格差階級社会をなくそう

平和な人権が尊重される社会を目指し、マスゴミに替わって不正、腐敗した社会を追求したい。

この世の闇と光

2012-07-24 05:39:08 | 植草一秀氏の『知られざる真実』

この世の闇と光




弁護士でジャーナリストの日隅一雄氏を偲ぶ会が開催された。


会場の正面いっぱいの白い花に囲まれて、日隅氏の人柄をそのまま表す素晴らしい写真が飾られた。


いまにも、そこから日隅氏が元気に笑いながら現れてくるような、そんな写真だった。


NPJ代表の梓澤和幸弁護士がお別れの言葉を述べられた。


3.11の原発事故。


その直後から日隅氏、梓澤氏は動かれた。


人類史上最悪の原発事故を引き起こした東京電力、政府が、まるで他人事のような振る舞いを示すなかで、両氏は、法律家として自分たちに何ができるのかを模索した。


そのなかで、日隅氏は、原発事故の事実を知り、これを正確に市民に知らせることに命を懸けた。


そして2か月後。


日隅氏は余命半年の宣告を受ける。


日隅氏は、正直言ってショックを受けたと語った。


しかし、遅かれ早かれ、人は死を迎える。


それまでに、自分の為すべきことを実行する。


日隅氏は東電の記者会見に述べ100回以上も出席した。


東電が高濃度の汚染水を海に放出することに対して、日隅氏は敢然と闘った。


記者会見の場で、体を張って、東電の不正を阻止しようと力を尽くした。



胆のうがんの告知を受け、余命半年の宣告を受けるなかでも、日隅氏は最後の最後まで力を振り絞った。


日隅氏は、昼間の痛みに対して夜の痛みが強いのはなぜかを医師に尋ねた。


医師は、痛みに対する治療は昼も夜も同じであると告げた。夜に痛みを感じるのは、人は夜になると不安を感じるからだと言った。


日隅氏は夜に思いを伝える話し相手を求めていたのかも知れない。そこまで思いが至らなかったことを梓澤氏が悔やまれるが、それほどまでに、日隅氏は苦しみを表に出さなかった。


病魔に侵され、底知れぬ苦痛に襲われながら、原発事故、正しい情報の提供に精力を注ぐ日隅氏に、梓澤氏は何度も「なぜ」を問いかけた。


日隅氏の謙虚さは、明確な回答を拒んだが。あるとき、こうつぶやいたという。


「法律家として、自分たちがもう少し、ものごとをよく知り、理解していたなら、未然に防ぐことができたのかも知れない事故が起きた。


ある日突然、事故が発生して、生活を、そして故郷を奪われ、生命の危機の恐怖を背負わされた原発被災者の立場を思えば、自分の境遇などは、恵まれたものであるのかも知れない。


主権者である国民が情報を知り、問題に対処してゆけるようにすることが自分に課せられた使命である。」






原発事故のなかで日隅氏が執筆して刊行した岩波ブックレット


『「主権者」は誰か』


のカバーには次の言葉が記されている。


「原発事故後、多くの情報が隠され、国民不在の場で、さまざまな対応策・基準が決められた。なぜ、「主権者」である国民が、これほどないがしろにされたのか。政府や東電の対応を振り返り、その構造的問題を明らかにし、改善策を探る。」


そして、


「「主権在官」を打破し、私たちの社会をつくるために」


と記されている。



日隅氏の強靭な行動の原動力は「愛」であると私は思う。


自分に対する愛ではなく、他者に注ぐ「愛」である。


自分には苦しみを与え、他社のために自分の命を捧げ切った。


絶望が支配しかねない世の中にあって、この利他の行為が、私たちに「希望」という光を与えたのである。



梓澤氏は、岩波ブックレットの末尾に記された言葉を、日隅氏の最後の肉声そのものであると述べた。


戦後の間もない時期に、中学生のために書かれた資料のなかの文章を日隅氏が引用したのだ。


その言葉は、まさに、日隅氏の肉声そのものだと梓澤氏は見抜く。


「今のうちに、よく勉強して、国を治めることや、憲法のことなどを、よく知っておいてください。もうすぐみなさんも、おにいさんやおねえさんといっしょに、国のことを、じぶんできめてゆくことができるのです。皆さんの考えとはたらきで国が治まってゆくのです。みんながなかよく、じぶんでじぶんの国のことをやってゆくくらい、たのしいことはありません。これが民主主義というものです」


戦後直後に中学一年生用の教科書につかわれた「あたらしい憲法のはなし」に書かれた言葉だが、「日隅氏が私たちにやさしく語りかける言葉に聞こえる」という梓澤氏の指摘は、梓澤氏のみずみずしい感性によって捉えられたものであるが、その指摘の正しさに驚かされる。



