北朝鮮=ミャンマーのスーチー女史
ミャンマーの軍事政権に抵抗し、長い間、自宅軟禁されてきたスーチー女史が来日した。
「元々」英国の植民地であったミャンマーに、中国寄りの軍事政権が出来たことは、
英国の「利権」が中国に奪われる危機が発生した事を意味していた。
そこで利権維持のため、英国諜報組織MI6が、「動き出す」。
スーチーとMI6の「関係」は良く知られている。
英国の利権維持のため中国寄りの軍事政権は好ましくない、と宣言する訳にはいかないので、「軍事独裁政権は、ケシカラン」と宣言すれば、軍事政権に抵抗する「人権派」として世界中から賞賛され名声が「手に入る」。誰も否定する事の出来ない「人権」を盾に使い、自分の政敵を論難する手法は欧米の大学のディベート=討論の授業で常套的に使われるテクニックである。
英国によるミャンマーの植民地支配は、第二次世界大戦中、日本軍の進攻によって崩壊させられた。
2013年初頭、スーチーは「第二次世界大戦中の、日本軍の従軍慰安婦問題は、ケシカラン」と発言した。
ミャンマーの軍事政権を非難し、スーチーを支持し続けてきた日本政府と日本人は、突然の、スーチーによる日本非難に驚かされた。
「英国の利権=ミャンマーを、第二次世界大戦中、日本軍が奪った事は、ケシカラン」と本当の事を言う訳にはいかないので、第二次世界大戦中の日本軍の行動はケシカラン、と言い替えた。そこに薬味として、誰も否定する事の出来ない「人権」を盾に使い、自分の政敵を論難するテクニックを加え、人権侵害=従軍慰安婦問題はケシカラン、と装飾すると、世界中から賞賛される人権派としての面目が際立つ事になる。
今後、ミャンマーの政界で主導権を発揮する事になるスーチーが来日すると、「それを追いかけるように」、米国のケリー国務長官が来日した。
ケリーの経営する会社が、ミャンマーで北朝鮮向けの「軍需製品」を製造、北朝鮮に納入・販売しているので、商談に来ただけである。