『ブラック・ストーン 呪いの召喚石』
KRAMPUS UNLEASHED(2016年アメリカ)
監督:ロバート・コンウェイ
脚本:ロバート・コンウェイ
出演:アメリア・ブラントリー
ブライアン・ホール
キャロライン・ラセター
テイラー・バックリー
ティム・サウアー
■ストーリー■
西部に未開の土地が残る1898年、ドイツ生まれのアウトローはアメリカ南西部の土地の人々を恐怖に陥れた。彼は砂漠に略奪品を埋め、埋蔵された財宝に近づけば恐ろしい目に遭い生き地獄を味わうと警告を残して消えた。警告が忘れ去られた頃、トレジャーハンターがその埋蔵品を発見し、その中にある石を発見する。トレジャーハンターの1人がそれが聖ニコラウスが武器として使っていた召喚石だと気づくがその話を信用しない残りのハンターたちが取り合い誤ってランタンに着けてしまい召喚石が光りだし、怪物が現れハンターたちは皆殺しにされるのだった。
時は移り、現代、クリスマスの時期、祖父母の家に久々にやってきた夫婦ウィルとアンバー、そして2人の子どもたちフィオナ、トミー。また、アンバーの兄のデイヴィッドと妻のビブと子どもトロイも祖父母の家に向かっていた。家に着いた2家族の父親たちと子どもは砂金を取りに行き、トミーが川で召喚石を見つけ拾うのだった。
家でトミーが召喚石を見ているとトロイが召喚石を奪いうっかりタバコの火の熱で封印を解いてしまうのだった、、、。
■感想■
サンタクロースの持っていた召喚石に封印されていたモンスターが暴れるモンスター映画。
一体、今作は誰が対象の作品なんでしょう??
トレジャーハンターたちが殺されるシーンは夜のシーンということもあり、いつもの低予算ホラー、、
と思わせて、舞台が現代になると、普通のファミリー映画みたいな展開に。
主人公も家族のトミーなの??って感じでファミリー映画モードで進んでいくかと思いきや、UMAを見つけてようとしていたハンターたちの惨殺シーン!!
地元の女性ボニーが彼氏ジェームズといちゃつくシーンでの上半身ポロリ(正確には堂々とです)シーン。
え、ファミリー映画でなかったの??
冒頭のトレジャーハンターたちが襲われるシーンでゴアシーンっぽいのがあったから気づけ!ってことなんでしょうが、、。つい観ちゃってたら、、。
昔の地上波のテレビだったら、そんなの当たり前だったんですけど、最近はうるさいですからね。
その後はモンスター映画のように殺されまくりで、ジェームズは喰われてました。
その後は、完全ホラー映画で、無関係に殺されまくり、犠牲者出まくり!!
主人公の家族を描くシーンは時間稼ぎだったんでしょうか?
ランニングタイム80分(実質本編76分)ですから、、そういうシーンがないと65分くらいになってしまうかでしょうか??
65分なら、それはそれで良いんでけど、、。
Z級だと思って観始めたので、このレベルなら、超合格!!
ファミリー映画風の前半と、中盤からのポロリシーン、適度にあるゴアシーンのこのアンバランスさもけっこう好き!!
犠牲者出まくりもメジャー作品ならOK出ないレベルの非情さ!!
ぎりB級未満みたいな感じで、自分は楽しめました!!
ゴアシーン度 ★★
低予算にしては観れる度 ★★★
このあとトミーとフィオナはどうするの度 ★★★★
今作の監督、脚本、製作のロバート・コンウェイは、『アライバル‐X』(2015年)の監督です。こちらは未見ですので機会があったら観てみたいです。
今作の前年2015年にやはりクランパスが出てくる”Krampus The Reckoning”を監督しています。
また、2018年にはクランパスが第1次世界大戦時代に暴れる”Krampus Origins”の脚本を書いています。
クランパスにこだわりがあるんでしょうね。
2019年には面白そうなウエスタン”Eminence Hill”も監督しています。【ワイルドバンチ映画祭】2019で長編映画賞受賞していますし、こっちの方も観たいですねー。
脚本だけだとホラー”The Covenant”(2017年)、Sci-Fi"Battlefield 2025"(2020年)、ウエスタン"Skinwalker"(2021年)とコンスタントに活動し続けています。日本では今作だけみたいですが、、。
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