今でこそナイキと聞けば、あのブーメランのようなロゴを思い浮かべない人はいないでしょうが、1980年代にはそこまで有名でなかったのだそうです。
スポーツシューズ業界ではアディダスやコンバースが主流を占め、ナイキのシェアは17%しかなかったと。
特にバスケットボール部門は業績不振で、その立て直しをCEOのフィル(ベン・アフレック)から命じられた営業部のソニー(マット・ディモン)は、当時はまだ無名の新人選手だったマイケル・ジョーダンに目をつける。
いかにして彼をナイキと専属契約をさせたか、その成功秘話を描いた映画です。
スポーツシューズ業界ではアディダスやコンバースが主流を占め、ナイキのシェアは17%しかなかったと。
特にバスケットボール部門は業績不振で、その立て直しをCEOのフィル(ベン・アフレック)から命じられた営業部のソニー(マット・ディモン)は、当時はまだ無名の新人選手だったマイケル・ジョーダンに目をつける。
いかにして彼をナイキと専属契約をさせたか、その成功秘話を描いた映画です。
当時圧倒的なシェアを誇っていたアディダスやコンバースを振り切って、何故マイケルがナイキを選んだのか?
マイケルを獲得するまでの熾烈な交渉バトルや、工夫を凝らしたプレゼンの仕方が面白い。
罰金を払ってまで配色にこだわり、シューズにマイケル・ジョーダンの名前から「エア・ジョーダン」と名付けると。
マイケルを初めてナイキ社に招くとき、ソニーはCEOのフィルに、わざと遅れてくるようにと言うのです。
あからさまに欲しがっているところを見せない、CEOは超多忙なのにわざわざ来てやったというように装えと。
そしてマイケルの母親の交渉力がまた凄い。
まだNBAにも入っていない無名の新人だった彼の契約に、あそこまでの条件をつけるとは。
いかに息子の才能を信じているとはいえ、あまりにも強欲と思えてしまうのは、日本人の感覚なのでしょうか。
折しも今週、1998年のNBAファイナルでマイケルが着用した「エアー・ジョーダン」が3億円で落札されたというニュースが。
チーム一団となって協力し、必死に走り回って工夫を凝らせば勝利の女神は微笑むという成功秘話は、観る者に活力をくれます。
全編に80年代のヒットポップスが彩られるのもうれしい。
ダイアーストレイツの「Money For Nothing」、シンディー・ローパーの「time after time」、そしてラストはブルース・スプリングスティーンの「Born in the USA」で〆られていました。
あの猛烈営業マンを演じたマット・ディモンのタプタプのおなか周りは、特殊メイクか本当に太ったのか?
監督・製作は、CEOフィルを演じたベン・アフレック。
公式HP
「グッドウイル・ハンティング」もよかったですね。
二人は子どもの頃から仲よかったとか。
あの母親ねえ。
あの頃、マイケルはまだNBAに入ってもいなかったのに。
日本人には考えられませんよね…
監督がベンだったので脚本をマットだったら最高なんですがそこ惜しかったです。
にしても、あの母親の強気な交渉術は控えめな日本人にとってかなり衝撃でした。
80年代の楽曲は心地よかったです。