格差階級社会をなくそう

平和な人権が尊重される社会を目指し、マスゴミに替わって不正、腐敗した社会を追求したい。

偏向NHK「日曜討論」悪質なタイトルと映像

2009-05-17 14:58:15 | 植草一秀氏の『知られざる真実』

偏向NHK「日曜討論」悪質なタイトルと映像
日本偏向放送協会の看板番組のひとつ、「日曜討論」に5月17日、民主党鳩山由紀夫新代表、自民党の河村建夫官房長官が出演した。


現在のような「偏向」報道を続けるなら、NHKの「偏向」に同意できない視聴者は、一斉に受信料不払いを堂々と主張し始めるだろう。


NHKは受信料支払いを「義務」とする制度変更を希望し、政権にその働きかけを行なっている。NHKの運営は制度的に、NHKの財政基盤を支える視聴者ではなく、政府、与党に支配されている。


NHKが率先して偏向報道にいそしんでいるのは、政権与党に取り入って、受信料の義務化を進展させたいからなのだろうか。NHKは、自らの利益のためには、NHKの財政を支える視聴者に背を向けても意に介さないように見える。


このような姿勢を取る限り、受信料義務化など「夢もまた夢」である。


NHKは「カネ」だけを追求して、報道機関としての中立公正な適正報道を脇に置き忘れている。いずれかの日程で、「日曜討論-NHKの報道姿勢を問う-」という番組を制作し、NHK番組制作責任者を政治家が問い正す必要があるだろう。


本日の放送の酷(ひど)さは、「偏向」NHKのなかでも異彩を放っていた。多くの視聴者からクレームが多数寄せられてもおかしくない内容だった。


誰にでも分かる問題がふたつある。


番組タイトルとカメラワークだ。


番組タイトルは、
前半が「鳩山民主党を問う」
後半が「河村官房長官に問う」
だった。


NHKは「言葉遣(つか)い」に特段の神経を使う。ニュース報道における、いわゆる「枕詞(まくらことば)」ひとつをとってみても、例えば、小沢一郎氏について報道するときに、「西松建設問題で公設秘書が逮捕された・・・」の枕詞を使って報道を繰り返すことによって、視聴者のイメージが特定の方向に誘導される。「枕詞」の選択には、それぞれ、報道機関の「意図」、「恣意」が込められている。この問題については、「喜八ログ」様が記述されている。


同様に、番組のタイトルをどうつけるかにも、細心の注意が払われている。鳩山由紀夫氏が5月16日に民主党両院議員総会で新代表に選出された。民主党代表は次期総選挙で民主党が勝利すれば、次期内閣総理大臣に就任する人物である。


代表に選出された翌日早朝の出演をNHKが要請し、鳩山氏が出演した。NHKは最低限の礼節をわきまえるべきだ。


適正なタイトルは「民主党鳩山新代表に聞く」だ。こんなことはNHK自身が百も承知だ。それをあえて、「鳩山民主党を問う」だ。「鳩山民主党に問う」でもない。


「鳩山民主党を問う」は鳩山新代表への詰問(きつもん)である。司会者の影山日出夫氏の姿勢は無礼な「尋問」だった。NHKの思い上がりもはなはだしい。


拙著『知られざる真実-勾留地にて-』にNHK問題を記述した。


NHK番組『総理にきく』は、当初、政策について総理と討論するための『総理と語る』だったのが、田中角栄首相の時代に、聞き手を首相官邸が選ぶ首相の自己PR番組『総理にきく』に変えられたという。


細かい話だが、「鳩山新代表に聞く」、「鳩山新代表に問う」、「鳩山新代表を問う」など、NHKは詳細を検討してタイトルをつけている。


鳩山氏に対するインタビューは「鳩山民主党を問う」であった。これは、詰問(きつもん)、尋問である。


一方、河村氏に対しては、「河村官房長官に問う」だった。NHKの「偏向」が明瞭に示されている事例だ。


もうひとつの問題がカメラワークである。ストップウォッチで計測したわけではないが、鳩山新代表の映像は、大半が「下から撮影のアップ映像」だった。失礼極まりないカメラワークだった。


