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『ビハインド・ユー その「何か」は、鏡の中にいる』

2021-05-04 23:09:43 | ホラー/オカルト

ビハインド・ユー その「何か」は、鏡の中にいる
BEHIND YOU(2020年アメリカ)
 監督:アンドリュー・メシャム
    マシュー・ウェドン
 脚本:アンドリュー・メシャム
    マシュー・ウェドン
 出演:エリザベス・ビルクネル
    アッディ・ミラー
    ジャン・ブロバーグ
    フィリップ・ブローディ

 ■ストーリー■
 1979年、寝る前に洗面所に行ったアンジェラが鏡の中に連れていかれるのだった。
 40年後、母親を亡くしたオリヴィアとクレアの姉妹は、母親の姉の叔母のベスの家へ預けられることになる。ベスは最初、断るがやむを得ず、父親が海外にいて連絡がつかないこともあり預かることにするのだった。ベスは、姉妹に11時消灯したら朝まで部屋から出ないようにする、また、地下室には行かないといった家のルールを伝えるのだった。食事でベスの友人チャールズが作った食事でクレアはアレルギー反応を起こすのだった。隠し味にピーナッツバターを使っていたためだった。
 そんなとき、オリヴィアは壁の中に隠された鏡を発見し、のぞきこむく部屋の様子が映っている鏡に幽霊らしきものを見るのだった。また、クレアは、ぬいぐるみに誘われるように地下室に入ってしまうのだった。地下室では、母親のふりをした霊がクレアをそそのかして現れようとしていた。

 ■感想■
 ある家の鏡の中にいる邪悪な何かの恐怖を描くオカルト映画。

 叔母のベスは、オリヴィアに、この家には呪われているとか説明してましたけど、なんで住み続けてたんでしょうね、、。
 そうしないと、映画にならないですけど、、、。
 
 オリヴィアに「あれ」を打ち負かすために服役後、家に戻ってきたとか言ってますけど、、、。
 基本的には家に住んでいただけで何もしていなかったんですよねー、。

 霊能力者とかに協力してもらって何とかならなかったものかと、、。
 まるっきり違う方向の作品になっちゃいますねー。
 
 どうやら今作の邪悪な何かは家にとりついているみたいなんで、幽霊屋敷物ってコトですよね、、、。

 1979年になぜ突然現れたのか??
 
 それに、あの家って、郊外の普通の家なんですよね。森に中とかにある家でなく、普通の郊外の家、、、。
 そんなー、町中に幽霊屋敷??
 あれ、でも、『ヘルハウス』(1973年)のベラスコ邸も街中だし、ラッツ一家が住んでたアミティヴィルの家は郊外の普通の家、アルゼンチン映画の幽霊屋敷物『テリファイド』(2019年)の家も町の中の感じでした、、。すいません、、。
 幽霊屋敷は、森の中って、勝手に思い込んじゃってました、、、。


 幽霊屋敷物は傑作が多いから、こんな普通の特長ない作品だと、すぐに忘れちゃいそうです、、。

 「そんな家紹介しちゃダメだろー」と思わず不動産屋に突っ込みたくなる『怪奇!血のしたたる家』(1971年)、リチャード・マシスン原作の大傑作ホラー『ヘルハウス』、ダン・カーティス監督の『家』(1976年)、ロバート・ワイズ監督の『たたり』(1963年)のリメイク『ホーンティング』(1999年)、250分超えのスティーヴン・キングのミニシリーズ『スティーヴン・キングのローズレッド』(2002年)、等々、今までも色んな魅力を持った作品がたくさん作られているのに、なぜ、この地味地味な作品を作っちゃたんでしょうか??


 今まで幽霊屋敷物のホラー映画を、全然観たことがない映画ファンには、それなりに面白く観れるかもしれないですけど、、、。
 

 ■日本語吹替キャスト■
 オリヴィア、アンジェラ:浪瀬 麗子
 クレア        :林 良恵
 ベス         :大谷 理恵
 チャールズ      :大塚 智則
 カミラ        :観月 秦多
 若いベス       :川端 秦
 若いチャールズ    :林 勇希
 レイチェル      :津田 夏那

オムニバスのアミカスのホラー映画。

大傑作。リチャード・マシスン「地獄の家」の映画化。

アルゼンチンのホラー映画。

 



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『デーモンズ・ゲート 冥界への扉』

2021-04-27 22:54:37 | ホラー/オカルト

デーモンズ・ゲート 冥界への扉
ASTRAL(2018年イギリス)
 監督:クリス・マル
 脚本:クリス・マル
    メイケル・マル
 出演:フランク・ディレイン
    ヴァネッサ・グラッセ
    トレヴァー・ホワイト
    マーク・エイケン
    ダムソン・イドリス

 ■ストーリー■
 クレア・ハーマンは施設を退院するが、その後、自宅で自殺してしまうのだった。
 アレックス・ハーマンは大学の講義で、人間には見えない次元を幽体離脱することで知ることが出来るかもということを知り、自らを実験台にして幽体離脱を行おうとするのだった。
 youtubeやネットで調べて、自ら幽体離脱させることに成功!!死者と話すことが出来るということで死んだ母親と話ができるとと思ったものの、会話も出来ず、その日からアレックスの周りには黒い影が現れるようになってしまうのだった!!そのうち、アレックスの友人にも黒い影が見えるようになり、心配になたアレックスはネットで検索して専門家レフラーに会いに行くのだった。精神科医レフラーはアレックスがしていたペンダントに興味を持ち会ってくれたのだった。レフラーはアレックスの母親クレアの主治医で、退院させた医師だったのだ。罪ほろぼしで会って、退院させた医師が相談に乗るのかと怒るアレックスだったが、やがて、黒い影は、アレックスのガールフレンドのアリッサの前にも現れるのだった、、。

 ■感想■
 幽体離脱を描くホラー映画。
 今作もGEO先行レンタル(2021年2月10日)作品です。
 幽体離脱したら見えなかったものが見えるようになるとか、死者と会話ができるとか、、。
 映画の冒頭に、説明の文字が出てきて、”脚色はあるものの事実に基ずくもので、真似をしないように”と注意が出てきます!!
 事実に基ずいてるのに、アマイモンが出てきちゃいます、、、。
 「え、なんで??」

  やはり、映画の冒頭に、実話であるみたいな説明が出るホラー映画『人間まがい』(2013年)もあるから、全然OKですけど、今作を事実に基ずくとかって必要なんでしょうか??
 プラスになっていないような、、。

 アマイモンも最後の方にちょこっと登場するものの、何もせずにすぐにどっかに行っちゃいます、、。
 
 エクソシスト系の作品だと思って観はじめたら、イギリスのティーンホラーでした。
 ランニングタイム83分なので、すぐに観終わるので、ホラー映画ファンだったら観ても良いかも??みたいな作品です。
 
 ティーンホラー度  ★★★
 エクソシスト度   ★
 あっけないオチ度  ★★

 で、オチは最近の映画なので、ひねくれていて、子どものころから見えていたんじゃーん!!幽体離脱関係なかったのー??みたいなオチでした!!
 


