『ウェイク・ウッド蘇りの森』
WAKE WOOD(2011年イギリス、アイルランド)
監督 デヴィッド・キーティング
脚本 デヴィッド・キーティング
ブレンダン・マッカーシー
原案 ブレンダン・マッカーシー
出演 エイダン・ギレン
ティモシー・スポール
エラ・コネリー
■ストーリー■
1人娘のアリスを失った獣医のパトリックとルイーズの夫婦は、田舎町ウェイクウッドへと引っ越してくるのだった。しかし、その田舎町ウェイクウッドには、ある秘密があったのだ。その秘密とは、1年以内に死んだ者をある儀式によって、3日間だけ甦らせることができるというものだった。そして、その3日間の間に、死んだ者との別れをすますことが出来るというものだった。
その秘密を知ったパトリックとルイーズの夫婦は、厳しい掟の中で、娘のアリスを甦らせるのだが、あるウソをついていたために、思わぬ方向に進んでいくのだった…。
□■□ネタバレあり!□■□
■感想■
英国ハマープロ製作のホラー映画。
スティーヴン・キングの『ペット・セメタリー』みたいなストーリーです。
なんで、同じような題材の作品があるのに、こんな作品を制作したんでしょうかね??
イギリス映画なんで、すご~くていねいに作られてるんですけどね。
ていねいで、落ち着いたトーンの作品なんで、ランニングタイム90分が少しだけ長く感じたかも?ホラー映画を観慣れた映画ファンには、あと10分くらい短くてテンポを良くしても良かったかも??
でも、残酷なシーンや、怖い(痛そうな)シーンの連続です。それも動物がらみの・・・。
現実に起きそうな痛そうなシーンに、思わず目をそらしちゃいました(←ウソですけど)
こういう謎の儀式をするときに、あるコトをウソをついたら、ろくなコトがないのは想像がつきそうなんですけど、主人公の夫婦はわらにもすがる思いだったんでしょうねぇ。
これで、3日間で、静かに「さようなら」してたら、ホラー映画にならないですもんね。
最後のオチはいかにも、ホラー映画的でいらなかったかも??
普通に奥さんが土の中に、持って行かれて終わりの方が良かったかも??
とにかく、今作の教訓は「ウソはついちゃダメ!」っていうことですかね?
それにしても、英国のハマープロがなんで、こんな普通のホラー映画を作ってしまったんでしょうか?
自分的には、どうせだったら、吸血鬼ドラキュラのシリーズや、フランケンシュタイン博士物とかを作って欲しかったです。
『妖女ゴーゴン』や『吸血狼男』のリメイクや、カーミラ系のセクシー系な吸血鬼物、クォーターマス博士が登場するSFとか、せっかくのクラシック系なキャラクターのシリーズを製作していたんだから、それを生かして話題にして映画を作れば良かったのに・・・。
ハマープロダクションが、吸血鬼ドラキュラ物を作るって、言ったら、それだけで、ホラー映画ファンは喜んで観に行っちゃいますよね。 50点
オープニングの対決シーンは大傑作のシーン
ホラー映画にスパイ映画の要素を!
ブライアン・クレメンス脚本、監督。
ハマープロの研究本