強き者には妥協せずに敢然と挑み、弱き者には心の底からのやさしさを注ぎ尽くす。


この他者への愛が私たちに大いなる希望を与えるのである。


マーティン・ルーサー・キング牧師の言葉


「私には夢がある


絶望の山に分け入り、希望の石を切り出すのです」


を教えてくれたのは梓澤氏である。


いま問題になっている「いじめ」の問題。


根源にあるのは「愛の欠落」、「愛の欠如」であると思う。


他者に対する愛がなければ、この世はすさんだものになるだろう。


「信なくば立たず」というが、「愛がなければ、私たちは生きてゆくことができない」


その、何よりも大切なものを、日隅氏は私たちに注いでくれた。


そして、その日隅氏の周りに、やはり、同じ光を放つ人々が取り巻いている。


あまりにも早い旅立ちではあったが、私たちの心のなかに、日隅氏は永遠に生き続ける。


自分のことが100%、他者のことは0%という人で世のなかが占有されれば、この世は闇になってしまうだろう。



日隅氏は希望の光だ。そして、日隅氏を取り巻く多くの同胞が存在することも、この世の大きな光である。


この世の闇に光を差し入れる、その人の輪を広げることが、この世を明るい希望に満ちたものにする唯一の道である。






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イラク戦争について、誰も本当の事を話そうとしない理由

2012-07-24 05:30:42 | オルタナティブ通信



イラク戦争について、誰も本当の事を話そうとしない理由


「戦争とは、「演出された」フィクションである」より、続く。

http://alternativereport1.seesaa.net/article/282416394.html



父子ブッシュ政権時代、イラクのサダム・フセインが「生物・化学兵器を製造している」として、

2度にわたり行われたイラク戦争。

この生物・化学兵器の原料は、アメリカ政府自身がイラクに販売していた。

イラクが、この兵器原料を購入する資金は、通称サダム・フセイン銀行と呼ばれるイタリアの銀行BNL=バンカ・ナツォナローレ・ラボロのサダム・フセインの口座に「何者か」から送金され、供与されていた。

送金を行っていた送金元の名義は、キッシンジャー・アソシエイツ社であり、その経営者は歴代アメリカ政府のブレーン・相談役として活躍してきたヘンリー・キッシンジャーであった。

イラクが生物・化学兵器を開発するための資金は、アメリカ政府自身が「提供」していた。

イタリアの警察組織が、BNLへの捜査を開始すると、

銀行BNLの頭取が、BNLのビルの窓から外壁に向け、首吊り状態でロープにブラ下がった他殺死体で発見された。

「本当の事を話せば、こうなる」という、見せしめ・脅迫であった。



posted by 00 at 20:36 | TrackBack(0) | 日記 | |



「生きる価値の無い市民・サラリーマンを殺害処分する」、経済政策


「アメリカがイランとの戦争準備を進める、本当の理由」より、続く。

http://alternativereport1.seesaa.net/article/274405343.html



 直近に迫っている地球の氷河期入りに備え、

世界経済を支配する大手銀行経営者達を中心とした一部のエリート層によって貴重な食料・燃料を独占確保し「温存しておく」戦略が採用され始めている。

「地球温暖化」の大合唱は、そうした戦略の下、氷河期入りによって市民・サラリーマン達がパニックを引き起こす事を回避する「情報操作」戦略であった。そして温暖化防止のためと「称し」省エネを世界規模で実行させ、エリート達のための貴重なエネルギー源を「温存・確保」する事が、その目的であった。

こうした「資源・食料の確保、温存」政策として、イラク戦争・アフガニスタン戦争等の形で戦争を継続して引き起こし、また、ウィルス・化学兵器を密かに散布する事によって地球人口を「大規模に削減する」戦略が取られている事を、前回記事、「アメリカがイランとの戦争準備を進める、本当の理由」で記載した。

「生きている価値の無い無能な市民・サラリーマン達は、金融恐慌による大量失業=自殺勧告、戦争、鳥インフルエンザ等の生物兵器の散布によって殺処分する」という政策である。

こうした「殺処分」の宣伝機関となっているイスラエルの大手新聞エルサレム・ポストが社説において「黒人、アラブ人、中国人、日本人等、有色人種は人種的に劣っているので、世界規模の核戦争で絶滅させる必要がある」と主張している事も前回記載した。

この新聞社の経営陣には、銀行リーマン・ブラザースが座っていた。今次の金融恐慌を引き起こした銀行リーマン・ブラザースである。戦争によって無用な人口を削減すると主張する者達が、金融恐慌を引き起こしている様が見える。

そして、核戦争よりも「より安価に」、過剰な人口を殺処分できるのは生物兵器である。

黒人、アラブ人、日本人=有色人種だけに発症するように皮膚細胞の色素に反応し潜伏期間から覚醒する形に遺伝子組替えされたペスト菌、コレラ菌=生物兵器は既に出来上がっている。

こうした生物兵器の研究に米国で最初に着手したのは前回指摘したロックフェラーの運営する研究所であった。このロックフェラー一族はバプテスト派キリスト教の「敬虔な」信者である。

ユタ州のバプテスト派教会では1998年から、繰り返し、多数の生物兵器研究者達が世界中から集まり研究報告会や資産家達への「説明会」が開かれている。

宗教団体が、生物兵器の研究会とは、極めて奇妙な「動き」である。





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