 ■日本語吹替キャスト■
アレックス・ハーマン  :福原 かつみ
アリッサ・ホッジ    :引坂 理絵
ミッシェル・コリンズ  :水島 マミ
ガレス・パウエル教授  :岩崎 洋介
ジェームズ・レフラー  :松川 裕輝
ベン・ローレンス    :水野 駿太郎
ジョーダン・ナイト   :伊藤 聖将
カリーナ・リチャードソン:九里 柚貴 

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『事件物件 呪縛の連鎖』

2021-04-18 23:10:38 | ホラー/オカルト

事件物件 呪縛の連鎖
THE WITCH IN THE WINDOW(2018年アメリカ)
 監督:アンディ・ミットン
 脚本:アンディ・ミットン
 出演:アレックス・ドレイパー
    チャーリー・タッカー
    アリヤ・バレイキス
    グレッグ・ノートン

 ■ストーリー■
 サイモンは12歳の息子フィンを連れてニューヨークからバーモント州の田舎の湖の湖畔にある家にやってきた。サイモンは古い家を転売目的で購入して、フィンと家を改装しようとしていたのだ。
 早速、家を改修しようとしたところ、近所に住むルイスから、この家の噂を耳にするのだった。以前、この家に住んでいたリディアという女性は周りから魔女と呼ばれいたが、あるとき事件が起きた。夫と息子が農機具に巻き込まれて死亡してしまった。そして、窓辺に座って外に向って座っていたが、ある夏全然動かなくなってしまい、もしやと思い周りの住民が家に行くと心臓麻痺で死んでいたという家だった。
 フィンは家の中からおかしな音がするのに気づくのだった。そして、ある日、2階の窓辺に老婆の姿を発見するのだった。

 ■感想■
 魔女と呼ばれていた女性が住んでいたと言われる家を購入した(転売目的ですが、、)男を描くオカルト映画。

 ランニングタイム77分と、超短めなので、あっという間に観れちゃいます。
 ストーリーは良く分からないですが、吹替えもついているし、77分だしギリギリ及第点って感じの作品でしょうか??

 タイトルは、某日本映画に便乗した感じですが、なぜ邦画のタイトルに便乗??
 間違えて借りられる確率は、異様に少ないはず。
 しかも、今作のようなホラー映画を観ようと思っている映画ファンが、逆に気づかず観ないような気が、、。
 今作もGEO先行レンタル(2021年2月10日)作品ですが、同じようにGEO先行レンタル作品で便乗タイトル作品でオランダのホラー映画『風鳴村』(2016年)がありましたが、、、。このタイトルは逆効果な気がしちゃうのは自分だけ??

 全然怖くないです。ジョージ・C・スコット主演、ピーター・メダック監督の『チェンジリング』(1979年)よりも怖くないオカルト映画です!!
 近所に住むルイスから、「この家は不動産屋から聞いたかもしれないけど、以前、魔女と呼ばれていた女性が住んでいた家だよ」って言われた時点で、想像がついちゃうような展開が待ち受けています。

 でも、音楽とかで怖がらせるようなシーンもなく、77分しかないのに、離婚して妻ビヴァリーに預けていた息子フィンとの交流を延々と描いていて、ホラー映画というより、ファミリー映画だったっけ??みたいな中だるみもおかげで、本当に怖くない作品になっちゃってます。
 家の改修シーンとか、そんなに必要??

 監督&脚本のアンディ・ミットンはそこまで考えていたのでしょうか??
 アンディ・ミットンは今作以外の作品も、『リクイッド・ウッズ 樹海』(2010年)、『WE GO ON 死霊の証明』(2018年)で日本で作品が公開されています。オムニバス映画『5 FEARS ファイブ・フィアーズ』は未見です。
 今までの作品の中では1番良かったかも??短いしストーリーも幽霊屋敷(魔女)物の定番的なストーリーでわかりやすくて、、。

 最後の方の展開で、どうやら以前住んでいたのはやはり魔女だったらしいコトが分かりますけど、結局なぜ家に閉じ込められていたのか??何をしたかったのか不明のまま終わっちゃいます、、。

 ニューヨークのような大都会に行きたかっただけ??

 ホラー映画度      ★★★
 魔女の行動の意味不明度 ★★
 タイトル便乗度     ★★★★★

 怖くないと言っても、一応ホラー映画としてって意味ですので、ホラー映画が苦手な方や、ホラーが怖いと思っている小さなお子さんは観ないように、、。

 なんか不思議な作品を観た印象を持ちました!!

