『未来警察 FUTURE X-COPS』
未来警察 FUTURE X-COP(2010年香港、台湾)
監督 ウォン・ジン
脚本 ウォン・ジン
出演 アンディ・ラウ
バービー・スー
シュー・チャオ
ファン・ビンビン
マイク・ハー
■ストーリー■
2080年、石油に代わる新エネルギーを開発したマー博士は、石油会社が送り込んだサイボーグ暗殺団の襲撃に遭うが、警官ジーハオの活躍で何とか助かるのだった。しかし、ジーハオの同僚で妻のメイリーは襲撃時に命を落としてしまうのだった。
博士の暗殺を謀る石油会社は、政府が開発したタイムマシンを使い、サイボーグ暗殺団の生き残りのカーロンたちを60年前にタイムワープさせ、12歳のマー博士を殺させようとするのだった。妻を失ったジーハオは、自らサイボーグになり、娘のチチとともに2020年へとタイムワープするのだった。
■感想■
ウォン・ジン脚本、監督のSF映画。
サイボーグ、アンドロイド、変身するバイク、タイムマシン等、なんでもありの香港、台湾のSF映画。
60年前の世界に娘のチチと行ったのに、なぜか未来の記憶の無いチチ。なぜ、なぜ、まぁ、香港映画だから、適当なんでしょうか??
「あれ、父親と一緒に60年後から来たのに、未来の記憶無くしちゃってる・・・」
と、油断して観ていたら、ちゃんと、そのあたりのコトは説明されます!!
バカにしちゃいけないですよね、香港映画!
それも、脚本、監督は、香港映画界のエンターテイメント映画の巨匠ウォン・ジンですもんね。
暗殺に失敗したからって、タイムマシンで過去に行っちゃうなんて、まさに“ターミネーター”そのまんまの設定!
2020年のアンディ・ラウが普段は大きなメガネをかけて情け無い警官を演じているのは“スーパーマン”のノリ。
そんなオリジナリティが薄い感じも手伝って、ついウッカリ勘違いしちゃいました。
アンディ・ラウと、娘のチチとのラストのやりとりは、本当に感動的なんですから!
やっぱり、香港映画は、油断出来ないです!!
それにしても、暗殺者とか主人公とか、強くなるために、あんなサイボーグになるんでしょうかね??
ところで、今作は、ちゃんと劇場公開されているんですよね。
エンターテイメント作品の香港映画が劇場公開されるだけでうれしくなっちゃいます。
今年は、「ニュー香港ノワール・フェス」ということで、『強奪のトライアングル』『コンシェンス 裏切りの炎』『やがて哀しき復讐者』の3作品も劇場公開されましたし、その他にもダンテ・ラム監督の『ビースト・ストーカー 証人』も公開されました。
最近は、香港映画が劇場公開されていなかった印象があるんですけど、今年は多い印象を受けますね。
香港映画が劇場公開はもちろんですけど、DVDスルーでもかまわないので、たくさん観れるようになるとウレシイんですけどねぇ~。 65点
未来警察 [DVD] | |
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