Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

ベリー・ベリー・アフタヌーンティ@アマン東京

2017年03月08日 | グルメ


世界的に有名なアマンリゾーツが東京にオープンして、もう2年。
そこのアフタヌーン・ティが気になっていたのですが
予約が3カ月待ちだというので、ホトボリが冷めるのを待っていたのでした。

今月はしかも期間限定、イチゴまみれの、その名も「Very Berry Black Tea」。
大手町タワーの33階に、そのラウンジはあります。
高さ30メートルという吹き抜け天井は和紙に包まれ、柔らかな陽光が。
広々としたラウンジの色調はすっきりと黒、そこに見事なピンクの春の花。



最初は中ほどのフロア席に案内されたのですが
途中から、窓側のカウンター席に変えて頂きました。
「苺とピノノワールのジュレ 白苺添え」に始まって
三段トレーのアフタヌーン・ティ・セット、甘いのもしょっぱいのも
見事にイチゴ尽し、なんとスコーンまでイチゴ・スコーン。
お茶はブラック・ティーからジュエル・オブ・ヌワラエリヤ、
フレーバー・ティからアイリッシュ・ウィスキークリーム、
そして最後にマサラ・チャイを頂きました。
友人が頼んでくれて、バースディ・プレートも最上段に。
窓際カウンター席から眺めた夕陽が沈む様は、見事なものでした。



これだけイチゴまみれのアフタヌーン・ティというのは初めてで
概ね美味しく頂きましたが、スコーンがとってもパサついていたのが残念。
クロテッドクリームをたっぷり付けて、ようやく飲み込むという感じ。
それと、スタッフの態度にバラツキがかなりある。
特に最初に我々の席を担当してくれた若い女性スタッフ、
笑ったら損!という顔をしていたのが、ちょっと残念だったかな。



最後にもう一つ。
これは、ホテルの責任ではないことですが。
私がラウンジに着いて友人を待ってる間に、何処かから赤ちゃんの声が小さく聞こえていたのですが
暫くして、ベビーカーを押した数人の女性たちが出てきたのです。
少々驚きました。

飲食店に関して書く時、料金に関してはあまり書きたくないのですが
こちらサービス料を入れると、5千円超です。
お茶をするだけにそれだけの投資をするのは
いっときの、優雅な気分を味わいたいからです。
私だったら…
子供がもう少し大きくなるまで待つと思うんだけどな。
まあ、かつてファミレスに連れて行くのも恥ずかしいような
暴れん坊の息子たちを持った母親としての、ヒガミかもしれませんが。

アマン東京 https://www.aman.com/ja-jp/resorts/aman-tokyo
コメント (4)
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九州旅行①熊本城

2017年03月07日 | 国内旅行


二泊三日の九州旅行から、昨夜戻って来ました。
先の地震で、熊本城が大きな被害を受けたというニュースは
テレビや新聞で、何度も目にしました。
でも正直、私には、ピンと来なかったのです。
映像で見る限り、お城の本体はしっかりしてるみたいだし、
石垣が崩れたくらいで何故そんなに騒いでるの?
大きな病院や役所が崩れたというのならともかく、
お城が多少壊れたくらいで、市民生活にそんなに影響があるの?と思っていました。



今回、自分の目で見て、ボランティアの地元ガイドさんの話を聞いて
ほんの少しだけ分かったような気がしました。
熊本城って大きいのですねえ。
本丸御殿、天守閣、五階櫓(ごかいやぐら)など、これらの建物が広大な敷地に建てられていますが
今はその周りをぐるりと金網に囲まれ、近づくこともできない。



この写真も、パッと見た分には綺麗ですが
よく見ると、シャチ鉾がとれていたり、あちこち崩れています。
そしてその足元の石垣は酷いことになっており、部分的にクレーンで支えられたりしている。
崩れた石垣の膨大な数の巨大な石は、そのままのもあり、取り出されたのもあり。
重要文化財でもあるので、一個一個、以前あった場所そのままに戻さなければならないのだそうです。
でも石垣を直さないことには、本体もいつ崩れ落ちるのか分からないのですって。
復興には後20年、630億円以上かかるって…



このお城が「清正公(せいしょこ)さんのお城」として
いかに市民の心の故郷、拠り所になっているかということを
ガイドさんは熱心に語ってくれました。
あんなに熱く語られたら、部外者だって応援したくなります。
ニュースだけじゃ分からないことってありますねえ。



熊本城の敷地内で見た、日本では珍しいヤドリギ。
コメント (8)
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「ティファニーで朝食を」映画と小説

2017年03月03日 | 映画


2~3日前、BSで放映していた「ティファニーで朝食を」を久しぶりに観ました。
若い頃に随分、感動して観たものです。
今回何十年ぶりに観て、ついでに小説と比較してみました。
結構な違いがあります。

映画冒頭の、五番街のティファニーのショーウィンドウを見ながら
早朝ホリーがパンを齧るシーンは、小説にはありません。
ティファニーで10ドルで買えるものを探し、スナックのオマケの指輪に
イニシャルを彫って貰うシーンもない。
小説家志望の青年ポールには年上の金持ちマダムのパトロンもいないし、
なんといっても決定的に違うのは、そのラストです。

マンハッタンの街なかでホリーが突然、可愛がっていた猫を投げ捨てるのは同じ。
映画ではその後、雨の中をずぶ濡れになりながら必死に探し回って猫を見つけ、
そしてホリーとポールは固く抱き合って結ばれるのですが
小説では、ホリーはそのまま旅立ってしまう。
原作の中の彼女は、愛よりも自由を選んだのですね。



まあどちらしても、娼婦のような生き方をしながらも
掴みどころのない、自由な妖精のような女性ホリーの魅力が
この作品の魅力であることには変わりないのですが。
彼らのアパートの上階に住んでいるユニオシ氏はどちらにも出て来ますが
映画では、眼鏡に出っ歯に短足の日本人としてステレオタイプ化されている。
今こんなものを作ったら、差別表現として大問題になるだろうなあ。

やはり映画の方が、よりドラマチックに分かりやすく作られているとは思いますが
あのオードリーの美貌とヘンリー・マンシーニの切ない音楽は堪えられない。
一方、村上春樹訳の小説の装丁も洒落ている。
ティファニー・ブルーの表紙に、猫の顔と足跡のイラストが付いているのです。
タイトルの原題はどちらも「Breakfast at Tiffany's」。
コメント (10)
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