極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

柊南天と飛べない鳩

2009年12月14日 | WE商品開発


さっぱりと 明るさ途絶え 元気なく 熟れるに早し 柊南天 



 河村たかし

久しぶりのジムから帰りテレビを見ていたら、新政権
の問題が吹き出している様子は不安にさせる。います
べき第一優先課題は、来年度会計予算を早期に成立さ
せることだ。事業仕分の削減額は当初予定の1/3以
下で国債充填額が税収額を20%以上超えてもやむを
得ないというのが国民への落としどころだ(→その担
保は、成立以降の景気回復→富裕階層所得税増と間接
税増の時系列的準備)。予算成立が遅れるようでは、
現政権があっけなく瓦解し大混乱になるのが必定とも
の申す。こんなことをブログしていたら、なぜか弘田
美枝子
の『人形の家』が浮かんできた ^^;。







【究極の小型風力発電】



日本の風況は比較的風速が低く、縦軸型風力発電機に
適しているが、従来の縦軸型風力発電機は横軸型風力
発電機よりも効率が低い面があった。このため、上流
側の広い範囲の風速を有効利用し、高発電効率、低コ
スト、強風への強い耐力を持った縦軸型風力発電機の
開発が期待されている。

Magnus effect.svg マグナス効果と原理


L = ρUΓ

但し、一定速度または一様流速度を U流体の密度を ρ
とすれば、発生する力 L は次式で得られる。




下記の特許は、垂直回転軸を中心軸とする円周上に、
各個自転する円筒(マグナス円筒と呼ぶ)を複数個垂
直に軸支して配置したマグナス型風車部と発電機部と
で構成され、各マグナス円筒を風速中で自転させるこ
とで発生するマグナス効果により、マグナス型風車部
を回転させ、その回転力により発電機を回転させて交
流電力を発電することにより前述課題を解決できると
する。



※特許:P2008-175070
「縦軸マグナス型風力発電機」

以上のような風力発電は、①風速3m/秒以下には対
応できない。②メカニカル構成が多く経済性、保全性
に不利である上に、③コンパクト(シュリンク)性と
いう点でも問題が残る。もう少しいうと、『デジタル
革命』時代にそぐわないという思いが強い。そこで、
下記風力発電装置は、風力を有効的に利用し、安価で
設置が容易で、外部に電力の供給が可能な装置、及び
微弱風でも測定が可能な風速測定装置だという。回転
軸が偏心運動をする風車の回転により生じる振動によ
り、圧電素子部材が押されて発電できるという。ここ
で、回転方式がプロペラ、マグナル、ダリウス、ジャ
イロ、サボニウス、S型ロータなどがあるが、シンプ
ルで微風駆動が可能なものならどの様なものでも構わ
ない。


イメージ ID=000013
イメージ ID=000002

特許:P2009-243393
「圧電素子を用いた風力発電機並びにそれを用いた風
  力発電装置及び風速」

以前、ブログで掲載したが(『柘植にダウンサイジン
』)、ビルの屋上の風力が比較的大きい垂直外壁に
風力発電素子を平面的組み込むことで経済的効率よく
発電させることが可能だろう。風力発電素子が小さく
なれば集積回路技術の開発は勿論、直流を交流変換す
るサイリスタの開発も重要となる。少しの、小さな風
力で大きな起電力を得られる時代の幕開けが来ている。


Mahonia japonica2.jpg

柊南天Mahonia japonica)はメギ科の常緑低木。中国
南部、台湾、ヒマラヤ原産で庭や公園などに栽培され
る。葉は奇数羽状複葉で互生し、小葉は硬くヒイラギ
の葉に似て鋸葉はとげとなる。常緑で落葉はしないが、
冬に赤銅色になる部分があり紅葉のようになる。春先
に総状花序に黄色い花をつけ、その中にある雄しべは
昆虫などが触れることによる刺激で内側に動いて花粉
をなすりつける。果実は液果で秋に青く熟す。これを
実生として、果肉をとり、植える。同属には約70種あ
り中国から北米・中米にかけて分布する。小葉の細長
いホソバヒイラギナンテン M. fortunei もよく栽培され
ている。


 さし鍋、行平鍋、雪平鍋


さし鍋に 湯沸かせ子ども 櫟津の 檜橋より来む 狐に浴むさむ
  
                        長意吉麻呂 


 櫟本町、在原神社

駅舎 

渡来人といわれる宮廷歌人の長意吉麻呂の歌を面白く
その地勢的歴史学?な背景を調べる。実に面白い。面
白いのは良いのだが、昨日からさっぱり元気が出ず陰
鬱で向陰性な時を過ごす。ジムの子供達や年配の女性
たちは元気よく泳いでいた。めっきりと冬風情となっ
たが柊南天の実を見て「元気出せ」と歌う。
中国原産
の「ヒイラギナンテン」。花言葉は「激情」。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする