『アリス・イン・ワンダーランド』
ALICE IN WONDERLAND(2010年アメリカ)
監督 ティム・バートン
脚本 リンダ・ウールヴァートン
原作 ルイス・キャロル
出演 ミア・ワシコウス
ジョニー・デップ
ヘレナ・ボナム=カーター
アン・ハサウェイ
クリスピン・グローヴァー
■ストーリー■
幼いころ、不思議の国で冒険をしたアリスは、そのときの記憶を無くし19歳になっていた。
20歳になる前に、婚約させようとさせられ、自分の婚約パーティに来させられ、突然プロポーズされるのだった。考えさせてくれと、その場を逃げたアリスは、服を着たウサギを見つけ追いかけるのだった。ウサギを追ったアリスは不思議な穴までやってきて、落っこちてしまうのだった。
■感想■
ルイス・キャロル原作「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」の映画化。
監督ティム・バートン、主演ジョニー・デップのディズニー映画。
みんなが知っている「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」を映画化したようなんですが、なんで、いまさら??って感じもしないでもないんですが、良く考えてみると、しばらく実写で劇場作品として映画化されていなかったからまぁ、OKですかね??
かなりハデな戦闘シーンを入れて見応えたっぷりな大エンターテイメント作品に仕上げています。
クライマックスのヒロインのアリスとジャバウォッキーと戦うシーンなんか、『エラゴン遺志を継ぐ者』(2006年)よりよっぽど手に汗握るシーンになっています。
クライマックスシーンは盛り上がるんですけど、そこに行くまでがちょっと間延びした感じがしちゃいます。ランニングタイム109分は長すぎですかね??あと15分くらい短ければ良かったのに。
3D映画なんで、画面に向かって色んな物が飛んでくるシーンが次々出てきますけど、通常の画面で見ると、逆に無駄なシーンにしか思えないです。みんな、そんなに3Dが好きなんでしょうかね??自分は3Dじゃない方が目が疲れなさそうで良いような気がするんですけどね。
映画自体は「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」の原作を、ティム・バートン流に良く仕上げていて、いつも通りティム・バートンの世界観で映像が作られていながら、子供から大人まで楽しく観れる作品になってるんで、ティム・バートン監督の映画ファンには必見ってことですかね。
自分的には、ティム・バートンといえば、やはり『バットマンリターンズ』(1992年)なんですけどね。主人公バットマンよりも、悪役のペンギンの方が感情移入しちゃう作品になっていました!
ティム・バートン監督の熱狂的なファンで無いので自分的には、今ひとつでした。50点
<声の出演>
ジョニー・デップ(マッドハッター) 平田 広明
ミア・ワシコウスカ(アリス) 安藤 瞳
ヘレナ・ボナム=カーター(赤の女王) 朴 璐美
クリスピン・グローヴァー(イソロヴィッチ・ステイン) 藤原 啓治
トウィードルディー、トウィードルダム 小形 満
白うさぎ 塩屋 チェシャ猫 茶風林
青い芋虫 土師 孝也 ヤマネ 京田 尚子
三月うさぎ 大川 透
<日本語版>
演出 佐々木 由香
翻訳 佐藤 恵子
翻訳監修 イアン・マクドゥーガル