格差階級社会をなくそう

平和な人権が尊重される社会を目指し、マスゴミに替わって不正、腐敗した社会を追求したい。

「生活の党」発足契機に日本政治刷新を目指す

2012-12-28 20:18:34 | 植草一秀氏の『知られざる真実』

「生活の党」発足契機に日本政治刷新を目指す




「日本未来の党」が「生活の党」に名称を変更し、森ゆうこ議員が新しく代表に就任した。


総選挙で議席を大幅に減少させたのち、混乱が続いていたが、順当な着地を示した。


嘉田由紀子前代表は嘉田氏と阿部ともこ氏の共同代表案を提案したが、党所属国会議員の圧倒的多数から賛同を得られなかった。


党所属議員の圧倒的多数は嘉田氏と小沢一郎氏の共同代表案を提示していた。


民主主義政党における党首は独裁者ではない。


党の決定を行うには、党内の民主主義手続きを経ることが必要不可欠だ。


嘉田氏の提案は党所属国会議員の賛成を得られるものではなかったから、党内での民主主義手続きを経て決定できるものでなかった。


嘉田氏が引き続き代表としての職務を継続するには、党内民主主義手続きに則ってものごとを決めることを受け入れるしか道はなかったが、この道を選択しなかったために党を離れることになった。


嘉田氏は「日本未来の党」の名称を引き継ぐとしているが、所属する国会議員は阿部ともこ氏しか存在しない。「みどりの風」に亀井静香氏と共に合流する可能性があるが、こうなると多党乱立の弊害は残存してしまう。



もとより「日本未来の党」は「国民の生活が第一」を主軸に創設された新党であり、「国民の生活が第一」関係者が政党幹部に就任するべきであった。


その人事に問題があった。


私は新党創設に際して、新党名称を「生活」とするべきだとの意見を提示した。


11月28日付ブログ記事


「主権者国民連合政党名称は「生活」とする方が良い」



嘉田由紀子氏が総選挙に出馬しないから、トップは国会議員が務めるべきであるとも書いた。


紆余曲折はあったが、結局落ち着くべきところに落ち着いた。


森ゆうこ氏は小沢一郎元代表と十分な意思疎通をしているから、今後は円滑な党運営が行われることになるだろう。


総選挙では「国民の生活が第一」の名称が浸透し始めた段階で「日本未来の党」に名称が変更されたため、有権者への浸透が十分にできなかった。


この意味も含めて私は、新党名称を「新党生活」とするべきだと考えた。


今回、「生活の党」と名称が変更されたことは、この意味で好ましい。


略称も「生活」になるから、表現もしやすくなる。


小さなことのように見えるが、選挙戦を戦ううえで名称は極めて重要だ。



問題は、日本政治をこれからどのように立て直すかだ。


安倍晋三政権が発足したが、完全な「旧政復古政権」=「元の木阿弥政権」だ。


「昔の名前で出ています」政権でもある。


原発推進、消費税大増税強行、TPP参加政権である。


沖縄では辺野古の美しい海岸を破壊しての巨大な米軍基地建設が強行されることになるのではないか。


日本財政を激烈に悪化させた張本人は麻生太郎氏である。


麻生政権は2009年度補正予算を14兆円規模で編成した。


そして、2009年度税収見積もりを9兆円も読み誤った。


このために日本の財政赤字は2007年度の25.4兆円から2009年度の52.0兆円へと2年間で倍増したのである。


日本財政を激烈に悪化させた主役は麻生太郎氏である。


この麻生氏が2009年3月に消費税増税を法律に組み込んだ。


これが所得税法附則104条である。


これをマッチポンプという。


自分で放火して火事を引き起こし、自分でポンプから放水する。


自作自演、「財政赤字激増と巨大増税」の悪夢の創作者は麻生太郎氏である。



2009年度の第一次補正予算13.9兆円は大資本と官僚のための利権てんこ盛りの予算だった。


本ブログでは2009年5月28日付記事


「お手盛り・バラマキ補正予算成立と総選挙日程」



にその内容を記述した。


「補正予算では、本予算で6490億円しか予算が計上されない公的部門の施設整備費に2.8兆円もの国費が投入されることが明らかにされた。大盤振る舞いの補正予算で、役人が使用する公共施設を豪華に刷新しようというのだ。


マンガ・アニメの殿堂には建設費だけで117億円が用意される。思いつきで決めた支出対象に、無尽蔵の国費を使いたい放題である。


また、「エコカー」、「エコ家電」にかこつけて、役所の公用車が1万5000台=588億円、地デジ対応テレビが7万1000台=71億円、購入される。補正予算を「官僚のこづかい」と捉えているのだろう。


さらに、補正予算では58の基金に4.6兆円の国費が投入される。4.6兆円のうち、どれだけが事務経費に充当されるのかは国会審議でも明らかにされなかった。58基金への4.6兆円が「天下り」利権拡大に利用されることは間違いないだろう。」



