『マーメイド・イン・パリ』
UNE SIRENE A PARIS(2020年フランス)
監督:マチアス・マルジウ
脚本:マチアス・マルジウ
ステファヌ・ランドフスキ
原案:マチアス・マルジウ
出演:ニコラ・デュヴォシェル
マリリン・リマ
ロッシ・デ・パルマ
ロマーヌ・ポーランジェ
チェッキー・カリョ
■ストーリー■
父親と一緒に船を改造したバー“フラワーバーガー”で働くガスパールは、大手チェーンに”フラワーバーガー”を売りに出すと言われ怒って家路につく。ある夜、傷を負って倒れていた人魚を助け病院に連れていく。保険証がないため病院で診察を受けれず自宅へ連れて帰りバスタブにつけ傷の手当てを行うのだった。病院で、人魚の歌声を聞いた医師は瀕死の状態に、、。
人魚は、ルラと名乗り、その歌声で男たちを虜にし心臓を破裂させ殺してしまう能力を持っていた。ルラが言うには、日が2回昇る前に海に帰らないと死んでしまうので家に帰りたいというのだった。
ルラの歌声はガスパールには効果がなかった。ガスパールは失恋を繰り返したせいで心がすでに破れていたためだった、、、。
□■□ほんのちょっとネタバレしてます□■□
映画の最後の方のこと書いてるので観てから読んで下さい!
■感想■
フランスの人魚映画。
原題にもありますが、歌声で人を殺すので今作はセイレーンです。まぁ、セイレーンも人魚とも言われてるみたいなんで、特に問題ないですけど、、。
セルビアのフランコ・ネロ出演のホラー映画『マーメイドNYMPH』(2014年)。
1956年の『怪物の女性 海獣の霊を呼ぶ女』のリメイク『人喰い人魚伝説』(2000年)。
ロシアのホラー映画『黒人魚』(2018年)。
ポーランドのコメディ調ホラー『ゆれる人魚』(2015年)。
低予算の人魚よりも医師の方が怖いホラー『ロスト・マーメイド』(2019年)
そんな特別チェックしているわけではないのですが、ついつい”人魚映画”観てしまいます!!
失恋の影響で人魚の歌声を聞いても死なない主人公ですが、案の定、ルラのことが気になり始めて、、、徐々に心臓に影響が、、。
海に帰らないと死んでしまう人魚、彼女のコトを好きになったら歌声で死んでしまう男、当然安易な恋愛映画のようなハッピーエンディングにならないところも良い感じです!!基本コメディ映画なのに、、、。
最後、2人が出会えたとしても、ガスパール死んじゃうでしょう、、。ルラが歌わなければ大丈夫なんでしょうか??
フランス映画っぽく、すごーくおしゃれな感じ、、。
ガスパールのアパートとか、フラワーバーガーのインテリアとか、、。
恋愛映画なんて、20本観たことないかも??そんな自分でも今作はすごく楽しく観れました!!今作も恋愛映画にはジャンル分けされないんでしょうけど、、。