『デコーダー[解読者]』
BEACON 77(2009年イギリス)
監督 ブラッド・ワトソン
脚本 デビー・ムーン
原案 ブラッド・ワトソン
出演 ケリー・アダムス
ルーシー・エヴァンス
ジョナサン・ローデス
カリータ・レインフォード
デヴィッド・ホートン
■ストーリー■
大学のゼミの教授、マルコムとつきあっていた学生ゾーイは、友人のサラとマルコムのアパートの部屋へと行くのだった。部屋に行くと、そこにはデクランとケンドラの2人が居座って、何かの研究を行っているのだった。デクランに誘われ、マルコムは部屋を貸し、“ビーコン77”というインターネットラジオを放送していたのだった。デクランは、聖書に隠された予言を探るため、バチカンやCIA、国防省のコンピュータにハッキングしていたのだった。
□■□ネタバレあり!□■□
■感想■
イギリス映画の低予算終末ホラー。
主な登場人物5人で、小さな部屋の中が主な舞台になっています!
「聖書に隠された予言を研究」って、こんなコトをしている人たちに、普通は関わりたくないですよね。今作のヒロインのサラとゾーイって、なんで、1度帰ったのに、部屋に戻って来ちゃうんでしょうね??
絶対に事件に巻き込まれるはず!!
実際、最後は、トンデモないことに…。
「電波系のあっちの方に行っちゃった人を描いたスリラー映画」かと思いきや、最後は「世界規模の終末を描くホラー」になっちゃうあたり、低予算のホラー映画として、それなりの作品になっていますけど、とにかくつまらない!!
発想が良くても、つまらない…。
エンターテイメント作品として、つまらないのは、1番良くないですね。
良く知らないんですけど、聖書ってもともとラテン語か何かで書かれたんじゃなかったでしたっけ??その後、ラテン語で書かれたものを、英訳したんじゃなかったんでしたっけ??ラテン語から英語に訳したときに、暗号がそのまま生きているとは思えないんですけど、どうなんでしょうね??
別にどうでも良いんですけど…。
「聖書に隠された予言」を解明することを題材にしていて、終末ホラーとしては、それなりに面白い発想の作品になっていますけど、それにしても、長い!長い!長い!長い!長い!
ランニングタイム95分を持たせるだけの内容が無いですね!どう考えても70分くらいの内容の映画です!!
日本語吹替えで、なおかつランニングタイムが70分くらいの作品だったら、それなりに楽しめる作品になっていたと思うんですけどね。
もう少しエンターテイメント的に楽しく観れる作品になっていれば良かったのに!!
今作の登場人物のデクランのように、1人だけ納得しちゃっているようで、監督、脚本家のブラッド・ワトソンって1人よがりな演出とストーリーに超不満足な感じです。
理屈っぽい感じで、大したストーリーが無いのは、ちょっと問題ですよね!!いかにもつまらないイギリス映画って感じの作品です。
ホラー映画や、スリラー映画を作るなら、もう少し観客のコトを考えて映画を撮って欲しいですね!! 0点