『カエル女』
BAD BLOOD THE MOVIE(2016年アメリカ)
監督:ティム・レイス
脚本:ティム・レイス
出演:メアリー・マロイ
ヴィカス・アダム
トロイ・ハルヴァーソン
トミ・ラヴィンダー
ブライアン・トロクセル
■ストーリー■
ドライトン群刑務所から囚人でマーク・ベルトラン医師が脱走したとラジオのニュースが報道していた。ベルトランを追った警官たちは水かきをした怪物たちにやられてしまっていた、、。
父を亡くしたヴィクトリアは、再婚した母親リリアン、再婚相手のウェイド、ウェイドの連れ子ジュニアの住む家に戻って来る。ウェイドと合わないヴィクトリアは友人ケリーに誘われパーティにいくため家を抜け出し、途中ガソリンスタンドへ寄るがそこでそこで謎の生物の襲われてしまうのだった、、。
□■□ネタバレあり□■□
今回ネタバレしてるので観てから読んで下さい!
■感想■
カエル人間に襲われた女性が、満月にカエル人間になってしまうという変則的狼男(カエル人間)映画。
ランニングタイム80分の作品なのに、リリアンとウェイドが雇った元刑事ポールの暴力衝動を描いた妄想シーンが何度も描かれます、、、。
なんで何回も??
前半から中盤にかけては、かなりノンビリした展開で、、あーー、またZ級かな??
と、思っていると、ヴィクトリアがカエル人間になってからはかなり見ごたえがあって、あっという間にクライマックスに、、、。
前半から、このスピード感があればッ!!
すごーくもったいないです!!
カエル人間の造形も悪くないし、、。
脚本少しだけ練り直して、ちゃんとした撮影監督だったら、メチャクチャ面白い映画になったと思うんですが、、、どうでしょう??
ヒロインの母親や、母親の再婚相手ウェイドの連れ子ジュニアとかも容赦なく退場!!
それを言ったら、ヒロインの友人のケリーもあっという間に退場でした、、。
アメリカの自動車アルコールチェックしないとエンジンも動かない車種もあるんですね、、。
ウェイドもまさか、、アルコールチェックで退場するとはね、、。
麻酔薬が効いたりするんで、カエル人間は拳銃で撃たれたらやられちゃうんでしょうねぇ、、。
でも、武器をもっていない状態で遭ったら、どうしようもなさそうですね、、。
クラシックなモンスターじゃないんで、銀の弾丸以外ではやられないとか特別なルールとか無いんでしょうねー。
なんでカエルなの??
冒頭、刑務所を脱獄したベルトラン医師とガソリンスタンドの青年が一緒に研究していたの??(多分)
ベルトラン医師は刑務所に入れられて初めての満月だったの??
ヴィクトリアは家に帰ってきたっていうコトらしいですけど、どこか違う町や都会で何かあったの??
色んな疑問がわきますけど、一切説明なし、、。
そこまで潔くするなら、全体でもっとコンパクトにしてあと、15分くらい短くして、ポールの変な妄想シーンや、時間が戻ったりするような演出とかしないで普通に時間軸通りに撮ってくれれば良かったのに、、。
テンポが良くなって、それだけで10倍くらい面白く観れたかも??
でも、元刑事ポールの妄想シーンとか、鼻に大きな注射器をぶっさすシーンとか、子どもを置いてウェイドが家から逃げるシーンとか、もしかして、監督&脚本のはコメディタッチにしたかったんでしょうか??ゴアシーンとかけっこう頑張ってるので、かなりブラックなコメディにしたかったのかも??
カエル人間の造形度 ★★★★★
後半の展開の勢い度 ★★★
モンスター映画度 ★★★
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