人物に対する印象は、相当程度カメラワークによって操作できる。鳩山新代表に対して敬意を払う放送を行う場合に、このようなカメラワークはあり得ない。麻生首相を出演させて、このようなカメラワークを取ることがあり得るか。絶対にあり得ない。


河村官房長官に対しても、質疑応答中、一部分、下から撮影のアップ映像が用いられた。しかし、このカメラワークが用いられたのは、河村官房長官に鴻池官房副長官の不祥事を問いただした場面だけだった。


河村官房長官は鴻池官房副長官の辞任を「更迭(こうてつ)」と明言し、「解任」であったことを明らかにした。下から撮影アップ映像は、河村官房長官を問い詰める場面で用いられた。


鳩山氏に対するカメラワークは、大部分が下から撮影のアップ映像で、番組を見る者に対しても、強い不快感を与えるものだった。 


NHKがサブリミナル効果を活用した映像を使用したことが問題になっているが、NHKの姑息(こそく)さ、悪質さ、偏向ぶりは、もはや「暴走」の領域に入っている。


私はNHK「日曜討論」に数十回の単位で出演した経験を持つが、番組司会者の劣化が著しい。かつて、司会を担当した山本孝氏は、極めて公平で中立の運営を実行した。権力者に対しても、躊躇することなく、問うべきことを問う姿勢が鮮明だった。


山本氏に代わって登場したのが影山日出夫氏である。影山氏は「権力迎合」を絵に描いたような運営を示した。その姿勢は現在まで一貫して貫かれている。私が出演した時期には登場していなかったが、その後に登場した島田敏男氏も「偏向」が著しい。影山氏以上の「偏向」を示していると言ってもよいだろう。


一般国民のなかには、NHK報道に対する「中立公正で信頼できる」との幻想が残っているが、もはや、過去の遺物である。政治権力がNHKに対する圧力を強めているのも事実だろう。他方、不祥事の相次いだNHKの経営状況が悪化し、権力へのすり寄りを強めた面もあるだろう。さらに、NHKの経営改革にかこつけて、NHKを監視する名目で外部から投入された人材が、権力の手先としての活動を活発化させている面も否めない。


民主党新代表は、民主党所属の国会議員の選挙によって選出された。国会議員は民主党支持者の信託を受けている存在である。その人々による選択に対しては、一定の敬意を払う必要がある。


NHKは世論調査を「錦の御旗」のように掲げるが、世論調査ほど疑わしいものはない。国民は岡田氏のことも鳩山氏のこともよく知らない。メディアが良いイメージで報道すれば「良いイメージ」が出来上がるし、悪いイメージで報道すれば、「悪いイメージ」が出来上がる。


麻生首相も就任当初、麻生氏の真の姿がよく知られる以前に、人気が高かった時期が存在した。首相に就任し、実情が十分に浸透するにしたがって、つるべ落としのように支持率が急低下した。


人物の本当の姿がよく分からない時点での世論調査など、まったくあてにならない。今回の民主党代表選では、岡田氏を民主党新代表に据えたいと企(たくら)む「悪徳ペンタゴン」が、御用メディアを総動員して岡田人気を高めただけである。


今日のテレビ朝日番組「サンデープロジェクト」で、国民新党の亀井静香議員が、本ブログで私が主張したこととまったく同じ見解を示された。亀井氏は岡田氏が民主党代表の資格を持たないことを強調した。最大の理由として、3月3日以降の政治謀略に対して、何らの抗議、憤りを示さなかったことを指摘した。本質を突いた指摘である。


鳩山新代表は御用メディア=マスゴミの民主党総攻撃をかわし、政権交代実現に向けて、強力なリーダーシップを発揮してゆくだろう。しかし、本格的政権交代実現阻止を至上命題とする「悪徳ペンタゴン」の卑劣な攻撃、工作活動は、今後、一段と激しさを増すはずである。鳩山民主党は、一瞬たりとも気を緩めることができない。


政権交代が実現した段階で、検察・警察・司法制度の抜本改革、マスメディアの総括を断行しなければならない。大粛清も求められることになるだろう。当然、NHKの抜本改革と人事の刷新が必要になる。


マスゴミが不正と欺瞞に満ちた情報を氾濫させても、「真実」を発信するネット情報が作られた偽りの世論、「偽装民意」に確実に風穴を開けてゆくことになるだろう。


民主党は「真実の情報」を国民に広く伝える活動を本格化させなければならない。情報戦が「決戦の総選挙」の帰趨(きすう)を決する鍵を握るだろう。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

