徒然なるまま”僕の趣味と遊ぶ”

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なぜ・・江戸時代は長く続いたのでしょうか

2007年04月28日 09時56分44秒 | 江戸時代とは・・・・・

日本人気質が形成され、完成されたのが江戸時代ではなかったのかと言うのが、僕の持論です。
日本の歴史をみれば、仏教の伝来以来から、元々は他国の文化を日本流の独自の文化に育ててきて、それが江戸時代の鎖国が拍車をかけて日本文化として独自の文化として、開花したと考えられます。

その江戸時代が265年もの長い間続いてきたのは、色々な原因があったのです。
これ程、長く一応安定された中央集権封建主義が続いてきたのには、それなりに理由があります。

明治以降は、とかく江戸時代は暗黒の時代であり、庶民が苦しめられてきたと伝えられてきたのです。 それには、明治政府が、江戸時代が決して良かったと言えず、悪しき封建時代という教育をしてきたのです。


   今日の絵は ”台所の片隅” F6号

では、なぜ徳川幕府という一つの政権がこれ程長続きしたのでしょうか?
その理由は、「政治の基本的な方向が正しかった」からなのです。
これには、反論する人が多くおられると思います。

その理由として、同じ政権が、大した波瀾もなく265年の長きにわたって続いたという事実が如実に物語っているのです。
それは、結果論であってがんじがらめの封建制度で苛烈な弾圧と言論を封殺して延命を続けたという反論もあるでしょう。

その反論の反論として、弾圧や強制によっては長期間政権を維持出来ないという経験的な事実があります。
その一つが戦後の社会主義国家圏の崩壊です。
組織的な弾圧機関で徹底した取り締まりをしたソ連は、内部崩壊から72年しか持たなかったのです。

第二の理由は、265年間に亘って徹底した弾圧を続けられる程の取り締まる組織も人手もなかったという客観的な事実があります。
この内容については、またの機会に述べてみたいと思います。