Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

世界最強のパスポート

2018年08月07日 | 社会
10年ぶりにパスポートの更新をしてきました。
私が住んでいる地域のパスポートセンターは、普段、私が殆ど近寄らない川崎の中心部の、
ソリッドスクエアという大きなビルの中にあります。
24階建てのツィンビルで、入口を入った所には大きな丸い池があり、
ガラスドームの屋根から、陽光がふんだんに差し込んでいます。
こんな変わった建物を一体誰が造ったのだろう?と思ったら
Wikiによれば、明治製菓川崎工場跡地が再開発された建物であるらしい。
”窓や案内板など随所にみられる正方形のパターンは、事業主の明治製菓の主力商品だった
キャラメルのイメージとなっている”のだそうです。



広く浅い池の周りの所々にベンチがあり、人々が座って寛いでいる。
池には入らないで下さいという看板が立っていますが
ウチの息子たちが小さい頃だったら、絶対阻止できなかっただろうなあ。



古いパスポートと引き換えに、新しいのを頂きました。
以前のパスポートを見ると、10年間に私は20カ国ほど行ったことになる。
出入国のスタンプ、几帳面に押してくれるのは日本くらいで
国によってはあっち向いたりこっち向いたり、かすれていたり重なっていたり。
ビザが貼ってあるのは、インド、ロシア、カンボジア。
ビザなしで渡航できる国の数を比較する「パスポートランキング」によると
日本からビザなしで行けるのは180カ国で、今年、ドイツを抜いて世界一になったのだそうです。
それだけ日本のパスポートは信用があるということか。
ありがたいことです。



このパスポートを持って旅行した際には、おなかを壊したりアレルギーを起こしたり、
財布を掏られたりカバンを盗られたりと、まあ色々なことがありました。
パスポート自体を盗られたことがないのは幸いですが。
10年前の写真と比べれば、自分の顔は確実に老けている。
法令線はくっきりハッキリ、髪だって染めずにはいられなくなってしまった。

それでもこうして無事に更新できたことはありがたい。
願わくば10年先に更新する時にも、同じようなことが言えますように。

日本のパスポートが「世界最強」に ビザなしで180カ国に渡航可能
https://www.huffingtonpost.jp/2018/03/04/world-passport-ranking_a_23376718/

#welovegoo

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非常口から飛び出した人

2018年08月04日 | 社会


百段階段で見かけた「非常口から飛び出した人」。
笑ってしまいました。
松枝悠希氏による作品なのだそうです。

ドイツに行った時に見かけた「アンペルマン」を思い出しました。
旧東ドイツ生まれの歩行者用信号の人型マークで、こんな感じ。
ちょっと太っちょずんぐりおじさん、手足が短い姿がユーモラスです。



ドイツ統合の後、あらゆる旧東ドイツの物は西側の物と取って代わり、
信号機も西ドイツ式に取り換えられていったのだそうです。
しかし市民の間でアンペルマン撤去反対運動が始まり、
アンペルマン救助委員会まで設立されたのですって。



こうしてアンペルマン信号は、今も旧東ドイツ地域で残ることに。
私が行った時も空港などあちこちで、キャラクターグッズが売られていました。
それ程のものかとも思いますが…
世の中、何が流行るか分かりませんね?

ドイツの信号機から生まれたキャラクター「アンペルマン」
https://matome.naver.jp/odai/2138452437646874701

#welovegoo
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「和のあかり×百段階段2018」

2018年08月03日 | お出かけ


雅叙園で開催されているアートイルミネーション「和のあかり×百段階段2018」に行って来ました。
昨日も37℃の猛暑の東京、でもここはひんやり涼しい。
様々に光り輝く幻想的な「あかり」を堪能できて、束の間の楽園のようでした。



昭和の竜宮城と言われる百段階段の「あかり」を観て私が思い出したのは、
小川未明の「赤い蝋燭と人魚」です。
北の海に住む一人ぼっちの人魚は、自分の子供を、人間の村に産み落とすことを決心します。
”もう長い間、この淋しい、話をするものもない、北の青い海の中で暮らして来たのだから、もはや、明るい、賑やかな国は望まないけれど、これから産れる子供に、こんな悲しい、頼りない思いをせめてもさせたくないものだ。子供から別れて、独りさびしく海の中に暮らすということは、この上もない悲しいことだけれど、子供が何処にいても仕合せに暮らしてくれたなら、私の喜びはそれにましたことはない。”

人魚の赤子は親切な老夫婦に拾われ、慈しんで育てられます。
美しく育った娘は、老夫婦への恩返しに、蝋燭に貝や魚などの絵を描くようになります。
蝋燭はよく売れ、評判となって遠くまで聞こえるようになり、
香具師がやって来て金儲けのために人魚を買おうとします。
初めは反対していた老夫婦も欲に目がくらみ、遂に娘を売り渡すことに。
人魚を連れた香具師の船は暴風雨に遭い、一行は船もろとも沈んでしまいます。



子供心に悲しい話だと思ったものですが
今読み返すと、もっと悲しい。
自分の子供を人間に託した母人魚の思い、養親に売り飛ばされてしまった娘人魚の悲しみ。

”娘は、それとも知らずに、下を向いて絵を描いていました。其処へ、お爺さんとお婆さんとが入って来て、「さあ、お前は行くのだ」と、言って連れ出そうとしました。
 娘は、手に持っている蝋燭に、せき立てられるので絵を描くことが出来ずに、それをみんな赤く塗ってしまいました。娘は、赤い蝋燭を自分の悲しい思い出のかたみに、二三本残して行ってしまったのです”

今になって読むと、異形の者への差別、子供の労働、人身売買など
現代でも世界の何処かで行われていることばかり。
人間のすることって今も昔も悲しいねえ。



「和のあかり×百段階段2018」http://www.hotelgajoen-tokyo.com/event/wanoakari2018
「赤い蝋燭と人魚」https://www.aozora.gr.jp/cards/001475/files/54372_46225.html

#welovegoo
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