『落下の解剖学』
ANATOMIE D'UNE CHUTE(2023年フランス)
監督:ジュスティーヌ・トリエ
脚本:ジュスティーヌ・トリエ
アルチュール・アラリ
出演:ザンドラ・ヒュラー
スワン・アルロー
ミロ・マシャド・グラネール
アントワーヌ・レナルツ
サミュエル・タイス
■ストーリー■
人里離れたフランスの雪山の山荘に住む作家サンドラは学生からのインタヴューを受けるが、それを快く思わなかったのか、階上の夫が大きな音楽をかけインタヴューしづらくなり学生は帰っていくのだった。その後、視覚が不自由な11歳の息子ダニエルが、家のそばの雪の上で転落死している父親を発見するのだった。当初は事故死と思われたが、前日に夫婦がケンカしていたことがわかりサンドラは殺人の容疑がかかるのだった、、。サンドラは知り合いの弁護士ヴァンサンに弁護を依頼するのだが、、。
□■□ジャンルの違う法廷ドラマの話に、□■□
今作の熱心なファンの方は読まないで下さい。腹が立つと思うので、、。
■感想■
フランスの法廷ミステリー映画。
いかにも、フランスの映画ファンが喜びそうな、、解決はしてけれど、、観終わったあと今作について話し合ってネ、、。みたいな作品でした。
フランス映画って知らずに観たら、、「今作ってフランス映画みたい」って思ったかも??
今回はフランス映画って知ってから観たんですが、、。
「落下の解剖学」っていうタイトルからサスペンス映画??って思ったんですが、、しっかりとした法廷映画でした、、。
ランニングタイム152分!!
長いですけど、次の展開はどうなるんだろう??と思いながら楽しく観れました!!
Z級のどうしようもない80分くらいのサスペンス映画より、全然観やすい!!
Z級映画と比べて、すいません、、
こういう法廷映画を観ると、いつも書いちゃうんですが、「弁護士ペトロチェリー」(1974-1976年)なら45分で、CM入れて60分で、事件解決、、真犯人まで突き止めちゃいます!!
「弁護士ペリー・メイスン」(1957-1966年)も45分で事件解決ですけど、、。1980年代の「新・弁護士ペリー・メイスン」だと100分くらいかかっちゃいますけど、、。
「弁護士ペトロチェリー」は1974年の『弁護士ペトロチェリー 殺したのは私じゃない』がパイロット版なんですが、、実は最近まで知らなかったんですが、、主人公ペトロチェリーのキャラクターは『殺人者の影』(1970年)に登場したとのコト!!
字幕で良いので、、どこかのBSで放送してくれないでしょうか?『殺人者の影』は劇場未公開でTV東京の85分枠の「火曜名画劇場」で放映されたみたいです。オリジナルのランニングタイムが117分なので、かなりカットされていますが、、観てみたい、、。
「弁護士ペトロチェリー」はパイロット版以外の60分枠のエピソードが全部で44エピソードあって、日本でTV放映されたのは22エピソード、、残りの22エピソードも観たいです。。
1970年代のTVドラマなんてソフト化されにくいんでしょうけど、、「弁護士ペトロチェリー」とかブルーレイ化して欲しい、、。
弁護士物のドラマだったら「弁護士ペトロチェリー」が個人的にオススメ!!
探偵物だったら、デヴィッド・ジャンセン主演の「追跡者ハリーオー」(別題:「追跡者」)がオススメ!!
デヴィッド・ジャンセン演じるハリー・オーウェルの吹替を納谷悟朗、ヘンリー・ダロウ演じるクインラン警部の吹替を中田浩二、途中でサンディエゴからロサンゼルスに場所を変えて、関わる警察の警部補はアンソニー・ザーブ演じるトレンチ警部補の吹替を家弓家正が吹替えてました。時代とはいえ、超豪華な吹替です!!
その他の作品で、自分の好きなアメリカのTVドラマは「刑事コロンボ」「事件記者コルチャック」でしょうか、、。
なんか、全部1970年代のドラマばかり、、。
『落下の解剖学』について、何も書いてないです、、。
マジメなドラマ度 ★★★★
ミステリー度 ★★
フランス映画っぽい度 ★★★★
「ペリー・メイスン」のドラマはシーズン7以降DVD-BOXになりました。
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