極茶人の五感・語感・誤感?

極上のお茶を作り、そして飲んで感じたこと・・・スペシャリスト【極茶人】からの耳うちです・・・

7132・・・

2009-12-28 22:38:40 | 狭山茶

TVチャンピオンお茶通選手権に出場した仲間達から送られてきた第63回全国茶品評会農林水産大臣賞受賞のお祝いのお茶・・・

_dsc6132 今夜は木下朋美さんセレクトの釜炒り茶【静7132】・・・「クマリン」という桜葉と同じ香り成分を持つことでその名を知られる品種だがその名を見れば分かる(?)ように系統番号で呼ばれている不思議な品種・・・実は品種として登録まで行かなかった品種なのです・・・

これは【やぶきた】の自然実生選抜だということですが、現在の茶の育種はほとんどが交配によるもの・・・親に決めたAの品種とBの品種を交配してできた実を播種、育った中から選抜を繰り返し最後に残ったものが良ければ登録!という気の遠くなる行程を経てようやく一つの品種が・・・ある意味奇跡のような確率です・・・

だから欠点があるということで排除されたもの中に良いものがあるのは当然のこと・・・7132のような個性が評価されるのは運がいいのか?

とにかくその香気は独特・・・もちろん好みは分かれるでしょうが萎凋好きの【極】だからこういった個性は当然〇・・・

ましてや釜炒りだから余計ですね・・・ちょっと渋みを抑えた淹れ方でさらにね・・・

ごちそうさまでしたm(__)m

※お願い  日本茶インストラクター2次試験直前の一週間で個人的に講習を企画されている方をご存知でしたら情報の提供をお願いいたします。海外からの受験者(日本人)で居住地の水事情もあり直前の一週間に日本(関東)での集中トレーニングを希望される方がいらっしゃいます。2月1日~6日までということになりますがよろしくお願いいたします。

開設からの連続アップ1171日目

HP 極茶人のこだわり

コメント
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