極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

ドラセナと究極の自給率百%

2009年12月13日 | 農工サ融合



思いこみ 過ぎて招いた 悔いを断ち ドラセナ横に 冬花さがす 





【マイファームと耕作放棄地】



以前耕地であったもので、過去1年間以上作物を
栽培せず、しかも、この数年の間に再び耕作する
はっきりした意思のない土地を「耕作放棄地」と
定義するが、全国で約四万㌃(=四百万㎡)ある
とされ、後継者不足が主な原因だとされる。持論
でもあるが、放棄地が増えることに危機感を持っ
ていない。寧ろ、そうなる背景があったわけで、
海外からの輸入が駄目というわけでないが、競争
力を欠いているから関税(→これはWTOがあり無
視できない)
や所得保障で保護する「食糧安全保障
政策」は、民主主義的な入口論であっても財務規
律を著しく欠く政策だ(『兼業農業栄えて国滅ぶ
民主党“戸別所得補償”の大罪
』)。



耕作放棄地をレンタルで再整備するというのは、
借り主の“好み”で運営されるから経済性は深く
追求されないが(オーガニックなどの商品価値や
アニマル・セラピーならぬファーム・セラピーの
内部価値の外化=健康維持費用、農地放置劣化に
環境劣化などの評価計量がされない限り)、『自
産自消費』(=自給自足)による地域活性と地球
益を優先させる事業として注目したい。テレビ放
送ではインターネットと接続することで借り主は
遠隔操作カメラで農作物管理の試行を紹介してい
たが、これが「濃工サ融合」のプロモータとなる
ことは間違いない。




国内産米粉推進ネットワーク

日本では米の消費が1963年度の年間1341万トンか
ら近年は900万トン台まで落ち込んでいる(→1
人あたりの消費量は1962年度の118.3kgから2005
度には61.4kgと激減)。小麦粉グルテンを添加して
パンや麺などを量産する技術が確立されたことに
よって米の消費拡大への期待が高まったが、10年
以上普及しなかった理由は、①米と小麦の価格差
②米粉製品の品質にばらつきの問題で下火になるい
ない。しかし近年、麦の国際相場が「中国やイン
ド等での食糧需要の増大」「世界的なバイオ燃料
の原料としての穀物等の需要増大」「地球規模の
気候変動の影響」といった構造的な要因に加え、
輸出国における輸出規制に伴い大幅に上昇してい
るおり、小麦粉代替品としての日本国産の米粉が
脚光を浴びる。小麦価格高騰を受け、農林水産省
は代替原料として米粉の増産支援に乗り出すこと
となり、2009年4月に米穀の新用途への利用の促
進に関する法律が成立
し、小麦消費量の10%を米
粉に置き換えることを目的としてR10プロジェク
PDFという名称で食料自給率向上を進めている
という。


メイン画像 

技術の開発により米粉の品質が向上し、小麦と同
様の食品加工が可能となり、米で米粉パン・麺な
ど米粉食品として粉体利用を促進するグループ・
団体が起業化されている。米粉は産業としては創
生期を迎えた段階であり、共通した米粉の規格や
技術水準が確立されているわけではない。米粉事
業を軌道に乗せるには解決すべき課題も少なくな
い。ざまな問題を解決、サポートしていくネット
ワーク組織の「国内産米粉促進ネットワーク(CA
P.N
)」が、昨年9月にスタートし、10 ㌃ 当たり、
8 万円の補助金を補助し減反農地を米粉用稲作に
転化政策の推進下にあるが、生産者に戸惑いも多
いという。



日本で1年間に消費される小麦の量は、約635
トン。世界でも有数の消費国。わが国の小麦消費
量のうち、国内生産小麦は約 14%、残りは輸入。
因みに、わが国の国民1人当たりの小麦消費量は、
年間約 32.3kg(2007年)。

     
2006年          2007年

米粉 vs. 小麦粉

ところで小麦は、世界三大穀物の一つ。古くから
栽培され、世界で最も生産量の多い穀物である。
年間生産量は6億トン近くに及ぶ。他の三大穀物と
同じく基礎食料であるため、生産された小麦はま
ずは国内で消費され、残りが輸出される。日本国
内においては、価格統制が存在する唯一の穀物で
ある。温帯から亜寒帯にかけて栽培されている。
比較的乾燥に強く、生産限界は年間降水量500mm
である。灌漑設備が整っている場合は、さらに乾
燥した地域でも栽培できる。国際連合食糧農業機
関の統計資料 (FAOSTAT) によると、2006年の世
界生産量は6億0595万トン。これは米の生産量(6
億3461万トン)に匹敵する。トウモロコシ( 6億
9523万トン、2006年)についで生産量の多い農作
物である。 



