『人造人間13号』
13 EERIE(2014年カナダ)
監督 ローウェル・ディーン
脚本 クリスチャン・ピアース・ベドリー
出演 キャサリン・イサベル
ブレンダン・フェア
マイケル・シャンクス
ブレンダン・フレッチャー
ニック・モラン
■ストーリー■
科学捜査の検死の試験のため、教授は実習生として学生6人を連れて、人里離れた元刑務所のある山奥へとやってくる。この試験では本物の死体を使って検死させ、成績の良かった2人を、空きのできた化学捜査の検死官へと採用することとなっていた。
学生たちは2人1組となり試験を始めるだったが、死体は3体用意されていたが、それ以外にもう1体謎の死体があり、その死体が突然動き出し、学生たちを襲い始めるのだった。運転と炊事で雇われたラリーは、この地域でかつて軍が謎の実験が行われたいた言い伝えを知っていたため、教授に学生たちを逃すよう働きかけるのだが…。
□■□ネタバレあり!!□■□
■感想■
6人の学生と、その指導にあたる教授がゾンビに襲われるカナダ製の低予算ホラー&SF映画。
6人の学生たちはお互いに連絡を取り合ってはいけないというルールで研修を受けていて、なおかつトランシーバーの調子が悪いという設定なので、学生たちがオンビに襲われて人数が減ってきても、なかなかお互いに連絡が取れず、こういう作品にありがちな「全員で危険な場所から早く脱出しちゃえば良いのに…」的な突っ込みもなく、面白く観れました!!
今作は軍の実験で死刑囚が不死身の何かになってしまったという設定で、正確にはゾンビではないです。でも、このゾンビみたいな怪物に襲われて噛まれると、当然死んだあと同じようなゾンビになってしまうといういつものルールが適用されています!!
今作では途中で撃たれて、ひどい状態になってしまうヒロインのボーイフレンド役で「ロズウェル星の恋人たち」のブレンダン・フェアが出演しています!!今でもTVで活躍中の俳優がこういう低予算ホラー&SF映画に出演するとうれしくなっちゃいます!!
まぁ、彼を撃っちゃうのは、ゾンビを倒そうとしたガールフレンドなんですけど!!
低予算のホラー映画ファンだったら、すごく楽しめる作品になっています!!低予算と言っても、87分と短めのランニングタイムで、けっこうテンポも良いですし、いくつも見せ場を用意していて楽しく観れます!!
3組に分かれた学生のチームが、それぞれゾンビに襲われるので、見せ場がたくさん!!
3組以外にも、教授と運転手がいるので、主な登場人物が4つに分かれているので。4つのメンバーの場面をうまく見せているので、退屈しません。
教授がいる本部の小屋に、みんなで一晩立てこもるのかと思えば、さっさと乗ってきたバスに乗って逃げようとする展開は、ゾンビ映画の定番の展開を無視していて、行動が早くて良かったです!!
学生を助けに行った教授も、てっきりやられちゃうのかと思えば、無事だし、こういう映画を観なれている映画ファンは想像を裏切られてそれなりに、楽しめるはず!!
タイトルに使われている”EERIE”ですが、あまり使われていない言葉なので、少し新鮮でした!!
自分は、エクソシストのイタリア版亜流作品『恐るべき衝動 美しき画学生の異常現象』(1974年)のアメリカ版タイトル”THE EERIE MIDNIGHT HORROR SHOW ”くらいしか思いつかなかったです。
もちろん、日本未公開の作品とかにはけっこうつかわれているんでしょうけど。 65点
人造人間13号 [DVD] | |
キャサリン・イザベル,ブレンダン・フェア,ブレンダン・フレッチャー,マイケル・シャンクス,ニック・モラン | |
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