『TRICK トリック』
TRICK(2010年ポーランド)
監督 ヤン・フリニャック
脚本 ミハウ・ザブウォッキ
原案 ミハウ・ザブウォッキー
出演 ピョートル・アダムチク
マリアン・ジエドジェル
カロリーナ・グルシュカ
■ストーリー■
ポーランドでニセ札の偽造グループが捕らえられる。偽造の鋳型を製造したコバレフスキーは刑務所に送られるのだった。そんなとき、アフガニスタンでポーランドのシェブチク議員がテロリストに捕らえられ600万ドルが要求されるのだった。NATO加盟国としては、テロリストの要求を呑まないため、ポーランド政府はコバレフスキーに、減刑を条件に身代金のニセ札を刷らせることにするのだった。
■感想■
ポーランド製のサスペンス映画。
内容は、犯罪系です。面白さは、1980年代の日本の2時間サスペンスプラスαってところでしょうか??
ほめるほど面白くなく、わざわざ否定するほどつまらなくも無いって感じです。
ただ、この内容で、ランニングタイム95分は長すぎ!あと15分くらい短ければ、テンポも良かったのに。
かつて、地上波で放送枠のあった90分枠の映画枠で放映するんだったら、ちょうど良い感じの作品かも。90分枠、正確には85分枠が多かったですけど、その枠だったら実質本編68分~75分くらいだから、カットして、今作も面白くなったでしょう。
でも、こういう未公開作品が深夜とかに90分枠で放送されるような時代はもう来ないんでしょうね。寂しいですけど、映画を観たければレンタルするか、購入して観ろっていうのが流れなんでしょうねぇ。
ドラマや、お笑い番組だけじゃなく、映画も地上波でもっと放映して欲しいですね。
最初はハデなシーンから始まるので、これはアクション系なのかな?と思っていると、あとは地味なシーンばかりで、最後は、ちょっとしたヒネリも入れてそれなりにハッピーエンディングに。
でも、全体の印象は、「なんか、地味な内容の犯罪物だったな」ってことに落ち着いちゃいます。
まぁ、今作の特徴は、珍しいポーランド映画のサスペンス映画ってことが1番の特徴でしょうかね。
日本語吹替えで観たんですけど、ちょっと違和感が・・・。
う~ん、日本語吹替えが合っていない・・・。
大メジャーで無いからかもしれませんが、今作の日本語吹替えはさすがにヒドイかも。
なんか、日本語吹替えが気になって画面に集中できない・・。作品そのものを破壊しちゃう『ウォンテッド』(2008年)のDAIGOの吹替えよりはマシですけどね。
まぁ、だからといって、字幕で観ようとは思わないんですけどね。 50点
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TRICK [DVD] |
ピョートル・アダムチク,マリアン・ジエドジェル,アンジェイ・ヒラ,イェジー・トレラ |
アメイジングD.C. |
<声の出演>
コバレフスキー 阿部 晋一
ブコレフスキー 佐藤 宇
エラ 鳥飼 愛美
ロベルト 出月 勝彦
教授 かとうかおる
刑事 児玉 進吾
カロル 新藤 涼平
モーリー 静 弦太郎
スカル 睦月 さや
所長 加藤 優季
TVレポーター 木村 ゆめこ