 ■日本語吹替キャスト■
 サイモン :山下 大穀
 フィン  :北村 さちこ
 ルイス  :川端 快彰
 ビヴァリー:高橋 春香

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『ゴースト・ストーリー』

2021-04-11 16:29:16 | ホラー/オカルト

ゴースト・ストーリー
GHOST STORY(1981年アメリカ)
 監督:ジョン・アービン
 脚本:ローレンス・D・コーエン
 原作:ピーター・ストラウブ(「ゴーストストーリー」(ハヤカワ文庫))
 撮影:ジャック・カーディフ
 出演:フレッド・アステア
    メルビン・ダグラス
    ジョン・ハウスマン
    クレイグ・ワッソン
    ダグラス・フェアバンクス・jr
    パトリシア・ニール

 ■ストーリー■
 ドン・ワンダリーは、ニューヨークにいる兄がビルから落っこちて死んだことを知り故郷ニューイングランドのミルバーンの町へ帰ってくる。しかし、その矢先、父親のエドワードも橋から落っこちて死んでしまうのだった。父親の死に疑問を持ったドンは調査を始める。調査の中で、父親たち4名の老人たちのチャウダー会という集まりに何かがあるのではと疑うのだった。

 ■感想■
 ホラー作家のピーター・ストラウブ原作「ゴースト・ストーリー」(ハヤカワ文庫)を映画化したホラー映画。
 復刻シネマライブラリーでブルーレイとDVDが2021年3月26日に発売になったので記事にします。
 
 この記事は、2007年12月20日の記事の一部を修正、加筆して記事にしています。

 

 監督は『戦争の犬たち』(1980年)、『ゴリラ』(1986年)、『フォース・エンジェル』(2001年)のジョン・アービン。
 脚本は『キャリー』(1976年)、『IT』(1990年)のローレンス・D・コーエン。

 西洋では、(って言っても最近では日本でもですけど、)幽霊談がメジャーでないからなのか、今作のストーリーは、ホントに単純な幽霊物なだけです。でも、しっかりとした原作があるので、ちゃんとしたホラー作品になってます。
 ぐいぐいと引き込まれるような脚本と、ジョン・アービンの手堅い演出と、ディック・スミスの特殊メイクで、すごく楽しめる作品になってます。

 単純なストーリーの映画なのに、こんな面白いホラー映画になるなんて!
 
 ピーター・ストラウブの原作は、ハヤカワ文庫で上下巻ですごいヴォリュームなんですけど、未読なんで良くわからないですけど、かなりコンパクトにまとまってますね!
   
 原作を読んでないので、良くわからないですけど、なぜ50年も経ってから、エバって出てきたんでしょうか??
 老人たちの力が人間として弱くなってきたからなんですか??

 もっと前に出現しても良かったのでは??原作では、そのあたり詳しく書いてあるんでしょうか??
 
 それに、主人公のドンのお兄さんなんて、何にも知らなくて死んでるんですもんね!
 それって、復讐になってますか??
 周りの人間に恐怖は与えてますけど、、、。幽霊の考えることは分からないです!


 あと、ストーリー的にいって、主人公のクレイグ・ワッソンって、勘が良すぎ!事件が起きたらすぐに「幽霊の仕業だ!」なんて!

 いくらなんでも、この考えはおかしい!
 これって、なんでもかんでも、モンスターや吸血鬼や狼男のせいにしちゃう(←実際、モンスターのせいなんですが)TVシリーズ「事件記者コルチャック」の主人公コルチャックか!って感じ。

 

原作はハヤカワ文庫から出版されていました。上下巻のヴォリューム。

 

 

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『悪魔がみている』

2021-03-22 11:34:41 | ホラー/オカルト

悪魔がみている
AMULET(2020年イギリス)
 監督:ロモーラ・ガイ
 脚本:ロモーラ・ガイ
 出演:アレック・セカレアヌ
    カーラ・ユーリ
    イメルダ・スタウントン

 ■ストーリー■
 元兵士のトマスは、ケガをして病院である家を紹介され、雑用をしながら療養を始めるのだった。その家では、娘のマグダが年老いた母親の面倒をみながら暮らしていたのだが、不気味な物音がしたり、トイレからは謎の生物の死骸のようなものが出てきたりするのだった、、、。

 □■□今作が面白いと思った方は読まないで!ほめてません。□■□
 ピーター・ストリックランド監督もほめてないので、ファンの方は読まないで下さい!


 ■感想■
 サンダンス映画祭で絶賛されたというオカルト系ホラー映画。

 2020年のシッチェスカタロニア国際映画祭で、作品賞にノミネートされた以外にも他の映画祭でも受賞したり、ノミネートされたりしました。
 
 【フライト・メーター・アワード】2020
  最優秀助演女優賞、イメルダ・スタウントン 受賞
 【エトランジェ フェスティバル】2020
  作品賞 ノミネート
 【ロンド ハットン クラシック ホラー アワード】2020
  最優秀インデペンデント作品賞 ノミネート

 シッチェス・カタロニア国際映画祭で作品賞にノミネートされた作品ですが、、、
 自分は全然ダメでした、、。

 自分はシッチェス・カタロニア国際映画祭で作品賞にノミネートされたコトも知らずにあまり期待しないで観たんですが、最後まで観るのがつらかったです。
 眠くはなりませんでしたが、次は何かおこるのか??と思って観ていたら最後の方まで何も起きません、、。
 ランニングタイム99分が、長い、、、長すぎ。
 99分をこんなに長く感じるなんて、、。
 監督&脚本のロモーラ・ガイは、今後もホラー映画を撮り続けるのでしょうか?
 とりあえず、自分的には要チェック!(観ないように、)
 『バーバリアン怪奇映画特殊音響効果製作所』(2012年)の監督ピーター・ストリックランドもチェックしていなくて、うっかり『ファブリック』(2012年)を観ちゃいました、、。
 映画を観るときに、あまり詳しく調べないで観ることが多いので、気をつけます。
 
 かつては、あまり好きじゃなった監督にブライアン・シンガーがいましたけど、今作の監督やピーター・ストリックランドに比べたら、全然普通の監督でした、、。 
 ブライアン・シンガー監督のファンの方すいませんでした、、。
 
  何が起きてるのかも、考えて補完しないといけないし、、結局悪いコトしたから因果応報みたいなストーリー、、。
 ストーリー的にはオムニバス映画の1エピソードのようなストーリー。
 「世にも奇妙な物語」の1エピソードのような感じでしょうか?
  
 アミカスプロ製作のオムニバスのホラー映画『残酷の沼』(1967年)、『怪奇!血のしたたる家』(1971年)の1エピソードの方が100倍好きです。

 



 
 

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『ブラック・クリスマス』 またまたリメイク!!なぜ?