南仏名門ワイン農場に囲まれた、不況で大盛況の戦争マシーン工場

2009-05-17 14:43:34 | オルタナティブ通信

南仏名門ワイン農場に囲まれた、不況で大盛況の戦争マシーン工場




「世界の金融の『根本メカニズム』」、

http://alternativereport1.seesaa.net/article/118052129.html


「ロスチャイルド帝国の逆襲=ブッシュの時代の終わり」、

http://alternativereport1.seesaa.net/article/96893653.html


「アラブに本拠地を移す米軍」、

http://alternativereport1.seesaa.net/article/100807496.html


「ダイアナ元皇太子妃を殺害した一族」、

http://alternativereport1.seesaa.net/article/100450175.html


「ロスチャイルドのボス達」、参照。

http://alternativereport1.seesaa.net/article/100576557.html







 20世紀「最大」の武器密輸商人アドナン・カショギ。ブッシュ前大統領一族の経営する「軍事産業専門の投資会社」カーライル社の顧問として、アラブにとっての「敵国」イスラエルの軍事的脅威を唱え、アラブの王族にカーライル社の傘下企業=軍事産業の兵器を売り込んできたカショギ。カショギの父はアラブの王族の「お抱え専門医」であり、カショギは「アラブの王族のインナーサークルのメンバー」としての顔を使い、「ブッシュの代理人として」カーライルの兵器をアラブに売り込む「ビジネス」を継続してきた。カショギの父の「お得意様の患者」には、ウサマ・ビン・ラディンの父モハメッド・ビン・ラディンが居り、ウサマ・ビン・ラディンとカショギは「お互いを良く知った間柄」でもあった。

このウサマ・ビン・ラディンの「友人」カショギが、「ウサマ・ビン・ラディンを敵として」アフガニスタン戦争、イラク戦争を起こしたブッシュの「兵器専門企業の経営顧問」である。

カショギは、また、「アラブの王族絶滅」を終生の課題とし、対アラブ強硬派で知られるイスラエルの国防大臣=後の首相アリエル・シャロンと「ビジネス・パートナー」であり、中東各地の観光地で「共に」リゾートホテルの経営を行って来た。

アラブVSイスラエル=米国。この長年続いてきた、戦争の図式の「敵対勢力」両方に兵器を売り付け、戦争と虐殺を「演出して来た、死の商人」がカショギである。

 高齢もあり世界各地を自身で飛び回り商談を重ねる体力に不安の出てきたカショギは、頭脳が決して明晰ではなく「他人の言われるままに動く」甥のドディ・アルファイドを、自分のメッセンジャーとして「使い回してきた」。カショギの「闇ビジネス=兵器密売」を暴く目的で世界中のマスコミが、このドディを質問攻めにし、ドディは、その軽薄さを発揮し、失言と情報漏洩を繰り返してきた。イラン・コントラ事件等の「兵器密売スキャンダル露見」による失脚・告発を恐れたブッシュ一族とカショギの手によって、妊娠中の婚約者・英国元皇太子妃ダイアナと共にドディを自動車事故に「見せかけ」殺害した事で、ブッシュとカショギは「命拾い」した(実際にはブッシュと、カショギを「末端の手下」として駆使するサヴォイ一族によって殺害は実行された)。



 カショギの兵器密売によって生み出された「大きく豪華な自宅」は、南仏ニースからモナコへと向かう途上のボーリューと言う町にある。ワイン醸造で有名なデスパーニュ家のブドウ農園の広がるボーリューに構えられた、この豪邸には、近年、ベネズエラの銀行家アリフォンソ・ダビドヴィッチと、その若い黒人女性秘書が、たびたび訪問を繰り返している。「反米を掲げる」ベネズエラのチャベス政権の「兵器購入担当者」である。

「反米を掲げる」このベネズエラ政権は、ブッシュの兵器企業から兵器を購入するために、カショギの自宅に「日参」を繰り返している。アメリカ国内に、ロックフェラーのエクソン・モービル社と「共同経営」の原油精製施設を持つ、このベネズエラ政権は、米国に拒否されれば原油精製が不可能になり国家収入の大半を失う事になる。ブッシュの兵器密売人から「密かに兵器を買い付けても、何等、不自然は無い」。

