『西遊記はじまりのはじまり』
大話西遊之三藏付魔 JOURNEY TO THE WEST: CONQUERING THE DEMONS(2013年中国)
監督 チャウ・シンチー
脚本 チャウ・シンチー
デレク・クォック
ローラ・フォ
ワン・ユン
フォン・チーチャン
ルー・ジェンユー
リー・ションチン
出演 ウェン・ジャン
スー・チー
ホアン・ボー
■ストーリー■
妖怪ハンター、玄装は実力が伴わず、なかなか活躍できないでいた。今日も川で暴れた魚の妖怪を退治しようとするが悪戦苦闘、とそこへ美人妖怪ハンターの段が現れ、さっと退治してしまうのだった!!
ネタバレしてます!!未見の人は観てから読んでください!
■感想■
チャウ・シンチーが監督&脚本のコメディ調西遊記。
「え、なんで今さら西遊記??」
チャウ・シンチーで、西遊記といえば主演作『チャイニーズ・オデッセイ』(1995年)があるのになぜ??というのが観る前の素直な感想でした!!
でも、『チャイニーズ・オデッセイ』は監督がジェフ・ラウで、脚本がケイ・オンなんで、チャウ・シンチーは出演だけだったんで、自分で撮りたかったんでしょう、多分。
『チャイニーズ・オデッセイ』は、「月光の恋」「永遠の恋」の2部作からなるランニングタイムが180分弱のまさに香港映画的なランニングタイムで言うと2本分の超大作で、ストーリーもコメディでゲラゲラ笑わせておいて、いつのまにかラブロマンスになるという傑作でした!!
ストーリーも500年間を行ったり来たりの、1回観ただけでは意味不明のタイムトラベル物としても良く出来てました!!
そんな傑作があるのに、チャウ・シンチーが監督&脚本するってことで、よっぽど撮りたかったんでしょう!!
最初に魚の妖怪が出てきて、次に山奥で鍬みたいな形の武器を持った妖怪が出てきたところで、ストーリーの展開が分かってしまうのが少し残念な感じですが、それなりに楽しく観れました!
『少林サッカー』(2001年)や『カンフーハッスル』(2004年)みたいな面白さを期待しなければ、十分面白いです!!でも、西遊記にはスー・チー演じる女性の妖怪ハンターは登場しないし、多分、最後の方で退場してしまうんだろうなぁ。っていうのが想像できてしまうのはマイナスなところ。
「このスー・チーが使う武器って、孫悟空の頭にはめているやつだよねぇ」っていうのも、観てる人のほとんどみんなが思っちゃうでしょ!!
「玄装と悲劇的な別れが待っているんだ・・・」って思いながら観ちゃいました!!
ところで、日本語吹替え版ですが、斎藤工と貫地谷しほりが吹替えています!!
観終わって吹替えのキャスティングのテロップが出るまで全然気が付きませんでした!!
2人ともうますぎ!!
映画の面白さよりも、2人のうまさにビックリです!!
特にヒロインを吹替えた貫地谷しほりさん、超うますぎ!!調べたら、2人とも吹替えの仕事、ちょこちょこやってるんですね。(貫地谷しほりさんは、ちょこちょこどころか、しっかりやってました。すいません)
作品にもよりますが、芸能人に吹替えを依頼するなら、これくらいうまい俳優の方に依頼して下さい!!そうしたら、作品の価値も変わらないですから!! 70点
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