2021-02-20 23:50:39 | ホラー/オカルト

ブラック・クリスマス
BLACK CHRISTMAS(2019年アメリカ、ニュージーランド)
 監督:ソフィア・タカール
 脚本:ソフィア・タカール
    エイプリル・ウルフ
 出演:イモージェン・ブーツ
    ブリタニー・オグレイディ
    ゲイリー・エルウィズ
    アリース・シャノン
    リリー・ドナヒュー

 ■ストーリー■
 クリスマス休暇に入るホーソーン大学に通う女子大生リンジーが黒いフードと仮面を被った人物に殺される。女子寮MKEのライリーの友人クリスは差別主義者のゲルソン教授の解雇の署名を行っていた。ライリーは3年前にブライアンに酒を飲まされレイプされた過去があったものの信用してもらえず泣き寝入りした過去があった。そのことを茶化したDKOをバカにしたパフォーマンスを発表する予定だったがメンバーのヘレナが酒を飲まされ襲われそうになるのを助け寮にかえすのだった。ヘレナの代役でライリーとクリス、マーティ、ジェシーの4人でパフォーマンスを行い大盛況に終わるのだった。
 翌日、家に帰る予定だったヘレナは黒いフードの人物に襲われるのだった。また、ライリーのスマホに大学創設者からのダイレクトメッセージが届くのだった、、、。

 ■感想■
 1974年のオリヴィア・ハッセー主演のミステリー系サスペンス映画『暗闇にベルが鳴る』の2度目のリメイク。
 2度目!
 2度目!なぜ??
 1度目のリメイクは2006年の『ファイナル・デッドコール 暗闇にベルが鳴る』です。
 『ファイナル・デッドコール 暗闇にベルが鳴る』も、”こんなリメイク作っちゃったの??”って感じのダメダメ系の作品だったのに、、今回もリメイクかどうかわからないくらい、全然リメイクになってない、、、。
 
 制作費500万ドルの低予算ホラー映画。
 サスペンス映画から、なぜかオカルト映画になってます、、、。
 
 面白いかどうかは別にして、2作目の方がリメイク感は強かったです!!
 少なくともジャンルはサスペンス映画かスラッシャー映画でしたから。


 とうとう今作は、ジャンルさえ違う作品になっちゃっいました!!
 これならリメイクでなく、オリジナル作品で良かったのでは??タイトルが同じだけで(もちろん時期はクリスマスですけど、、)まるっきり違う作品、、。

 でも、リメイクということで興味を持って実際、観てしまったのでこういうリメイクも、宣伝としては効果ありですね!!ほめてないですけど。

 リメイクとして観ないで、普通のホラー映画としてだったらオリジナリティあふれる面白い作品になっています。
 軽いティーンホラーのような作品に見えますけど、メインの登場人物たちも次から次へと退場していく上に、ヒロインは男子寮の男に襲われてトラウマになっていたり、ポップコーン食べながら観るには少し重たいでしょうか??

 リメイク度    ★
 オカルト映画度  ★★★
 ティーンホラー度 ★★★ 
 
 ホラー映画好きなら観ていた方が良い作品です!! 

オリジナル版ブルーレイ

このリメイクも全然オリジナルと違う作品に、、。

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『デスレター 呪いの手紙』 なぜ長編?

2019-04-03 01:16:59 | ホラー/オカルト

デスレター 呪いの手紙
KONVERT(2017年ロシア)
 監督:ウラジミール・マルコフ
 脚本:イリヤ・クーリコフ
 出演:ユリア・ペレシルド
    イゴール・リゼンゲヴィッチ

 ■ストーリー■ 
 運転手のイーゴリは間違えて届いた手紙を届けることになるが、、、。
 宛先に待っていた老婆は、自分宛でないと言うのだった。手紙の中身を開けないよう忠告されたイーゴリは、正しい宛先へ運ぶことになってしまうのだが。

 

 ■感想■
 ホラー映画定番の、昔々(中世の田舎?)の場面から物語は始まります。
 でも、この導入部のシーンがストーリー上あまり、効果的でない、、、。
 まるっきりストーリーに関係ないシーンではないものの(というか、それなりに重要なシーンなのに)冒頭に持ってこなくても良かったのでは??

 「開けてはいけない」とか言われて、手紙を知らない女性の荷物に紛れ込まそうとして大騒ぎになったりして、警察に連れていかれて、とにかく主人公が追い込まれていきます。
 
 長編のホラー映画というより、オムニバス映画の1篇みたいな作品です。

 はっきり言うと、短くてすむのに長編にしましたみたいな、、、。

 オムニバスの1篇と言っても、イギリスのアミカスプロの『残酷の沼』(1967年)『テラー博士の恐怖』(1964年)『怪奇!血のしたたる家』(1971年)とかの1篇ではなく、印象としてはフジTVの「世にも奇妙な物語」的な、、、。

 今作はランニングタイムも78分と短めですが、内容的には30分くらいでOKなのでは??って感じです。

 ホラー映画ファンよりも、普通の映画ファンにオススメな感じのホラー映画です。

 ジャンル的には、正確にはホラー映画でなく、ファンタジー映画かも??
 なのに、ショッキングシーンありみたいな、、、。

 ターゲットはどんな層なんでしょう??

 後味は悪くないので、ホラー映画初心者も安心して観れます。 

デス・レター 呪いの手紙 [DVD]
ユリヤ・ペレシルド,イゴール・リゼンゲヴィッチ,オルガ・メディニッヒ
アメイジングD.C.

 

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『屍憶SHIOKU』 台湾、日本合作ホラー

2017-03-31 07:27:37 | ホラー/オカルト

屍憶SHIOKU』 
屍憶 THE BRIDE(2015年台湾、日本)

 監督          リンゴ・シエ
 脚本          リンゴ・シエ
 出演          クリス・ウー
             ニッキー・シェ
             田中 千絵

 ■ストーリー■
 TVプロデューサーのハウは結婚せずに死んだ者を安らかにあの世へ送る「冥婚」という風習について取材をしていた。
 ハウはある日、公園で冥婚で使われるような赤い封筒を拾ってしまうのだが…。

 ■感想■
 怖そうなパッケージの香港映画だなぁと思って観はじめると、なぜか日本人の名前が…。

 プロデューサーが一瀬隆重の日本、台湾の作品でした。
 返却するときに確認したらDVDのパッケージにも、しっかり
 ”『呪怨』『リング』のプロデューサーが放つ、日台合作ホラー!
 と書かれていました。

 自分は、観ようと思っている作品の予告はあまり観ないようにしていますし、借りるときにもパッケージに書かれた内容も読まないようにしているので全然気づきませんでした。

 ストーリーは、それなりに良く出来ていて観ている間は十分楽しめる内容になっています。ランニングタイムが89分と短いこともあり、途中だれることもなくあっという間に観れます。

 こういうホラー映画定番の霊媒師が登場しますが、何も出来ずに退場しちゃうのが残念。情け容赦ない展開!!
 っていうより、登場人物的にはヒロインの女子高校生インイン以外主な登場人物みんな不幸に…。
 関係ない職場の同僚とかは、最後まで無事ですが。

 Jホラーや、香港ホラー映画が好きな映画ファンはかなり楽しめるかも??

