兎も角も 無事に向かえる クリスマス ポインセチアは 赤々と燃え
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HF
新幹線で米原、そして、近江長岡で下車し、アポロ
ーンの紹介で、伊吹山麓のアルマイティの庵をベゴ
ニヤが訪れた。ベゴニアは、昨日の大阪市淀川区の
森田化学工業事業所で鉄製タンクが爆発し4人が死
亡した事故について、どう思うのかと切り出した。
「三フッ化ホウ素は水との化学反応でフッ化水素酸
を発生する。フッ化水素酸はさらに鉄と化学反応し
て水素を発生させる。タンクは鉄製だったから“河
童の川流れ”やね。洗浄不足でフッ化水素酸が残留
したのと違うかなぁ。
Fe + 2HF → FeF2 + H2↑
尤も、森田化学工業は、ステファケミカル等の化成
メーカでいまブームになっているハイブリッド車用
のリチウム二次電池用のフッ酸化合物の増産に加え
半導体用のフッ酸化合物の生産が堅調な上、フッ酸
廃液リサイクルなど忙し過ぎるので経験上、安全が
手薄になってしまう」と話すが、ベゴニアにはチン
プンカンプンだが、「リチウム電池は充電できるの
ね。それで?」と繋いだ。
アルマイティは肯き、「三フッ化ホウ素の製法だが、
非水溶液法とと湿式法とがよく知られている。非水
溶液法は、有機溶剤、例えば、エーテルなどの三フ
ッ化ホウ素と錯化合物を形成した溶媒中にフッ化リ
チウムを作用させて無水ホウフッ化リチウムをつく
る」「火事ですね」「そうだ。非水溶媒へのフッ化
リチウムやホウフッ化リチウムの難溶性で、純度が
悪く、火災などで危険だ。一方、湿式法はホウフッ
酸溶液に炭酸リチウムを作用させてホウフッ化リチ
ウムをつくるが、生成する塩(LiBF4 ・H2O)の脱水
のために200℃程度の加熱が必要だが、折角のホウ
フッ化リチウムが分解し、純度が低下する上に数千
ppmの水分は残る。
高重純度に効率よくリチウム電池用の電解質として
重要な無水ホウフッ化リチウムをつくるには、無水
フッ化水素の存在下に、フッ化リチウムと三フッ化
ホウ素とを反応させる。ホウフッ化リチウムを、無
水フッ化水素と作用させ、さらに、200℃付近から熱
分解が始まり、350℃以上では、LiFに相当する約20
%の重量が残りるが、水が存在しないので、加水分
解が起こらない。余剰のフッ化水素は、低い温度(
約50℃)で容易に除去でき、ホウフッ化リチウムの
熱的分解が避けることができ、脱離したHFの跡には
微細孔となり容易に乾燥できるという」。
LiBF4 ⇔ LiF + BF3 ↑
※ガス導入管、窒素気流口、排気口及び攪拌機を備
えたフッ素樹脂容器に、無水フッ酸入れ、-10℃に
冷却してLiFを加えて溶解させた溶液にBF3を通して
反応させ、15℃に加温溶解後、-20℃に冷却。ろ過
分離し加熱乾燥→特許:P1998-95609A「ホウフッ化
リチウム・1フッ化水素塩及びその製法、並びに、
それを用いた無水ホウフッ化リチウム」(森田化学
工業)
※特許:P2005-26088「 リチウム電池の処理方法お
よびリサイクル方法」(トヨタ自動車)
なるほど、その道は険しいですねとベゴニアがいう
と、アルマイティは、平坦そうに見えるがそれが王
道と説く。“知力の剣”をえるには見えぬ背景を見
抜く透視術がいることをベゴニアははじめて知るこ
とになる。例えばと彼は続ける。「葉型自動水やり
装置」(上図参照)は空気から水を収集してくれる。
電源を入れて、葉の形をした装置を土中に挿入すれ
ば、空気から水を取り出して、自宅の植物に水をや
ることができる。旅行などで留守をする時の水やり
もこれで安心。長期の旅行でも水やりの心配ないと
いう代物だが、ソーラセルの電源で土壌水分センサ
と連動させると農産物の生産に用いれば無人化に役
立つという。
また、新型シャワーは(上図参照)、制御装置がパ
イプに付き、上から下までのノブがコントローラし
水温、時間、水圧の調整を行う。ノブの操作で位置
調節やノズル角度が調節できれば、立ったままや座
った状態で使用でき、いま流行のマイナスイオン水
粒やマイクロバブルを発生させことができれば大ヒ
ット間違いないといい「必要は発明の母やね」と括
り、最後に彦根の住むコキノダイモナスを紹介した。
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旅人の 宿りせむ野に 霜降らば 我が子羽ぐくめ 天の鶴群
遣唐使の母 /万葉集
銀も 金も玉も なにせむに 優れる宝 子に及かめやも
山上憶良
コキノダイモナスとベゴニアは夢京橋にいた。陶舗
『こいで』でショットグラスを物色した後、十王の
名水の近くの庵でひとしお「Blanto」バーボンを飲み
干しながら、ティンカーベルとシェルが騒ぐ中、ま
だ見ぬ“知力の剣”について話しを交わしその日を
終えることとなった。
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【M氏への返信:バイオマスアルコール】
早速のご提案ありがとうございます。
面白いですね(超音波/減圧蒸留/ガス液分離膜な
どの比較検討がいります)。
※「超音波霧化分離」
バイオマスアルコール問題は3つあり、1つは、ポ
ストCOP15への取り組み、2には国の政府的先
導の如何。3つめは、1㍑当たり百円の壁を如何に
突破するかだと。釈迦に説法ですがね。
追伸
環境投資は、長期的視点が大切ですが、忘年会でお
配りしたものは、医療・福祉・エネルギーを包括し
た日本企業への投資をカテゴリ・クラスタとしてま
とめたもので、千株単位ても全部に投資すれば5千
万円近い金額になりますが、リスクが絶対ないとい
えませんが、堅実な投資だと確信しています。それ
と来春になれば「一期会」も企画しましょうか。
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ポインセチア(英名 poinsettia)はトウダイグサ科ト
ウダイグサ属の植物。常緑性低木。葉は薄く、楕円
形。花はいわゆる杯状花序である。花びら等は存在
しない。その下に着く葉の形の包葉が赤く染まるの
が鑑賞の対象となる。その赤さはキリストの血の色
に例えられる。原産は中央アメリカ(特にメキシコ)。
ポインセチアという名前の由来はアメリカ合衆国の
初代メキシコ公使であったJ・R・ポインセットによ
る。原産国とされるメキシコ合衆国では、「ノーチ
ェ・ブエナ(聖夜)」と呼ばれる。日本には明治時
代に来た。和名はショウジョウボク(猩々木)。大
酒飲みの赤い顔が似ていることから名付けられたと
いう。観葉植物として、クリスマスの時期にあわせ
て短日処理をして、紅葉させて緑色の葉色とのコン
トラストを楽しむ。増やし方は、水を張った容器や、
土に挿し木をすれば発根する(水に挿す場合は、水
に挿す前に切り口から出る乳液状の樹液を拭き取っ
ておく。メキシコ原産の「ポインセチア」。花言葉
は「祝福」。
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