甘さで少々物足りないくらい、台湾で食べた優しい味です。
パリ在住の友人によると、パリでは超有名なのだそうです。
かのアンドレ・マルローが、彼のフランス国籍取得の為に奔走したのですって。
静かな絵でした。
知りませんでした。
30年前に入ったと思います。
作品にも見覚えがあります。
かの有名なブリヂストンタイヤの石橋氏が創立した
あの美術館のことですね。
中国の作家のものは珍しいですね。
お食事も美味しそう・・・
ブリジストン美術館、改装して改名、前よりも随分広くなったようです。
日本の美術館で撮影可というのは珍しいですよね。
しかも広々として空いていてよかったです。
この展覧会、私にとっては難解な抽象画が多かったのですが
「水に沈んだ都市」は、私にも優しく語りかけてくれるような気がしました。
タイ料理、暑い時にいいですね。
ブリジストン美術館には昔何度か行ったことがありますが、
アーティゾン美術館に名前が変わっていたこと、
知りませんでした。写真可というのも嬉しいですね。
「ロベール・ドローネー 街の窓」は初めて見ました。
「ザオ・ウーキー 水に沈んだ都市」も初めてですが、
私もこの作品、とても素敵だと思います。
タイ料理もしばらく食べていないなぁ~…
美味しそうです(ू•◡•)໒꒱