 自分的には、これくらいの作品だったら満足しちゃいます!!アメリカのZ級のホラー映画よりは楽しめるはず。
 
 Z級でもゾンビ映画だったら許しちゃうんですけどね。
 ゾンビ映画は、Z級の作品があまりにも多いので、慣れちゃいました。それともゾンビ映画が好きなだけ??
 
 今作の教訓:赤い封筒とかは拾わないようにしましょう。  60点

屍憶 -SHIOKU- [DVD]
クリス・ウー,ニッキー・シエ,田中千絵,ヴェラ・イェン,アンドリュー・チェン
アメイジングD.C.

 

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『呪い襲い殺す』 観る忘れる観る

2016-07-31 12:02:49 | ホラー/オカルト

呪い襲い殺す
OUIJA(2014年アメリカ)  
 監督          スタイルズ・ホワイト  
 脚本          ジュリエット・スノーデン
             スタイルズ・ホワイト
 出演          オリヴィア・クック
             ダレン・カガソフ
             ダグラス・スミス
             アナ・コトー
             ビアンカ・サントス


 ■ストーリー■
 レーンは親友のデビーが突然自殺したことにショックを受ける。その後、デビーの部屋を訪れウィジャボードを発見するのだった。レーンは友人たちのグループとウィジャボードを使ってデビーと交信しようとするのだが…。


 ■感想■
 マイケル・ベイが立ち上げた製作会社プラチナムデューンと、『パラノーマル・アクティビティ』のブラムハウスが共同制作したホラー映画。

 なんでも全米初登場1位、4週連続10位入りしたそうです。

 2015年に観た作品ですが、記事にしていませんでした。観た作品の90%は記事にできていなんですが…。
 本日(2016年7月30日)、BS放送のスターチャンネルで放送していたので、鑑賞しました。

 「ウィジャボードが出てくる(もちろん原題が”OUIJA”だし)ホラー映画だったような気が…。」くらいしか覚えていなかったんですが、やはり30%くらいしか覚えてなかったです。

 けっこう面白かったです!
 もちろん、ティーン向けホラーとしては!という条件つきですが!
 
 観たという記憶しか残らないくらいの作品ではなかったんですが、細かいところはけっこう忘れまくり!
 
 今日現在のIMDbの評価では4.4点の評価ですが、厳しいッ!
 一般的な映画好きな感覚でも、5点くらいでも十分の面白さだとおもうんですけどね。
 ホラー映画が好きならもっと楽しめるはず!!
 
 
 ホラー映画としては、ポップコーンでも食べながら観るには十分楽しめる面白さです!!
 監督は『ブギーマン』(2005年)『ポゼッション』(2012年)の脚本家のスタイルズ・ホワイト。
 ホラー映画は、手慣れた感じで手堅く演出しています。

 今作は本国でヒットしたので、2016年のハロウインシーズンに続編が公開されるようです。日本でも観れると良いですねぇ。
 最近は、アメリカでヒットした作品でも観れるとは限りませんからね。続編がヒットしなかったらもっと観るチャンスが遠のいちゃいますね。

 今作は、ヒロインの友人たちが、次々と殺されてあっという間に主要な登場人物たちが減っていきます。ストーリーがだれそうになると、殺されるシーンが入り、退屈しないようになっています。
 結局、ヒロインが余計なコトを始めたばかりに、友人たちが皆殺しに…。
 
 で、自分だけ生き残るって、ヒロインに感情移入できない…。エンドクレジット入れてもランニングタイム90分と短い作品なんで、そんなこと思う間もなく終わっちゃいますけどね。 60点


呪い襲い殺す [Blu-ray]
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NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
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『ジェサベル』占いに注意!!

2015-06-29 21:11:37 | ホラー/オカルト

ジェサベル
JESSABELLE(2014年アメリカ)
 監督          ケヴィン・グルタート
 脚本          ロバート・ベン・ガラント
 出演          セーラ・スヌーク
              マーク・ウェバー
              デヴィッド・アンドリュース
              ジョエル・カーター

 ■ストーリー■
 車の事故で夫とおなかの子どもを亡くしたジェサベルは自身も、事故の後遺症で車いすの生活に。母親は生まれたときに死に別れ、育ててくれた叔母も今は亡くなっており、身内はず~っと離れて暮らしている父親だけとなっており、退院後、ジェサベルは退院後は、生活のため疎遠になっていた父親のもとに身を寄せるのだった。
 故郷の父親のもとで生活を始めて、すぐに母親が自分に遺したビデオレターを発見するのだった。1人鑑賞していたジェサベルだったが、父親が突然現れビデオテープを破壊してしまうのだった。そのビデオレターで何か不思議な予言をしていた母親のことが気にかかるのだったが…。

 □■□ネタバレあり!!□■□
 軽くネタバレあるので、観ようと思っている方は、鑑賞後に読んでください!!

 ■感想■
 夫(婚約者??)とお腹の子どもを失った女性が体験する恐怖を描いたホラー映画。

 不思議(というより不吉)な予言をしたビデオレターを見たことから、次々と恐怖現象がヒロインを襲ってきます。
 
 田舎町の古ぼけた家。
 田舎だけに隣の家までもけっこう距離がありそうで、人里離れてる感が出てます。
 その上、不吉な予言!!
 疎遠になっていた父親は何か知っていそうですが聞きにくそうな雰囲気MAXだし…。
 
 何か変なものは見え始めちゃうし、足が不自由で逃げ出せない!!

