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『ザ・ホステージ』ガンコ者vs大企業役員

2011-01-13 00:36:15 | ドラマ
ザ・ホステージ
OFF SCREEN(2005年オランダ、ベルギー)
 監督      ピーター・クイパース
 脚本      ヒューゴ・ハイネン
 出演      ジェローン・クラッペ
          ヤン・デクレール
          アストリッド・ヨーステン
          スー・ボールズマンズ

 ■ストーリー■
 孤独なバス運転手ジョン・ヴールマンは、ある日、レンブラントビルに爆弾を持参し、ビルの人間を人質にとるのだった。彼の要求は、ビルに入っているフィリップスの音響・映像部門のベェセリンクを呼び出せというものだった。しかし、フィリップスの会社は、新しいビルにオフィスを移していたのだった。

 ■感想■
 アムステルダムで実際に起きた事件を元に作られたというオランダ、ベルギー製の犯罪ドラマ。
 アムステルダムで、そんな事件、あったんですか??そんな事件、日本では報道されないんでしょうかね??
 監督は『ホラーバス オノバルと魔王フェルシ』(2005年)のピーター・クイパース。
 出演は『ザ・ヒットマン』(2003年)のヤン・デクレールと、ジェローン・クラッペ。

 今作は、数々の映画祭で、評価されました。
 
 【モントリオール世界映画祭】  
   最優秀作品賞、最優秀男優賞(ヤン・デクレール)
 【ヒューストン国際映画祭】    
   特別審査員賞
 【ポルト国際映画祭】
   最優秀監督賞
 【フィラデルフィア映画祭】
   審査員最優秀作品賞
 
 どう見ても近寄りがたい、ガンコオヤジ系の主人公ジョンが、ある日、バスに乗ってきた大企業の役員ベッセリンクの忘れ物を発見したことから、2人の関係が始まります。しかし、実は、その前にジョンは、その大企業にあるクレームをつけていることが分かります。
 フィリップスを潰すかもしれないというクレームって、なんなんでしょう??
 
 ベッセリンクから、「部下にならないか?」と持ちかけられたのに、バスの運転手にこだわる主人公ジョン。自分だったら、すぐに再就職しちゃいますね。まぁ、その提案も本当か、どうか分からないですけどね。
 映画的には、ビルに人質を取って篭城するのも、スンナリ観れましたけど、良く考えると、あんな事件を起こしても、結局、何も解決しそうにないのは、理解できそうなモンですけどね。
 頭が良いのか、悪いのか、良く分からないです!
 とにかく、ガンコってことだけは、良く分かります。

 エンターテイメント系のアクション映画っぽい作品や、犯罪物を想像すると、ちょっと裏切られちゃいます。かなりマジメな作品です。
 家族が見放された孤独な老人(といっても59歳っていう設定です)と、大企業を守ろうとする役員のドラマです。どちからかというと、主演2人の俳優、ヤン・デクレール、ジェローン・クラッペの演技を楽しむような作品ってコトでしょうかね。それでも、まるっきりのマジメ、マジメでなく、かなりエンタメ寄りの作品になっています。

 ところで、今作の主人公ジョンのような男が、ビルに人質を取って篭城しても、特殊部隊に「あっ」と言う間に、制圧されちゃいそうですけど、そこは言っちゃダメなんでしょうね!!55点


ザ・ホステージ [DVD]
ジェローン・クラッベ,ヤン・デクレール,アストリッド・ヨーステン,スー・ボールマンズ,ギス・デ・ラング
トランスワールドアソシエイツ
 
コメント
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