Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

あり得ない光景

2021年08月21日 | 社会

自分の日記に、あんまり残酷な記事や写真は出したくないのです。
そもそも中東の社会情勢なんて、およそ私なんかの理解できるところではない。
それでも、この写真は残さなくてはと思ってしまう。


アフガニスタンのタリバンが首都カブールを掌握した直後の15日、カブールからカタールに向け出発した米空軍の大型輸送機の機内の様子。
その数600人。
タリバン戦闘員がカブール市内に入ったことでパニックに陥った市民が、国外へ退避する航空便に乗るために空港に殺到したのだそうです。



これは、飛行機に群がる人々の様子。
車輪付近や機体の側面には、しがみついているアフガニスタンの市民。
米軍輸送機はこの直後に飛び立ち、その後上空から落下するなど、少なくとも7人が死亡していたことが分かったそうです。
「afghanistan taliban airplane」などで検索すると、飛び立つ飛行機の翼にしがみつく人、上空から点のようなものが落ちる画像がいくらでも見つかります。
米軍のC-17輸送機の車輪格納部から、押しつぶされた遺体が見つかったという報道も。
あり得ないと思う一方、そこまで絶望に追い詰められた人々の心情が悲しい。


アフガニスタンに関する映画や本で、例えば14才にも満たない子供がタリバンの姓奴隷にされ、否応なく兵士の子どもを産まされるようなシーンを見てきました。
アフガニスタンとまるで接点のない私ですが、ほんの2年前、東京のアフガニスタン大使館で楽しいひと時を過ごしたのでした。
あの穏やかな大使は今頃どうされているのか…


「アフガニスタン大使館の午後」

米軍機内にアフガン人600人超 


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6 コメント

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Unknown (八丁堀)
2021-08-21 13:58:21
初めまして。

ベトナムの時と同じですね。
「歴史は繰り返す」って言いますけど、
正にそのとおりの光景に見えました。
返信する
八丁堀さま (zooey)
2021-08-21 22:48:54
初めまして。
ご訪問&コメントありがとうございます。

サイゴン陥落、ベトナム戦争の終わり、46年前ですね。
人間のやることって変わらないのでしょうか。
返信する
Unknown (Unknown)
2021-08-22 07:20:26
お早うございます!
 タリバン下で女子に教育の機会は与えられず。平均寿命は1960年:32.45歳、
2000年:55.84歳、
2016年に女子大学設立。平均寿命は2020年:65.17歳です。
日本の数十年前の女子大生の亡国論・女性は子を産む機械だとの違いはあるのでしょうか。
政治は男性の世界?日本の選挙権は女性・男性に与えられています。
女性の選挙権有効に機能させたいですね。
ご投稿有難うございます。   K.M
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Unknown (matsubara)
2021-08-22 09:09:55
アメリカ人は自分の国がいやにならないのと
不思議に思います。
ベトナム戦争もお節介な介入でしたし・・・
大赤字の財政になりましたのに・・・

こりない指導者たちですね。
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K.Mさま (zooey)
2021-08-22 23:18:58
コメントありがとうございます。
そう、2年前にアフガニスタン大使館に行った時、
社会状況などの説明を色々聞いて、平均寿命(その時は63歳)と知って驚いたのでした。
日本も一昔前の女性差別は酷かったと思いますが
少なくとも一人で外を出歩いただけで逮捕なんてことはなかったですものね?
今のカブールでは、女性たちは家に籠っているようですよ。
この先どうなるのでしょうね?
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matsubaraさま (zooey)
2021-08-22 23:22:05
個人的に親しくしているアメリカ人はいい人ばかりなのですけど
国となるとね…?
しかし、復権するタリバンにロシアが今、接近しているのだとか。
この先どうなるのか、本当に心配です。
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