極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

クリスマスキャロルのヤドリギ

2009年12月22日 | 知財安全保障



溢れ出て 掬えぬものを 宿り木の 蔓で括りて 座に集まりぬ




【ヤーヌスを向かえる女戦士ベゴニア】

 ヤヌス神

曾根崎で育つたので、近くの太融寺でラジオ体操、
天満天神綱敷天神お初天神堀川戎神社等や、
旧読売新聞(よみうりゴルフガーデン)横の東
田教会
でミサと宗教行事に事欠かなく漬っていた
記憶がある。取り分け、正月には父親に連れられ、
清荒神伏見稲荷石切神社成田不動尊と神社
通い三昧でよくも年中忙しいく働いている親父な
のにと、いま思うと不思議なぐらいだ。さらに、
クリスマスシーズンになれば遊興街は、連日お祭
り騒ぎで曾根崎の幼稚園・小学校の境界壁の小さ
な排水溝の汚れを見ながら通った記憶がよみがえ
る。翻って、彦根の子供達は、ず~っと静かな年
末正月を迎えている。


赤鼻のトナカイみたいな顔のまま私にキスで風邪をうつして

                    
微熱の方程式



つまり、タカアンドトシの漫才の「欧米か!」じ
ゃなく「欧米化」進行の最中にあったわけで、そ
の最頂点として
稲垣潤一の『クリスマスキャロル
の頃には
』があった様に思う。勿論、クリスマス
ソング
の流行はビング・クロスビーの『ホワイト
クリスマス』にはじまり、どうしょう?
マライヤ
キャリー
の『恋人たちのクリスマス』まで、いろ
んなものが消費されてきた。稲垣潤一の歌が流れ
ていた土地不動産バブルが崩壊していたころで、
IT関連器機製造向けの装置・部品を生産してい
たわたし(たち)の職場は休祭日返上、不夜城さ
ながらの活況が続く。その結果は?勿論、日本の
独自政策の<創制>に行き着く。

1940年 


もう少し言うと、欧米化の勢いがとまりやがて退
潮に入ると考えた。現実はクリントン大統領の中
道寄りの住宅資本主義政策と情報通信産業→金融
工学を駆使した欧米型金融資本主義の隆盛に繋が
り長いトンネル状態に入る。稲垣の歌(作詞 秋
元康/作曲 三井誠)が象徴する「邂逅・別離」
に気付かなければならなかった。1994年の年末は、
その意味で決定的なも年となり、
リバタリアニズ
ム(自由至上主義
)をはじめとする新自由主義や
矢内裕幸の『環境哲学-欲望のやすらかな眠り』
を代表とする環境リスク本位制の考察、また「定
年制延長」をはじめとする少子高齢化社会などの
下部構造の変容の考察を猛スピードで行っていた
時期でもある。

[表紙]ミトラス教

サトゥルヌス祭。つまり、クリスマスが冬至の時
期に定まる4世紀頃まで、ローマ帝国では、いく
つかの東方や地中海沿岸諸国の太陽信仰の影響を
受け、ローマ市民の生活に関わる農耕の面でも、
冬至までに短く弱くなる昼の太陽を、農業を司る
神サトゥルヌス (クロノス) が下降を食い止め復
活させることを祝う、サトゥルナリア (サトゥル
ヌス
Saturnalia) があり、12月17日から24日まで
の一週間休みとなり大騒ぎして祝ったとされる。
現代で行われる常緑樹を飾ったり、プレゼントを
贈った風習が見られ、12月25日を「太陽が甦る日」
とするローマ帝国で先行したミトラス教として12
月25日の祭日としてキリスト教と重ねることにな
る(『ベゴニアの可憐な闘いのはじまり』)。

Saturno devorando a sus hijos.jpg

できることなら、ゴヤの「我が子を食らうサトゥ
ルヌス」に、小熊を食らう北極熊のようになりた
くない(『アナナスはエロスか』)。そのために
矢内裕幸の『環境哲学-欲望のやすらかな眠り』
ではないが、内には、コポレートガバナンス(広
義の組織体の内部統治)の優先、外に向かっては
地球益を念頭にした『贈与経済』社会規範(これ
が「鳩山イニシアティブ」とするのもよし)の先
頭に立つことが、この郷土人(くにびと)に住む
大義であり、そこにむけた総力の結集が、今回の
「政権交代」の意味ではないのかと、話しはまた
硬くなくなった ^^;。

7 Hügel Roms.jpg

さて、ここから、クロノス(サートゥルヌス)を
イタリアに向かえに行ったヤーヌス(→成長戦略
としての『双頭の狗鷲』)のごとき、この世界を
切り開き実現すべく、可憐な女戦士ベゴニアの闘
いの神話がはじまるのである。まず、建築家、磯
崎新の手になる現在のカンピオスの丘、「つくば
センタービル」のアポローンを訪れることとなる。

 Tsukuba Center building

「無知が栄えたためしなし」(カール・マルクス)
を座右の銘とするアポローンは、膨大な知の堆積
から、汝の必要とする知識を拾い上げ、それを鍛
錬し知力の剣とせよ。そして、それを2つにわけ、
1つは円卓会議(Roundtable)に附してこの知財
群(Goods)を公開し、必要とする郷土人(くに
びと)が了とする値段で分け与える。請われれば
ともにその知財群の展開を産助する。もう1つは、
内容を公開することなく、関係する郷土人が互い
に協定を結び、円卓会議(Roundtable)にその協議
プロトコルを報告し、知財群(Goods)の展開を産
助する。万が一関連する郷土人が法を犯したなら
ば、関連損失額(時価)の2倍以上額を重罰を過
料する。その規模は、円卓会議の審査所(Coat)
規則に則り処罰することをベゴニアに約束した。


Mistel 2002.jpg

ヤドリギ類(宿木類)はビャクダン目に属すビャ
クダン科・オオバヤドリギ科・ミソデンドロン科
の寄生植物の総称。いずれも樹木の幹や枝の中に
根を下ろした灌木のような姿の植物である。緑の
葉を持っているものが多いので、半寄生植物。本
来ヤドリギを意味する英語 "mistletoe" は、ビャク
ダン科で唯一グレートブリテン島およびヨーロッ
パ原産のオウシュウヤドリギ(学名 Viscum album
を示すという。年末となり慌ただしくなる。今日
は、忘年会の集まりがあるので、ブログを早めに
あげる。そんな歌を描く。日本全土に分布する「
ヤドリギ」。花言葉は「征服」。

コメント
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