このベネズエラの銀行家アリフォンソ・ダビドヴィッチは、同じく「反米を掲げる」コロンビア革命軍の兵器購入担当者であり、マネーロンダリング担当者である。マネーロンダリングが必要であるのは、コロンビアの麻薬生産・販売の利益を、この銀行家が「資金洗浄し」、兵器購入に「充当している」ためである。

「革命後の、すばらしき新世界」が、世界中に麻薬を充満させ、麻薬で若者を多数殺害する事によって手に入ると考え、「敵国ブッシュ」から兵器密売の「供与」を受ける「反米国家」によって可能であると考える程、幼稚な事は無い。21世紀、そのような夢想は、オルダス・ハクスリーの小説「すばらしき新世界」さえ読んでいない「自称文学専門家達の妄想」の中でだけ、生き残っている。



 ニースの空港から、カショギの自宅には、最近、ロシアからの「顧客」が、頻繁に訪れている。ロシア・グルジア戦争の主戦場となり、ロシア軍のバックアップによりグルジアからの独立を果たそうと考え、「戦争の準備に忙しい」アブハジア、その首都スミフ生まれの兵器密売人ヤコフ・コスマンである。コスマンに伴われ、三々五々、日参しているのは、アブハジア共和国の元国防相スルタン・ソスナリエフ、アブハジア独立を「支援し、戦争準備を行っている」GRU・ロシア連邦軍参謀本部情報総局のテロ工作部隊隊長アントン・スリコフである。スリコフは、ミグ戦闘機で有名なロシアの軍事産業「ミグ」社の顧問であり、「対グルジアのGRU諜報員・スパイとしてのコードネームはマンスール」である。「商談」が難航しているのか、後日、元ロシア大統領府長官アレクサンドル・ヴォローシンも、姿を現している。

カショギの自宅で、このロシア軍諜報部のトップと「会談」を行っているのは、ボーリューの港から英国籍のヨット「マギヤ」に乗って上陸した、チェチェン独立派のゲリラ指導者達である。亡くなったチェチェンのゲリラ指揮官シャミーリ・バサーエフも、カショギから「兵器購入を行う常連客」であったが、バサーエフの部下達も「立派に、その後継者」を務めている。

チェチェンVSロシアのチェチェン紛争で、「ロシア兵士とチェチェン人の屍体の山を築き上げた」敵同士の、ロシア軍トップと、チェチェン軍トップが、カショギの自宅で「仲良く、密談し」、兵器の供給を受けている。

戦争で殺し合いを行う「敵同士は味方」であり、「敵対する2つの軍組織のトップは、共に、同一の軍事産業の兵器販売促進のために働く、熱心な営業マン」である。常に命を落とし、「損な役割を負わせられるのは」末端の兵士であり、一般市民である。どのような理由であっても、どれ程「説得力のある立派な議論で説得されても」、決して戦争には納得せず、戦争に反対し、参戦しない事の「正しさ」が、ここにある。戦争を肯定するための、立派な理論、素晴らしい理論は、「少しばかり頭が良ければ、いくらでも、捏造・創造」する事が出来る。しかし、失われた命は二度と、創造する事が出来ない。戦争を肯定するための、「どのような美しい議論、立派な美名、もっともらしい説得力のある説明」も、全ては「まやかし、インチキ」である。人の命を奪う議論、理論は、「全て、インチキ」である。

非情な人間、悪質な人殺し達は、もっともらしい美しい言葉で殺人と戦争を美化する事が得意である。

非情な人間、悪質な兵器商人達は、美しい広大なブドウ農園に囲まれ、名門ワイン・美酒を味わいながら、殺人と戦争の準備を行う事が得意である。

こうしてチェチェン戦争、ロシア・グルジア戦争の準備が「進んでいる」。

チェチェンVSロシア、中南米「反米国家」VSアメリカ、アラブVSイスラエル・アメリカ。ボーリューのカショギの自宅を「工場」として、ロシア、アメリカ、中東向けに外装仕様だけをチェンジした、「戦争マシーン」の輸出が止まらない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする