『ダイ・ハード ラスト・デイ』
A GOOD DAY TO DIE HARD(2012年アメリカ)
監督 ジョン・ムーア
脚本 スキップ・ウッズ
出演 ブルース・ウィリス
ジェイ・コートニー
セバスチャン・コッホ
ラシャ・ブコヴィッチ
コール・ハウザー
メアリー・エリザベス・ウィンステッド
■ストーリー■
ニューヨーク市警のジョン・マクレーンは、長い間、疎遠にしていた息子ジャックがロシアで事件を起こし裁判が行われることを知り、1人モスクワへ。渋滞で混雑し裁判に遅れそうになるジョンの前で、裁判所が爆破され混乱状態に!
ジョンは、裁判所から事件の首謀者とされる容疑者コマロフとともに逃走する息子ジャックを偶然見つけ追跡するのだったが…。
■感想■
アクション映画の大傑作『ダイ・ハード』(1988年)の第5作目。
主演はもちろん、ブルース・ウィリス。
詳しくは調べていないんですが、今作はネットでの評判とかもあまり良く無かったみたいなので、観るのが先送り、先送りで伸ばし伸ばしになっていたら、2015年2月1日TV朝日の「日曜洋画劇場」で放送されちゃいました!
ランニングタイムが98分なので、2時間枠の映画劇場で本編ノーカット放送できる長さの作品になっちゃいました!98分というコトもあるんでしょうが、本当にこじんまりした作品になってました!
主人公のブルース・ウィリスが、息子を追いかけるために、街中破壊しながら、自動車を外国の民間人から奪いながらの大活躍!
「エッ!これって、活躍でなく犯罪者では??」
こじんまりしてるとか、ブルース・ウィリスがとてつもなくヒドイやつだとか、そういうことは、どうでも良くなるくらい、盛り上がらない上に、ストーリーがZ級のアクション映画なみのデキ。
監督のジョン・ムーアは『エネミーライン』(2001年)『マックス・ペイン』(2008年)の監督ですが、なぜ、「ダイ・ハード」シリーズの監督に選らばれたんでしょうか??何の特長もない監督っていう印象しかないんですが、どうなんでしょう??
今作は、監督が悪いというより脚本に問題ありなんでしょうけど…。
脚本はスキップ・ウッズ。『ウルヴァリン X-MEN ZERO』(2009年)『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』(2010年)の脚本家ですが、1人で書くには荷が重すぎたんでしょうかね??
突っ込みどころ満載ですが、あげていったらキリがない!
自分は映画を観ていてあまり突っ込みどころを感じない方なんですが、今作は別!!
外国で暴れまわるニューヨーク市警の刑事。
裁判所から一緒に逃げるためだけに犯罪を犯すジャック。
途中から何もしないCIA。
外国の内政干渉をまるで正義の行いのごとく描いてる点でアウトでしょう!1960年代のスパイ映画じゃないんだから!!
あと、後半にでてくる放射線を除去する化学物質の存在!!
こんな化学物質あるなら、この化学物質で合法的に商売をした方が儲かるのでは??
「ダイ・ハード」シリーズも、2作目以降ブルース・ウィリスの不死身ぶりが作を追うごとにエスカレートしてきましたが、目に余る不死身ぶり!!
もうタイトルの「ダイ・ハード」はやめて「インモータル」にしちゃえば良いのに!!
今作も「ダイ・ハード」シリーズとして観ないで、C級アクション映画として観れば全然気にならないかもしれないんですけどねぇ。 30点
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