日本政治は麻生時代の官僚利権だけが丸々焼け太りする時代に逆戻りする。


旧政復古=アンシャン・レジームなのだ。


これを、もう一度、刷新しなければならない。


そのためには、新党「生活」を主権者国民の声を糾合する大きな政治勢力に育ててゆかなくてはならない。


そのためには、現在の民主党が悪徳衆を放逐して原点回帰するなら、これと連携することも視野に入れてゆくべきだろう。





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森ゆうこ氏 名誉毀損の裁判で勝訴

2012-12-28 18:47:52 | 杉並からの情報発信

森ゆうこ氏 名誉毀損の裁判で勝訴

2012年12月28日 ブログ「日本未来の党 参議院議員森ゆうこ」より転載

http://my-dream.air-nifty.com/

26日東京地裁において、原告である私、森ゆうこの訴えが認められ、フリーライ
ター森功氏と文藝春秋に対し損害賠償を支払うよう命じる判決が下さ れた。

水谷建設社長が出廷した陸山会事件公判を傍聴していた私が、法廷で騒いだため
に裁判長に注意されたという記事が、全くの事実無根であると裁判所が 認定した。
これは、検察のねつ造による陸山会事件を悪用し小沢一郎先生の人格破壊を行っ
てきたメディアスクラムの一端である。

そもそも私は、その公判を傍聴していない。
私が傍聴したのは、検察に騙されて保育園に子どもを迎えに行くことも家族に連
絡することさえ許されず、10時間に渡って不当な取り調べを受けた石 川知裕衆
議院議員の女性秘書が証言する公判であった。

私に一切取材もせず、傍聴してもいなかった公判で私を見たと言い、裁判長に注
意されたというありもしないことを一流ジャーナリストと称する森功氏 が書
き、週刊文春という最も名前の知られた週刊誌が掲載した。

しかも訂正と謝罪を求めた私を更に愚弄する記事を次号に載せたのだ。
未だに森功氏と週刊文春、文藝春秋からは何の謝罪もない。
同様に小沢一郎先生に対して洪水のように流されたこの3年と10ヶ月に及ぶマス
メディアの攻撃に憤りを覚える。

嘉田由紀子未来の党代表も、このメディアスクラムによって作られた小沢一郎
真っ黒のイメージばかりを気にして、大切なものを見失ったのである。

②「未来」は「生活の党」に変更 森裕子氏が代表、嘉田氏離党へ

【新聞記事】

2012年12月28日 東京新聞

日本未来の党は27日、党名を「生活の党」とし、代表を嘉田由紀子滋賀県知事
から森裕子副代表に変更すると総務相へ届け出た。森氏ら小沢一郎元民 主党代
表の系列議員が党に残る。嘉田氏は、社民党政審会長を務めた阿部知子衆院議員
と共に党を離れる。「未来」の名称は嘉田氏側が引き継ぐ。阿部 氏は当面、無
所属で活動する。

嘉田、森両氏が28日に大津市で記者会見し、事実上の分党を正式に発表する。
小沢氏も同席する見通しだ。

森氏は27日、党の分裂について記者団に「(有権者には)申し訳ない。円満に
合意して分党の手続きに入る」と述べた。

(2)今日のテーマ:「生活の党」の今後について

昨夜9時から放送されたBS11「InsaideOut」に森ゆう子「生活の党」代表が
出演され「生活の党」の今後の話をされていました。

小沢一郎氏の限界を超えることこそ「生活の党」の成功がかかっている!

①プロの政治家とフツーの市民との垣根を取っ払いすべてをオープンにすること

②大手マスコミによる情報遮断、情報操作、世論誘導報道に対して正面から戦うこと

③一連の「小沢事件」は小沢政権誕生を阻止するために仕組まれた「戦後最大の
政治謀略」であることを正面から国民に訴えて反撃すること

④今回の年内総選挙の強行もまた準備と資金不足の「国民の生活第一」を壊滅さ
せるために野田首相と安倍自民党総裁と大手マスコミが仕組んだ政治謀略であった
ことを国民に訴えて反撃すること

⑤大手マスコミではなくネットメデアこそが自分たちの主要メデイアであると位
置づけて全面的に活用すること

⑥有権者の25%の得票で79%の議席を独占する現行の「小選挙区制」は巨大
独裁政党を出現させる間違った選挙制度である。民意を正確に反映する 「全国
一区比例完全代表制」に変更すべきこと国民に訴え実現を目指す

⑦福島第一原発の4つの事故原子炉からは毎日2億4000万ベクレルの放射性
物質が放出されている。「脱原発・原発ゼロ」は10年後に実現すべき 問題で
はなく今現在解決すべき問題である。「原発事故の完全封じ込め」と「100万
福島県民の集団移住」はいくら金がかかろうが直ちに取り掛かる べき最高最大
の問題であることをと国民に訴え実現を目指す。







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