『カメレオン』
(2008年日本)
監督 阪本 順治
脚本 丸山 昇一
出演 藤原 竜也
水川 あさみ
塩屋 瞬
豊原 功輔
萩原 聖人
谷 啓
犬塚 弘
加藤 治子
■ストーリー■
仲間たちと、結婚詐欺を働く伍郎は、ある日、詐欺を行った披露宴会場からの帰り道で、重要な事件の重要参考人が誘拐される現場を目撃してしまうのだった。伍郎は、この件について黙っている代わりに自分達に手出しをしないよう事件の黒幕に会いにいくのだが…。
■感想■
丸山昇一が、松田優作のために書いた脚本を元に映画化した1980年代チックアクション。
丸山昇一の脚本も、面白い作品と、そうでない作品の差が激しいですからね。
今作は、丸山昇一の脚本の作品としては、脚本は、面白い方かもしれないですね!!
「悪くないけど、良くも無い」これが1番の感想です!!
すごく惜しいです!!
アクション映画として、かなり頑張っているとは思うんですけどね!!
見せ場としてのカーチェイス!
格闘シーン!!
クライマックスの銃撃戦!!
けっこう、良いシーンもあるんですけどね~!!
今作が、“1980年代に作られていて、主演が松田優作で、監督が村上透だったら、どんなに良かったのか!!”って思っちゃいます!!
監督は、村川透でなくとも、長谷部安春でもOKでしょうか??
藤原竜也も、アクションシーンも頑張っているし、スタイルもチリチリ頭のヘアースタイルにして、一時期の松田優作チックにしているんですけどねぇ~。
今作の脚本は、TVシリーズ「探偵物語」以前に書かれたようですね。確かに、その頃に製作されていたら、どんなに良かったでしょうかね??“遊戯”シリーズっぽいようなところもところどころにありますけど、今の時代には、やはり似合わない感じのキャラクターなんでしょうかね??現代のストーリーに会うように、脚本もリライトしているんでしょうけど…。
いまどき、ケータイ小説の映画化や、恋愛物や、知能指数を低下させるようなTVドラマの映画化や、難病物で無いだけ、こんな作品を制作しようっていうコトだけでも、プラス10点あげちゃいましょうかね??
でも、監督が阪本順治っていうところが、今一な感じです!!
日本映画って、アクション映画が少ないから、誰が監督すれば良いのか分からないですけどね~。
あと、ヒロインの水川あさみって、あれだけ銃弾を受けて治療も受けていなさそうなのに、生きてるってどういうこと??とどめのような銃弾も受けていました…!
もう1つ、藤原竜也って、最初から義手だったんですか??観なおす気に、なれないんですけど…。登場人物たちが、み~んな、ボソボソ話すから、何を言ってるのか分からないです。
「う~ん、謎を残しつつ、確かめるために、もう1度観ることはなさそうですけど…。」 35点
![]() |
カメレオン [DVD] |
藤原竜也,水川あさみ,塩谷 瞬,豊原功補,萩原聖人 | |
VAP,INC(VAP)(D) |