『REVENGE リベンジ 鮮血の処刑人』
ARMY OF ONE(2020年アメリカ)
監督:スティーブン・ダラム
脚本:メアリー・アン・バーンズ
デヴィッド・ディットリンガー
エレン・ホルマン
スティーブン・ダラム(ノンクレジット)
原案:スティーブン・ダラム
出演:エレン・ホルマン
マット・パスモア
■ストーリー■
刑事のディロンは捜査中にケガを負い、休暇でディロンは妻ブレナーと田舎の山奥へバカンスに出かけることにするのだった。
山奥をランニング中に雨に降られた2人は近くの家に雨宿りで入ってHして過ごすのだった。その後、不法侵入したその家に隠し部屋があることに気づき、調べると隠し部屋には大量の武器が、、、。 家から出ようとするが、家の住人が帰ってきてしまい2人は捕らわれてしまう、夫ディロンは殺され、ブレナーも撃たれ近くに置かれるのだが、、、。
銃撃されたもののブレナーは致命傷でなく、復活した彼女は夫の仇を討つため犯人たちを殺していくのだった。ブレナーは女性初のレンジャー隊員だった、、。
■感想■
レンジャー隊員の女性が夫を殺した犯罪者たちに復讐するアクション映画。
ヒロインを殺したと思って捨てたら、実は生きてて逆襲されちゃいます!!
どうして同じような設定の映画が作られちゃうんでしょう??
それも、同じような設定、内容。
それだけに、今作だけの魅力を感じるところが欲しかった!!
淡々と、ユルユルとランニングタイム88分間過ぎていきます!!
少しだけゴアシーンがあるものの、基本的にはTVムービーチックな感じです!!
女性が犯罪者のグループに反撃するアクション映画としては、南アフリカ共和国のアクション映画『EMMA デッド・オア・キル』(2017年)の方が面白かったです、、、。
こういう女性が反撃していく作品って、毎年毎年色んな国で作られていて、製作本数でいったら、1つのジャンルになるくらい多くの作品がつくられているのに、、なぜかどの作品も今一つな感じ、、。
映画冒頭、ヒロインの夫が犯罪現場と思われるところへ踏み込むシーンがあるんですが、このシーンとか必要でしょうか??ヒロインの夫が私服警官の設定自体必要ないのでは??
旅行に行くシーンから映画が始まっても良かったのでは??
ヒロインがレンジャー隊員だという設定だけあれば十分だと思うんですが、、。
ヒロインが強いという設定で、とにかく殺しまくり!!
犯人たちは油断しすぎ、、。夫の方は即死系で殺したのに、、肝心のジョン・ランボーみたいな奥さんが死んでいたのか確認せずに山奥のゴミ捨て場にポイって。
ヒロインは、ジョン・ランボーみたいなのに(そこまでじゃないですけど、、)、敵がショボすぎー。
田舎町のチンピラ相手に、本気出しすぎで、レベルが違いすぎで爽快感が逆になくなっちゃいました、、。
緊張感もほとんどなく、観終わって3か月もしたら、観たコトも覚えていられるか、、自信ないです。
ヒロインがあまり強くなかった『EMMA エマ デッド・オア・キル』(2017年)よりも爽快感なし、、。
『エクスペンダブルズ2』(2012年)まではいかないですけど、今作も明らかに主人公が弱いものイジメ、、、。
こういう作品にありがちなHなシーンもないので、そういうシーン目当ての映画ファンもがっかり。
アクション迫力度 ★
敵がショボイ度 ★★★★★
スリラー度 ★
Hなシーン度 なし
でも、1番の問題は、ストーリー上、ヒロインたちが森の中で雨宿りして、他人の家で勝手にHって行動に問題ありでは??
監督のスティーヴン・ダラムは、日本公開作品だと『グラディエーター・バイオレット』(2007年)を監督していますが、製作を主にしているみたいです。
殺人鬼がバスの人々を殺していく"DEATH FACTORY"(2014年)、カメラをつけられた状態で起きた若者たちが生き残るために殺しあうシチュエーションホラー"HEAD GAME"(2018年)、失踪した両親を探す男を描くモンスター系ホラー”THE DARK WITHIN”(2019年)、2014年のホラー映画『鬼畜の森 ゴアマスク・ファーマー』の続編"REDWOOD MASSACRE ANNIHILATION"(2020年)、、。
とにかくほとんどの作品が未公開なので、また『グラディエーター・バイオレット』も未見なので良く分からないですけど、今作のようなアクション映画系より、ホラー映画の方が合っているのかもしれないですね、、。