 この状況って、すごく怖そう!!

 でも、怖そうなだけで、実際はそんなに怖くないです。ヒロインはこの田舎出身だし!!
 何か知っていそうな父親はすぐに画面から退場しちゃうし、これって、いったいどういうこと??

 映画が始まって、50分弱のところで、母親の「お前は死んでいる」発言が!!
 今作って、夢オチと同じくらい、自分の嫌いな「ヒロインはすでに死んでいました」オチの映画だったのかッ!!
 と、怒りと、こんな作品を観てしまった自分が悲しくなっちゃいました!!

 ヒロインは、映画の冒頭の交通事故で死んでいるか、予言にあった18歳のときに死んでいるから、この町から出られないに違いないと、勝手に思い込んで続きをしぶしぶ鑑賞。

 「あ~、またあのオチかぁ…」




 と見続けていたら、違う展開になるので、
 
 思わず「あれ~、ちょっと違う!!」
 自分は、ヒネくれているのか、勝手にラストまでの展開を想像しちゃってたんで、普通の定番のオカルト映画のような展開に逆にビックリしちゃいました!!

 ほめ言葉かどうか分かりませんが、何のヒネリもないストレートな展開!!

 ランニングタイム90分と、少し短めなのに、テンポが少し悪いですが、それなりに楽しめるかも!! 50点

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『グレース呪われた純潔』Z級POVな時間

2015-03-23 01:28:05 | ホラー/オカルト

グレース呪われた純潔
GRACE(2014年アメリカ、カナダ)
 監督          ジェフ・チャン
 脚本          ジェフ・チャン
              クリス・パレ
 出演          アレクシア・ファスト
              アラン・デイル

 ■ストーリー■
 生まれるときに母親が死に生を受けたグレイスは、厳しい祖母の元を離れ大学生活を送るが、身の回りで奇妙なできごとが起こりはじめるのだった。


 ■感想■
 1人称のPOV形式のホラー映画。
 良くあるビデオカメラの視点でなく、ヒロインの視点で描かれていきます。
 映画の冒頭は普通なのに、すぐに1人称形式に。
 (正確にはヒロインの視点ではなく、何かの視点なんですが…)

 まず、感想は

 「観にくい・・・」

 とにかく、観にくい。
 
 観にくくても、ストーリーが面白ければOKなんですが、肝心なストーリーが1970年代のオカルト映画そのままのストーリー!!
 「2010年代になぜ、このストーリー??」と思わせる、オカルト映画を観たことがある映画ファンだったら、何回もどこかで観たコトあるようなストーリーが展開されていきます。

 何回早送りしようと思ったか??
 何回ストップボタンを押そうと思ったか?
 観るのがつらかったです。
 最後まで観れば、なんか変わった要素が出てくるかも??と思って観ましたが、結局、何もなし!!
 何の変哲もないストーリーな上に、観にくい1人称!!

 ストーリーは大学生活と、実家に戻る2部構成に。
 「大学生活のシーン自体必要なかったのでは??」と思うくらいに、前半と後半で完全にストーリーが分断されています。
 長編映画を撮るのが少し苦手なんでしょうか??


 まぁ、でも若い映画ファンは『エクソシスト』(1973年)からブームになったオカルト映画のブームなんて知らないでしょうから、このストーリーでも少しは新鮮かもしれないです。
 もちろん、「エクソシスト」のイタリアの柳の下のドジョウの便乗作品『レディ・イポリタの恋人夢魔』(1974年)『デアボリカ』(1973年)も知らないでしょうしね。
 でも、エンターテイメント映画の製作者たちは、昔の映画と違う魅力ある映画を作って欲しいですね~。 

 自分は、この映画はダメでした。  0点

グレース 呪われた純潔 [DVD]
アレクシア・ファスト,アラン・デイル,リン・シェイ,ジョエル・デヴィッド・ムーア
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント


1973年からストーリーが全然変わっていない。

エクソシスト ディレクターズカット版 & オリジナル劇場版(2枚組) [Blu-ray]
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エクソシスト ディレクターズカット版 [DVD]
エレン・バースティン,リンダ・ブレア,ジェーソン・ミラー,マックス・フォン・シドー
ワーナー・ホーム・ビデオ

昔の映画を観た方が怖いし、面白いかも??

デアボリカ [DVD]
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アルベルト・デ・マルチーノ,エンニオ・モリコーネ
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『オーメン ミレニアム』ゴーストハンターシンクレア

2015-02-27 01:28:37 | ホラー/オカルト

オーメン ミレニアム
GEISTERJGER JOHN SINCLAIR  DIE DMONENHOCHZEIT(1998年ドイツ)
 監督          クラウス・クネーゼル
 脚本          クリストフ・ゴッドヴァルト
 原作          ジェーソン・ダーク
 出演          フローリアン・フィッツ
              ジョフィ・リーズ
              ペーター・フィッツ

 ■ストーリー■
 今から800年前、ドイツのケルンでは悪魔が絶大なる力を得るため結婚しようとしたが聖なるものに阻まれ、封印される。それ以降ケルンは呪われた場所となっていた。
 そして、現代、民俗学を学ぶ4人の女子大生が古城で何者かに呪われたように儀式めいた言葉を口にするのだった、女子大生の1人はイギリスのハイドパークで突然倒れ死んでしまうのだった。しかし、彼女の血は凝固していなかった。不審に思ったニュースコットランドヤードから事件の調査のため、幽霊ハンターのジョン・シンクレアが呼ばれるのだった。死んだと思われた女子大生は起き上がり検死官に襲いかかるが、ジョンがその場に現れ、危機を脱するのだった。女子大生の仲間の1人がドイツで死んでいることが分かるが、やはり彼女も血液が凝固していなかった。ジョンは、事件解決のため、ドイツへと向かうのだった。

 ■感想■
 オーメンシリーズ番外編。
 もちろん、この番外編というのは日本タイトルに「オーメン」がついているだけって意味です!!
 『新オーメン』(1997年)『オーメン黙示録』(1996年)と同じような意味で番外編。
 ドイツ製のTVムービーです。

 まず、主人公のジョン・シンクレアを観客に紹介するシーンとして、助手のグレンダとのやりとりするシーンが出てきます。
 ジョンがグレンダに、ある書物に描かれた絵を見せるシーンなんですが、
 「良く見るんだ!」とか言って絵を見せると絵が光り出します!!
 「悪魔の絵だ」とか言って説明するジョンに対して、グレンダは「ふ~ん」とかいう感じ!!

