ピクトグラムとは、一般的に「絵文字」「絵単語」などと呼ばれているものです。
人類が文字を発明するまでは、この「絵文字」を使っていましたが、最近、またこの「絵文字」が注目されています。
特に携帯電話では、若い人を中心に「絵文字」が流行っているそうですが、人類は再びこの「絵文字」に於けるコミュニケーションに戻っているようです。
それぞれの国に言葉や文字があるように、この「絵文字」も国によって若干違うようです。
当初の目的は、何らかの情報や注意を示すために表示される視覚記号(サイン)のひとつとして発達してきました。
主にある2色を用いて、表したい概念を単純な図として表す技法が用いられ、鉄道、駅、道路、空港などの公共空間で使用されています。
もうひとつの目的は、最近は国際間の往来が激しく、他国の言葉や文字が分からない場合の視覚的な図で表現することで、言語に制約されずに内容の伝達を直感的に行うことです。
日本人が考案した「非常口」のサイン(国際基準)
しかし、国際的な基準が決められているのは、車椅子サイン、禁煙サイン、非常口サインのみで、他のサインは、それぞれの国によっては若干異なります。
国際標準化機構はあるのですが、全てのサインが統一されるのは、難しいようです。
その中にある「非常口のサイン」は、日本で考案されたもの(多摩美術大学教授の太田幸一氏らによる)です。
日本では、東京オリンピックの開催時に外国語によるコミュニケーションをとるのが苦手な当時の日本人と外国人の間を取り持つために、主に競技内容のサインを開発・考案されたのが始まりで、今は多くの国で使用されています。
では、下記のピクトグラムは、何の表示か?分かりますか?
答えは、明日にアップします。