澱粉量は双方同レベルだがタンパク質が異なる。
大きな違いは、小麦のたんぱく質はグルテンを形
成するが、米のたんぱく質はグルテンを形成しな
い。小麦のたんぱく質の85%はグリアジンとグル
テニン(両者はほぼ同量)で、小麦粉に水を加え
て捏ねると、これらが絡み合ってグルテンができ
グルテンは弾力があり網目状の構造をしてい
る。生地中に形成されたグルテンは、①よく捏ね
ると薄い膜→②小麦粉中の澱粉粒や気泡を包み込
む→③網目で細い繊維状→④生地中のイーストが
働き発酵が進行→⑤炭酸ガスとアルコールを発生、
炭酸ガスが小さな気泡になって生地組織中に入り
込み、全体を押し広げ、大きな体積ときめが細か
いすだちを作り→⑤アルコールは生地を伸びやす
くし、風味や香り付けに役立つ→⑥発酵の終るま
で炭酸ガスを蓄えて伸びた生地は、オーブンで熱
が加わると最後のガスを発生し、膨張して体積が
さらに大きくなる→⑦生地の中心温度が95~97℃
に上り、グルテンの網目状組織は熱で変性して固
くなり、パン中にしっかりした骨組みができて、
冷えてもその形を保てるという。



グルテン(gluten)は、小麦、大麦、ライ麦などの
穀物の胚乳から生成されるタンパク質の一種。胚
乳内の貯蔵タンパク質であるグリアジンとグルテ
ニンを、水分の介在下で反応させると結びついて
グルテンとなる。弾性を示すため、グルテン前駆
体の2種のタンパク質を含む小麦粉を水でこねると
グルテンが生成され生地に粘りがでる。パン生地
などが発酵した時に気泡が残るのも、生地がグル
テンによって粘りをもっているためである。



小麦に含まれるタンパク質で、プロラミンの一種
である。すなわち、水、塩類溶液、希酸または希
アルカリ溶液、無水アルコールに不溶であるが、
70~80%アルコールに溶ける。したがって小麦粉
を含水アルコールで処理すると抽出できる。小麦
タンパク質にはこのほかに、希酸または希アルカ
リに溶けるグルテリンがある。グリアジンは単一
のタンパク質ではなく、グルテリンに比べて分子
量は小さい。アミノ酸組成はグルタミン酸、プロ
リン、ロイシンが多く、リジン、グリシンはきわ
めて少ない。小麦粉中のグリアジンの含量はおよ
そ4%内外であり、このタンパク質が吸水すると
粘着力を生じ、糸状に伸ばすことができる。



※特許:P2005-333955
 「米粉パン用の米粉製造方法およびその米粉製造
  装置」/西村機械製作所
※特許:P2004-8998
 「振動ふるい機」/西村機械製作所

 
上記特許は、米粉を小麦に負けない特性を持たせ
るためのきめ細かな、風味を損なわない製粉製造
装置の一例である。問題はこの様な特許や固有技
術をどのような(1)目的に使用かであり(2)
その折のブレースルー技術がなんであるかだが、
(1)に関しては東洋商会の「米粉ビジネスの展
」から三大穀物の小麦の市場を米粉で代替させ、
残りのトウモロコシ及び大豆を包囲するという戦
法で、食糧自給率を百%近傍まで引き上げ、食糧
安全保障政策とする。また、ここで得られた固有
技術群は、世界の気候変動問題や食糧危機に対応
すべく技術支援及び輸出を図り、国際安全保障に
寄与する。

In the days of Neo-Yayoi


(2)に関しては、特許「架橋ネットワーク構造
が形成された食品とその製造方法」(
P2009-20147
9
の様に「グルテンのグリアジンとグルテニンと
いう2つのタンパク質が、加水した状態で機械的
混合中にぶつかり合うことにより、S-S 結合など
の新しい架橋ネットワーク構造体形成と同じ働き
を持たせるため、ネットワーク構造体骨格に未膨
潤化異種資材を包接し、例えば、澱粉と水とを重
量比の割合が、11.5~130になるように混合し、
均一に攪拌し加熱処理→澱粉膨潤化物のネットワ
ーク構造体骨格中に、異種の食品素材を均一に混
合することで、骨格中に異種の食品素材が包み込
まれた構造を形成することで、強固な特性が得ら
れる」という技術を例として、研究開発を推進。
勿論、稲藁などのバイオエタノールを包括セット
や、日本酒や米酢群の技術支援や製品輸出も合わ
せて促進させることも可能だ。本格的な『新弥生
式時代』への突入だ ^^;。




ドラセナ属(ドラセナぞく、学名 Dracaena )は、
リュウゼツラン科の属の一つで、原種及び分布は
アフリカ全土、ギニア北部を中心とした亜熱帯地
域。リュウケツジュ(竜血樹)属ともいう。この
属の植物の中には、葉が美しく観葉植物として栽
培されるものが多くある。アフリカ熱帯地域原産
の植物で非常に多くのバリエーションを持ち、ア
フリカ全土に分布し自生している低木種のみでも
50種類以上が分布している。亜熱帯気候下おいて
の生命力は極めて強靭で、19世紀のカナリア諸島
において樹齢1000年以上の樹木が発見された記録
もある。観葉植物として人気の高い種であり、人
気の特徴として葉が美しい、幹が柔らく変形に強
い。強靭な生命力を持ち、インテリアとして気軽
に育成できる。中華文化圏、特に台湾では金運を
呼ぶ植物とされ、何本も束にしてリボンと金色の
鈴で装飾された鉢植えが、縁起物の装飾品にされ
る。日本国においても「万年竹」と称され愛され
「縁起の良い植物」として世界的に人気が高い植物。
熱帯原産の「ドラセナ」。花言葉は「幸福」。

                 


  
コメント
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