 「もっと驚け―ッ!!」

 って突っ込んじゃいました!
 驚き方が微妙。
 ということは、こういう物が出てきても驚かない世界観の作品なんだなと思い、IMDbとかで調べたら、今作はドイツのジョン・シンクレアを主人公にしたシリーズ物の映像化作品ということが判明!!

 って、本当は今作が始まって、オープニングのクレジットで原題でタイトルが出るときに、”GEISTERJGER JOHN SINCLAIR”って出てるんだから気が付かなきゃいけないんですよね~。

 「ジョン・シンクレアって誰??」

 日本ではそんな感じでしょうが、ドイツでは有名なんでしょうねぇ。
 2000年には、ジョン・シンクレアを主人公にしたシリーズでTVシリーズ化されているようです。1エピソード45分で、9話のようです。

 こういうシリーズ物の第1話のようなエピソードは、主人公の設定や紹介、その他の登場人物の紹介、事件発生、解決と色んな要素を入れてテンポ良く面白い作品が多いのですが、ダレまくりのユルユル展開。

 TVムービーだからしょうがないんでしょうけど、映画的な盛り上がりもなく最後のクライマックスに突入。
 クライマックスの対決シーンも、「あれ、もう終わっちゃったの??」って感じで終了しちゃいます。
 でも良く考えると製作費かけまくりの『ディラン・ドッグ デッド・オブ・ナイト』(2010年)よりは面白いかも??製作費かけまくりといっても2000万ドルって2010年の作品としては、安い方なんでしょうか?? ちょっと、ほめすぎかな? 50点
 
 
 
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全然盛り上がらない『ディラン・ドッグ デッド・オブ・ナイト』
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『エクソシスト3』ジョージ・C・スコットvsふたご座殺人鬼

2015-01-24 02:13:45 | ホラー/オカルト

エクソシスト3
THE EXORCIST III LEGION(1990年アメリカ)
 監督          ウィリアム・ピーター・ブラッティ
 脚本          ウィリアム・ピーター・ブラッティ
 出演          ジョージ・C・スコット
              ブラッド・ドゥーリフ
              エド・フランダース

 ■ストーリー■
 アフリカ系アメリカ人の少年が猟奇的に殺される事件が発生する。殺害状況が15年前に起きたふたご座連続殺人鬼による手口と同じだった。しかし、犯人はすでに死刑になっていたのだ。なぜ、15年も経ってからこんな事件が起きるのか、キンダーマン警部補は捜査を開始するのだった。
 警察の懸命な捜査にも関わらず、第2、第3の事件が起きるのだった。

 ■感想■
 1973年に大ヒットし、オカルト映画ブームを起こした『エクソシスト』のシリーズ3作目。
 原作者ウィリアム・ピーター・ブラッティが、2作目の『エクソシスト2』(1977年)の出来に不満足で、自ら製作&脚本&監督して作り上げた3作目です!!

 ウィリアム・ピーター・ブラッティが原作、脚本、製作、監督とこなした今作ですが、よっぽど思い入れがあったのか、1人よがり系な作品になっています!!
 
 ショックシーンが多く、本当に怖かったウィリアム・フリードキン監督の『エクソシスト
 究極のオカルト映画を作ろうとしたジョン・ブアマン監督の『エクソシスト2
 
 そういった前2作と比べると、普通の刑事ものになっている印象の今作は部が悪いです。
 ジョン・ブアマン監督の『エクソシスト2』が気に入らないっていうあたりで、そんな原作者が撮った作品なんで「あんまり自分とは合わない作品なんだろうなぁ」と思っていたら、その通りでした!!

 自分は『エクソシスト2』が大好きなんです!!
 『エクソシスト』以降に大ブームになって、イタリアやアメリカで量産された悪魔つき系オカルト映画の数々の作品に終止符を打つかのような完成度の高いストーリーと映像の魅力にやられちゃいました!!
 「なぜ、悪魔がリーガンに憑りついたのか??」という答えを作品の中で出して、最後は悪魔との決戦を持ってきた1970年代オカルト映画で最も好きな作品の1本なんですよねぇ。

 

 とにかく今作は長い!長い!
 ランニングタイム110分!!
 せめて、あと10分くらい短ければ!!
 ジョージ・C・スコットの悪夢のシーンとかって必要なんでしょうか??
 会話のシーンも、かなり長めで、こういうエンターテイメント作品としてどうなんでしょう??って感じですごく長めに感じちゃいました!!
 1990年にリアルタイムで劇場で観ていたら印象もずいぶん違うんでしょうけどね。今観ると、かなりテンポが悪くて、ダラダラ感を感じちゃいます。

 「連続殺人鬼の犯人が実は…」みたいな展開はけっこう好きなんですけどね。1作目とストーリーがつながっているのも、自分的にはマイナスでした。あえて、1作目とつなげないで全然関係ないストーリーでも良かった気が。
 原作がそうなんでしょうねぇ。
 原作者が製作、脚本、監督だから、映画にするときに設定を変えることは無いですよね。

 映画の冒頭で、意味もなくヘリコプターを飛ばしたり、やたら豪華なのに、本編が本筋のところになると主な舞台は病院と、主人公の家、警察署だけという低予算系なノリ!!

 ジョージ・C・スコットはいつも通りカッコ良かったです!!ジョージ・C・スコットにプラス10点で40点

エクソシスト3 [Blu-ray]
ウィリアム・ピーター・ブラッティ
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
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ウィリアム・ピーター・ブラッティ
ポニーキャニオン

 

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『呪 のろい』Jホラーでなくカナディアンホラー

2014-11-13 22:19:07 | ホラー/オカルト

 のろい
GRAVE HALLOWEEN(2013年カナダ)
 監督          スティーヴン・R・モンロー
 脚本          ライアン・W・スミス
 出演          ケイトリン・リーブ
             キャッシー・トムソン
             デヤン・ロヨーラ
             グラハム・ウォードル

 ■ストーリー■
 青木が原の樹海で2週間前に自殺した母親の死んだ場所へ、供養のために山梨国際大学の学生マイコは交換留学生たちをつれて、スーサイドフォレストと呼ばれる樹海へと向かうのだった。場所の手がかりの写真を持って樹海の奥へと進んでいくのだが…。

 ■感想■
 富士の樹海を舞台にしたカナダのTVムービーのホラー映画。
 てっきりアメリカ製のB級ホラーだと思っていたんですが、鑑賞後、調べたらカナダの作品でした。しかも、TVムービーでした!
 TVムービーにしては、後味も悪いし、怖すぎのような気もしますけど、ホラー映画ファン以外観ないから、良いんでしょうね。
 
 それにしても、なぜ、作品の舞台が青木が原の樹海なんでしょうか??カナダとかアメリカでもそれなりには有名な場所なんでしょうかね??
 てっきり、「スタッフとキャストがロケにかこつけて、日本に遊びに来たかったのでは??」とも思ったんですが、撮影はバンクーバーで行われたようなので、旅行目的ではなかったみたいです。
 
 タイトルも日本タイトルは、そのものズバリ”呪”ですが、原題は”GRAVE HALLOWEEN”なので、ハロウインの時期の作品なので、ただ単に、日本を舞台にしたかっただけなんでしょうね。
 日本の推理小説で有名になったと言っているので、樹海については、ある程度調べてるみたいです。

 作品のノリ的には、Jホラーというより、1980年代の日本の2時間サスペンスドラマの「ホラー特集」をマジメに作った感じの作品でした!
 SF映画は製作費がかかりますけど、ホラーは低予算ですむので、TVムービーにはピッタリですね。
 SF映画でも、タイムトラベル物やポリティカル物やアクション系ならそんなには製作費はかからないとは思いますが、幽霊物やスラッシャー物のようなホラー映画の方が製作費が安くてすむのは明らかですもんね。

 ところで、樹海をパトロールしている警官がオカシイ!流暢でない日本語は外国映画では良くあることなんで、何とも思わないですが、ヒロインたちをひもで縛って閉じ込めておくシーンがオカシイ!
 あのシーンはオカシスギでしょう。いくらなんでも、ひもで縛っておくってどんな設定??余りにもおかしいので、あの警官は、てっきり幽霊の仲間なのかと思ったら、霊の犠牲になっちゃったんで、普通の警官っていう設定ですよね。 

 ヒロインのとった行動って、犠牲者出まくりで、かなり迷惑!!
 で、最後は、いつも通り後味が悪い!                 50点
                     

呪(のろい) [DVD]
ケイトリン・ウォン,カシス・トムソン,デジャン・ロヨラ,グラハム・ワードル
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

 

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『100フィート』エリック・レッド監督ホラー

2014-08-09 21:55:30 | ホラー/オカルト

100フィート
100FEET(2008年アメリカ)
 監督          エリック・レッド
 脚本          エリック・レッド
 出演          ファムケ・ヤンセン
              マイケル・パレ
              ボビー・カナヴェイル
              エド・ウェストウィック

 ■ストーリー■
 度重なる夫マイクからのDVに対し、妻のマーニーは警察に何度も相談に行くが、マイクが刑事だったため受け入れられてもらえなかった。ある日、襲ってきたマイクに反撃し、マーニーはマイクを殺してしまうのだった。
 刑務所から仮釈放されたマーニーは、家の半径30メートル以上離れると警報が発せられる装置を付けられるのだった。また、マイクのパートナーだった刑事シャンクスに目をつけられ執拗に監視されるのだった。そんなある日、マーニーの周りでは不思議な出来事がおきるのだった。

 ■感想■
 『ヒッチャー』(1985年)の脚本家エリック・レッドが監督、脚本のホラー映画。
 エリック・レッドと言えば『ジャッカー』(1988年)『ブルースチール』(1990年)『ラスト・アウトロー』(1993年)とバイオレンス系のサスペンス映画やアクション映画の脚本を書いたりしているので、今作は、てっきり、「家から出られないファムケ・ヤンセンが家にある金を奪おうと襲ってきた襲撃者と戦うサスペンス映画なのかな??」と思って観たら、完全なオカルト作品でした!
 エリック・レッド監督の作品なのに観ていなかったコトを思い出して、レンタルして鑑賞しました!

 鑑賞してビックリ!「サスペンス映画でなく、ホラー映画!!」
 


 家から30メートル以上離れられない要素がサスペンスを盛り上げるための要素でなく、幽霊から逃げられないためだったなんて!
 マイクが隠したであろう床下の大金も、何のお金だったのか回収されないまま、終わっちゃいました。
 ホラー映画としては、回収しなくても全然OKなんでしょうが、この大金をめぐって事件が起きるのでなければ、この隠し大金の要素自体不必要だった気がしちゃいます。

 『ボディ・パーツ』(1991年)の脚本、監督、『バッドムーン』(1996年)の脚本、監督とエリック・レッドは、もともとホラー映画が好きな監督でした。

 てっきりハードなアクションシーンがてんこ盛りなサスペンス映画だと思っていたので、ちょっとビックリ!

   今作がリリースされたころ、今作がホラー映画だという記事がどこかに出ていて、観るのを後回しにしていて、その後、時間が経って忘れちゃったんでしょうねぇ。ちなみに今作がリリースされたのは2010年ころみたいですね。
 4年前の記憶がまるっきり無い!歳をとると物忘れがひどくなってますね!

 もともと観た映画とかも、良く忘れて同じ映画をレンタルしちゃうなんてコトも昔からしてました!
 『ソフィー・マルソーの刑事物語』(1984年)も2回レンタルしたことがあって、観ている間、「ず~っとどこかで観たコトあるストーリーだなぁ」と思って観てました。中盤から後半にいくまで前に観たコト忘れてました!
 最近では、フランス製のコメディ風の刑事アクション『アンタッチャブルズ』(2012年)も観たコト忘れて借りちゃいました!

 エリック・レッド監督のファンなら観た方が良いかも!
 エリック・レッド監督のファンでなくとも、ホラー映画好きなら、それなりに楽しめるので、良いかも!50点

100FEET [DVD]
エリック・レッド
AMGエンタテインメント
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